今日は境界知能について。


私は『境界知能者』です。


疾患というより、状態像。

知能が健常者と知的障害者の間、という感じ。


3年前精神科で行ったWAISという知能検査で分かりました。

知能検査の結果の公表はしませんが、私の総合IQは70でした。


自分のIQは低い気がしていたから70という数値には驚かなかったけど、

でも↑動画を初めて見た時に泣いたということは傷付いてたのかも。

動画の中で先生が仰っていた言葉が有り難かったというのもあります。


WAISの結果はもう少し高い項目もあればもっと低い項目もあり

その差が大きいことも私の生きづらさに繋がっているようですが、

今回のタイトルは境界知能ということで、IQ70にだけ着目します。


IQ70とは境界知能(IQ85〜IQ70)の中でも下位で、知的障害スレスレ。

もし私が子供の頃に知能検査を受けていたなら療育手帳も取れたかも。


ただ私の場合、このIQ70という数値は知能障害からくるものではなく、

発達障害の程度が重いが故に各検査IQを下げているからということで、

知的障害ではなく、境界知能と発達障害という検査結果になりました。


私は幼稚園から大学までを普通校・級を卒業できてしまいましたが、

本当は普通校の普通級ではなく、支援級や支援校が良かったそうです。

普通校・級についていくのは大変だったから、その通りだと思います。

大人になり支援と繋がった今後も、様々な援助が途切れず必要だそう。


境界知能は外見からでは分かりませんが、日常の困り事は沢山です。


同世代が当たり前にできる自己管理がいつまで経ってもできない。

知能が低い故に理解力に乏しく、簡単な説明でも理解ができない。

自分の思いを言葉にすることが難しくコミュニケーションが難しい。

理解力や応用力に乏しいため簡単な仕事でもミスを連発しトラブる。

善悪の判断やコミュニケーションが難しいため被害に遭いやすい。

出来ないことを積み重ねて生きてきているため自己肯定感が低い。


などなど?

挙げればキリがない、能力の低さ故にできないことは沢山あります。


でもきっと、動画の中で益田先生が述べてくれている、「苦しいかもしれないが、胸を張って生きていくことが重要」なんだと思います。


これからも境界知能故に悔しい思いをすることも沢山あるでしょう。

それでも私は、自分が想う幸せを目指して生きていきたいと思います。


※早稲田メンタルクリニックの精神科医でyoutuberの、益田裕介先生の動画リンクをお借りしました。問題があれば削除いたします。