29面  家電をインテリアやアクセサリとして

家電製品の売れ筋の色が変わり、見た目を重視する消費者が増えてきた。という記事に対する考察。

まで、白物家電と言えば白であり、炊飯器といえば楕円であった。しかし、最近は白物家電にも色が付き始め(赤や黒)、形も楕円でなく四角など従来の発想に捉われない商品が増えている。
なぜなのか?そこには消費者の心理が深く関係している。
今まで消費者は所有することに満足を感じていた。だが、生活に必要なものをすでに保有している現在、新たにモノを所有することに満足を感じなくなってきた。そこで、モノをただ所有するのではなく、他人とは違った個性を発揮できる要因としてモノを所有するようになった。
昨年来の不況により、消費者の消費意欲は低下しつつある。しかし、このような消費者の心理を突くことにより、新たな市場を開拓することができれば、まだまだ企業は売上を伸ばすことが可能であろう。