『ニコニコ動画が未来を作る -ドワンゴ物語-』 佐々木俊尚 | 徒然なる読書日記、たまに映画日記

『ニコニコ動画が未来を作る -ドワンゴ物語-』 佐々木俊尚

初めてニコニコ動画を見たとき、「これはすげ~」って思ったのを思い出した。
動画の上をコメントが流れていくというシンプルなアイディアに本当に衝撃を受けた。
まさに、1のアイディアで10も100もやってしまったような、そんな感じだった。

ニコニコ動画が未来をつくる ドワンゴ物語 (アスキー新書)/佐々木 俊尚

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最初、この本自体にはそんなに興味が無かったんですが、レビューを読んだら「まさにドワンゴ物語のような本だ」と書かれていたものだから、つい即買いしてしまった。

でもまあ、最初の方は面白くない。笑
Bio_100%とか知らんし、「昔はこんな環境で苦労してネット使ってたんだぞ」っていうのも正直もう聞き飽きたしね。

この本の本番は3章「デスマーチの日々」から。これは断言できる。
創業期のドワンゴは積極的にゲーム廃人を採用してたんですが、この理論がすごい、これは刺さった。
---------以下抜粋----------
ゲームに勝つためには、とにかくロジックを磨かなければならない。ロジックが必要なゲームジャンルは、シミュレーションだけではない。一見、たんある反射神経だけが必要に見えるアクションゲームであっても、ゲームの応答性を計算し、インターフェイスをどう利用するのかといった知恵を絞る必要がある。そうした要素を全部計算して挑むのが、ゲームだ。(中略)だから「廃人」であっても、ゲームをやりこんでいるヘビーゲーマーだったら、きっとそういうロジックの能力があるし、ロジックが極限にまで鍛え上げられているはずだ!
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なんとまあ、これよんで「麻雀できるやつは仕事が出来る」を思い出した。笑

ようするに、創業者からしてぶっ飛んでんですわ。


ドワンゴと言えば着ボイスですが、まあそれは置いといて、
やっぱり一番面白かったのは5章のニコニコ動画ができるところ。
なんかもう、なんていうか全然エレガントじゃないの。
切羽詰まって、やべーやべー言いながらなんとか試作品作って、あれ?意外に良いじゃん!みたいな。
サービス名を「ニコニコ動画」にしたくだりなんて、最高だわ。
この人達、細い綱渡ってんな~って感じ。
しかも、赤字って言う。笑

それでも、冒頭書いたようにニコニコ動画から受けた感動は計り知れないものだったし、今でもそう思っている。
きっと、こんなサービス生まれたのは彼らが
「それ面白そうじゃん、やろうよ」
みたいなノリで仕事で来てるからなんだろうな。

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