起こったとみえて台所から
ちょっと来て‼️
と大きな声で呼ぶ。
オレとご主人様は
姉上様の襲撃に備えるため返事をしない。
まだ起きて来ないの⁉️
ご主人様はガバッと布団の上に起き上がり
何?何⁉️
と台所に首を突っ込んだ。
姉上様は牛乳パックのフタに親指と人差し指を
当てて一生懸命に回す。
うまく開かない。
牛乳ばかりじゃない、ペットボトルも
ジャムも思い通りにならない物がたくさんある。
と姉上様は不平な顔つきをする。
そして
手術前より不便な生活になった。
と大げさに嘆く。
姉上様の指は手術後1ヶ月経過してもなお
一本一本が固く痺れ思うように動かない。
そしてうまく整列していない。
ご主人様は呑気なもので
まぁ、気を長くして良くなる時を待とう。
しかし困ったことが起きた。
オレは減量作戦でひもじくて我慢できず
姉上様に追加を訴える。
すると姉上様はマネキンの手を見せて