2011年7月の地上デジタル放送への完全移行に向けて、生活保護世帯など経済弱者に地デジチューナーを無料給付(アンテナ改修を含む)する支援事業を進めている総務省は、昨年12月28日で終了した09年度の申し込み受け付けを、2月26日まで延長するんだそうです。

 実際に申し込んだ生活保護世帯の人とお話する機会がありました。いわゆる文化住宅在住で、一本のアンテナから部屋ごとに配信という受信システムなんです。

 今回の地デジ化ではアンテナの改修も対象なんですが、申し込んでもアンテナの改修までは対象になりませんでした。19chのテレビ大阪が受信できるからだそうです。
 UHFTV放送の低い周波数部分で1~10chが割り当てられているので、現行のアンテナでも地デジに同調するようです。大阪名物(?)VU一体型TVアンテナのUHF部分は、世間一般のUHFTVアンテナより低い周波数で設計されていますものね。
 テレビ大阪を含めて在阪7局が映れば十分だろ……という理屈なんです。

 しかし大阪人にとっての阪神タイガースの位置づけは低いものではないわけで、試合開始から試合終了までちゃんと放送するサンテレビが見られないのはいかがなものかと思います。

 総務省デジタル放送受信者支援室は、巨人こと読売ジャイアンツから金を貰っているのかと疑いたくもなりますが。勘ぐりすぎですけどね。