今日

殿:「セレン 先月から俺が言ってんの覚えるな」

私:「うん あたしに借金する事やろ?」

それは先月に遡るんですが、私に金を借りたいといい出しました。殿が言うに次女の大学と奥さんの車のローンとで自分の学校の費用が足りないと言うのです。
私達は色々ありましたが、お金の貸し借りは一切ありましたが、金銭感覚は全く正反対でした。
冗談半分ではよく言っていましたが、今回はマジらしく今日も逢ったら頼むと言うのです。

殿:「もし言うたら貸してくれるよね?」

この申し出を素直に『うん』とは言えなかった私。
私は未だ働いていないし、何よりも関係を考えたら借りるのに躊躇したのです。
殿はお金にはルーズな方じゃないし、約束は必ず守る人・・・・・、そんな点では借すのには何も問題はないのです。
私的には長女が働いているんだから、長女に借りたらいいじゃないかと思うのです。
でも

殿:「娘に借りるだけは俺は嫌や」

嫌?

あんら親子やろ?

私だって以前に母に金を借しました、でも親子だし、本当に困っていたから借したのです。
以前私は殿に「金は他人や!」と言いました。
それは母から「親子でも金は他人や」と言う教えから来ているモノで、どんな人でもお金の貸し借りは絶対駄目だとも教えられました。

殿:「おかんの教えら忘れてしまえ!それに俺らは他人か?腐れ縁やろ?」

腐れ縁?

私達は不倫関係で私は貴方の『愛人』なんです。
腐れ縁で金借すんなら、誰にでも貸さないと駄目じゃないですか?
貴方はその『愛人』に金を借りようとしているんですよ?
私が貴方ならそれこそプライドが許せませんけどね。
断ると・・・・・

殿:「やっぱり俺より金を取るんやな」

意思の弱いは渋々承諾しましたが・・・私がどんな気分で居るか判らないでしょうね。
本当に頼る者が居ないなら私だって考えます。

なんで娘を頼よらんのや?

愛人を頼る方がよっぽど恥だと言う事に気が付いて欲しいです。
初めて頼ってくれて内心は嬉しかったけど、そんな風にしか家族を見ていない人にいくら好きだからと言って気持ちよくお金なんか貸せません。

今夜から殿は部活の試合応援の為、山梨県へ行きました・・・・・明日には帰って来るそうですが。
殿はどんな気分で山梨県に行ったんでしょうね~。