35面・社説より

裁判員制度についての記事

裁判員制度の導入から、全国で初の裁判員裁判が始まった。
今回は女性5人、男性1人の計6人の裁判員が参加する。
この裁判員制度の課題となってくるのは、参加する一般人の裁判員に対して裁判についての理解が及ぶかどうかである。我々一般市民の健全な常識が司法に適切に反映される事は叶うだろうか。

この仕組みについて、私も大きな可能性を感じている。記事にあるように、これは司法改革・社会改革・政治改革の一端であると感じられる。民主主義国家として、国民は「権利」を持ち主張するが、その実は内情や意味を知らずに「権利」という名を振りかざしているに過ぎないと感じる。主権者意識をこういった仕組みで高めることによって、国民が国家を考える時代が訪れる兆しが見えてくるのではないだろうか。