またまた投稿。
今日は、前回の続きの脳性麻痺の二次障害。
『筋緊張』を心理面から見た話をしますね。
脳性麻痺の症状のひとつの『筋緊張』
体のこわばりや、筋肉のつっぱり感。
体の動かしにくさや体の痛みに繋がる。
「筋緊張が高い」とか、「筋緊張が強い」という言い方をします。
大人になるにつれて徐々に強まりコントロールが難しくなる気が。
『筋緊張』、意識すればするほど強まってしまう特徴があるから。
実に複雑です。
私の場合、人が大勢いるとスムーズに動けなくなります。
例えば、歩き方がぎこちなくなったり歩けなくなったり、
手でコップ(カップ)を持てずに嚥下がしにくくなったり。
だから、
筋緊張は心理的要因でその強弱が左右されると思っています。
脳性麻痺者が精神疾患を併発しているという意味ではなく、
動く時に、心理的要因によっても動きやすさが都度変わる。
日常生活に支障が出てしまうのですが、
しかしそれ故に誤診?!もされやすい。
例えば不安障害や社交不安障害などの不安症群だったり、
話せなくなる場面緘黙症の体版の動けなくなる場面緘動。
さらに極めつけは、『アルプスの少女ハイジのクララ』
アルプスの少女ハイジのクララは、心因性歩行障害、いわゆるヒステリーと言われていますよね。
脳性麻痺の筋緊張や二次障害への正しい知識がなければ、
「動けないのは精神的要因では?」と思われてしまう。
私も大学病院で検査した時に、「クララ」と言われました。
大学病院に紹介状を書いてくれた医師はその結果を信じたけど
精神科の医師は脳性麻痺を重視して、「簡単に精神疾患にしてはいけない」とのことでした。
脳性麻痺の動けなさって、筋緊張によるものなんです。
そしてその筋緊張の度合いは心理的要因にも左右される。
その日その日の筋緊張は、身体×心理で度合いが決まる。
今日はどんな要因で筋緊張が高まっているのかな?と自分を観察してみること。
意識すればするほど強まってしまうため、周囲をあまり気にはしすぎないこと。
心理的要因で筋緊張が強まる方には、
そんな視点も大切かもしれないですね。
かく言う私も筋緊張対策として、抗不安薬など服用しています。
日々ゆるりと生活していきましょう😊