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今から30年ほど昔
父親が体調を崩し検査の結果、即入院
病名を偽り、胃を全摘出する手術をして退院
それからの生活はあまり思い出したくない状態で。。。
その後、再発し入院
当時の医療では
この病気になったら治る見込みは無く
告知などもまばらで。。。
父親のような気の小さい人間には
本当の病名は絶対に内緒にして過ごしてきました
その頃の母親は整形外科医院に勤めており
私もそこで受付のアルバイトをしてて
我が家の内情を知る
この医院の整形外科医に言われた言葉は
「後悔しないように看病しなさい」
17歳の若い私には
この言葉の意味の深さが理解出来ず
父親のことが苦手だったので
辛くあたることもありましたが
病室で、これだけ看病したからいいだろう
今日はこれもしてあげたし満足だろう・・・とか
思えば、とても一方的な看病の仕方で
大人になってから
父親は迷惑だったのかも。。。とか
もっとこうしてあげたほうが喜んだんじゃないかな・・・とか
学生じゃなく働いていたら
ちょっとした旅行にも連れていけたかも。。。とか
後悔しないように看病してきたつもりでしたが
後悔と反省がつきまといます
そして、13年前に母親が心臓の大手術を受けて
それから、交通事故にあったりリュウマチやら
白内障やら胆石やら骨折やらと、検査入院も含めて
病院のお世話にならない年はないくらい
ひっきりなしに入院と手術で。。。
その度に私はあの整形外科医の言葉が頭によぎり
心がえぐられるような思いで母親に付き添ってきました
母親は頭も内臓もしっかりしているので
入院の準備は自分でするし、よく食べるし
不死鳥のように必ず帰還いたします
そんなこんなで10年以上過ごしてきましたが
かなり高齢になってきましたし
今回の入院のことも考えると
。。。色々なことを
気持ちの中にとどめておかないと。。。と思いました
「後悔しないように看病しなさい」
あの整形外科医の言葉は
大人になって理解出来るようになったと思いましたが
それから、更に年齢を経た現在。。。思うことは
「後悔しない看病なんて無いんじゃないかな」
相手がどんなに喜んで満足してくれても
周りがどんなに「貴方はよくやってくれてる」と認めてくれても
自分自身は「もっとこうしておけば」。。。とか
「もっと・もっと」が際限なく湧き出てきます
「後悔しない看病」に「頂点」など無いのです
これから、更に年齢を経たら
あの、整形外科医の言葉を
どのように感じるているのでしょう
それでも
早く、よくなってね。元気になってね。
その気持ちと行動だけはいつも同じなんですね