オレはクロスケ。
ゆいちゃんは無邪気な小学一年女子だ。
ピカチュウが大好きで
ピカチュウを描いて欲しいと
ご主人様にしきりにお願いする。
出来上がったものを見ると
ゆいちゃんは失望と怒りをまぜた様な
声をして
コレはピカチュウと違う。
ご主人様もあまり上手くないと
思ったものか困った顔をする。
それからゆいちゃんは遠慮なく
ピカチュウはこんなに太った姿ではない。
その上、目が大きすぎて違う。
ご主人様はゆいちゃんのご機嫌をとる
ため約束をする。
今度は太ってないピカチュウを描く。
以前、ご主人様はオレの顔を描きあげた。
オレの輪郭はこんなに太っているとは
どうしても思われない。
目はこんなに離れていない。
オレはもっとイケメンだ。