社長の話、部下の話
自分は、サラリーマン時代の頃、勤めていた社長にその当時から経営学の本を読むよう勧められていた。
特に、 「経営の神様」 と呼ばれた松下幸之助氏の著書を多く読んだ。
その中の一つにこう書かれていた。
氏は、70億円の私財を投じて松下政経熟を開き、次代の日本を担う指導者の育成に力を注いだ。
氏から薫陶を受けた一人で、政経熟の塾頭を務めた上甲晃さんは、強く教えられたことのひとつに 「聞き上手の大切さ」 を語っていました。
幸之助氏は
「部長は社長の話をしっかり聞くが、部下の話などは充分に聞いていない。また一個百円の乾電池を買ってくれたお客さんと百万円の買い物をしてくれたお客さんのどちらに対しても、同じように頭を下げ、言うことに耳を傾けられるのは、本当に人間のできた人物だけ。なかなか、こうはできないよ」 と、身近な例を挙げながら、他人の話を聞くことの難しさを語っていた。
最後に氏は、「聞く耳を持たないと人間は成長しない。聞くことは他人を受け入れることなのだよ」 と締めくくっていた。
自分たちも、毎日多くの人の話を聞き会話をしています。心を開いて聞いているでしょうか?
つい忙しかったりすると、相手の話も右から左へ聞き流してしまうこともしばしあります。
聞き上手になって、人間的にも成長していきたいものですね!