日渡 早紀 作

1987年~1994年の足掛け13年半に渡って花とゆめに連載された作品
30代の女性には懐かしい作品で有ろう。
現世と前世が入り交じった、現世に前世が影響を与えて物語が進みます。

改めて読み直して、当初は12話で完了予定だとか、4部構成だったり
と新しい発見が

第1部の5巻35ページ迄
この当時はやっていた、アニメネタがあって今更ながら
著作権は大丈夫なの???
リアルに読んでいる人はいいが、知らない人はどうかな~
と思いますが、今でもスッピンオフ企画が有ったり、
作画家を変えて、連載中だとかなので、探してみて
この段階ではこんなに長く続くとは思わない。
この段階では楽しい、面白い作品

第2部は13巻55ページ迄
ここは凄いぞ多感な10代からの前世論議が
巻き起こり、困った作者が、そうではないと
いいおさめています。
ちょうどこの時期に生まれ変わりを信じて自殺した
女子学生がいたから、大変な事だと
この作品のターニングポイントだったね

第3部は14巻115ページ迄
さもありし(意味不明)
最終章に向けたプロローグ

第4章は
主人公の前世の記憶を思い出させて
(重複する事が有りましたが)
最後迄きっちり仕上げるだけ、
で破綻をさせずにちゃんと仕上げてくれました。

連載中には広告欄がありそこに作者の近状報告があり
そこが読者とのコミュニケーションの場となって
少年誌ではあり得ないし、そこが第1部と第2部
の面白さにもつながっています。

その当時はこんなブログなどが無かったから、
一部では盛り上がったが、あれば別の盛り上がりが
あったと思う。

温故知新だ

おわり

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (7)/日渡 早紀

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