『さらばアメリカ』 大前研一 | 徒然なる読書日記、たまに映画日記

『さらばアメリカ』 大前研一

またまた大前研一。今回は最新刊。

さらばアメリカ/大前 研一


最初に断っておくと、大前研一は別にアメリカが嫌いなわけではないようです。
その証拠に英題は、So, long America! ...until you come back to yourself.となっています。
つまり、あのころのアメリカは良かったな~ってことです。

・経済大国であったはずのアメリカが今では世界恐慌の発信地に
・世界の警察であったはずのアメリカが世界の嫌われ者に
・正しいジャーナリズムをもっていたはずのアメリカが...

とアメリカの過去の栄光と現在の状態を色々な軸から論評しています。

著者はコンサルタントらしく、なぜこうなったのか?どうすれば解決できるのかが明確に書かれています。
毎度毎度この明確さには目を見張るものがあります。

さらに毎度のことですが日本のアメリカに対する立場に関しても憂いを込めて書かれてますね。
駄目になったアメリカと一緒になるな!
アメリカの51個目の州のままでいいのか!
といったまあまあ良く言われていることですが。

最終的にアメリカがやるべきことが3つ挙げられています。
それに付け加えて日本が選択すべきオプションも3つ。
(まだまだ政界に興味があるように思いますが、それは僕の深読みでしょうか?)

ですが、それはネタバレなので伏せておくとして、
結局は
「レギュラー放送の意地悪なジャイアンから映画版の優しいジャイアンになれ」
ってことです。

この本を読むとアメリカも大変だなと同情心すら憶えるので、アメリカ嫌いの方にはお勧めかもしれません。