オレはクロスケ。
今日7/18オレの家に珍客が来た。
何というものかよく知らないが
白色の上衣と袴を着ている。
足には白足袋にセッタを履いている。
ご主人様は深くお辞儀をして
宮司さんよろしくお願いします
と神棚のある部屋に案内する。
オレは今までこんな事は見た事が
ないから喜んで廊下の隅から見る。
宮司はまず三方の酒と水の容器に
手をのばしうやうやしく蓋を開ける。
そして
それでは10年祭を始めます。
胸のたもとから紙を取り出して
のりとを読み始める
目を閉じて
かしこみ…かしこみ…
式が終わると姉上様は
次は私の葬式です。
すると宮司はウフッと笑い
私かもしれませんね。
珍客が帰ったので珍客が残した物を
オレは確認する。
サカキは青青としてうまそうだ。
しかし
サカキを匂うとオレにはキツイので
食べるのはやめた。