お昼のバスに間に合わす様に松山市を後にした私と殿は電車を乗り継ぎ、再び今治市へ戻って来ました。

殿:「バスまでまだ時間があるから時間までお父さんの家に行こう」

私:「うん でも 家覚えてんの?」

殿:「そない遠ないし 記憶を辿って行ったらお父さんの家に行けるやろ」

さ迷いながら家に到着しました。

父:「あれ?おはよう 早かったな」

家に上がり、前日買ったお土産を渡しました。

父:「すまんよう~ 気ぃつこてくれやんでも良かったのに・・・・・」

さらに

父:「今日帰るんじゃな 何時頃のバスに乗るん?」

私:「1時のハズやで」
前日の松山市に行った事やら色々話をしました。
時間も少しあったし、ついでに今治城も見るかいい初めました。
その際、父が

父:「この家の裏に親父がおるけん 逢う?」

私:「親父・・・・・?私のお祖父ちゃん?逢うよ」

父:「そうか?なら読んでくるわ」

外出する為に玄関を降りるとメガネをかけた小柄な中年男性が顔を覗かしていました。

父:「わしの親父や」

そう・・・・・そのおじさんは私の実の祖父だったんです。

祖:「セレンか!大きゅうなって!あんなこまい子がこない大きゅうなって・・・・・」

90歳だそうです。
母方の祖父とは違う威勢いいお祖父ちゃんでした。

私:「・・・・ごめんね 私全然 覚えてないねん」

ご対面の後、今治城を少し見て時間が迫ってくるので時期に父の自宅へ戻り、荷物をまとめました。

その前にもう1度、祖父に挨拶をすると見るとまた玄関に知らないおばさんが。

父:「わしの義理の妹や」

妹:「私の事 覚えてる?」

関西で母の身内しからしない私には記憶がありません。
祖父に挨拶しました。
私:「これで帰ります また来るよって 長生きしてな」

祖:「ほうかほうか まっちょるけん」

バス停へ。

その際、奥さんからも
奥:「また来るばい まっちょるけん」

父:「気を付けて帰りや」

殿・私:「ありがとうございました」

大阪行きのバスに乗り、今治を後にしました。
殿:「また 行くぞ でも今度はもうちょっと涼しくなってからや 勿論 一緒に行ってくれるよね」

私は愛媛に来て良かったです。
一緒に付き合ってくれた殿に感謝したいです。
また行く・・・・・かも?