正直でやさしいミッキーは
「ボクは本当は人間なんだ」って
夢と魔法の王国のゲートをくぐったすぐの広場で
アタマを取ってそう言ってみんなを出迎えた。
こどもたちにうそを付いてる気がして。
それはいけないことだと感じて。
今日から始まるスペシャルパレード。
楽しみに待ってやってきたこどもたち。
びっくりしたけど、ミッキーの正直で勇気ある告白に
こどもたちはわきあがった。
「すごいね!ミッキー!」
「よく言ったね!ミッキー!」
口々にミッキーを褒め称えた。
「ありがとう!でもボクはずっと変わらずに『ミッキー』だよ!
さあ、これから始まるスペシャルパレードを一緒に楽しもうね!」
ミッキーがトゥーンタウンに住んでいない事も
王国を一歩出てしまえば人間だって事も
全部、全部こどもたちは最初から知ってる。
ミッキーが根っからやさしくて「バカ」がつくほど正直なのも
そんなミッキーだから「こどもたち」の事を一生懸命考えて
「これが一番いい」って思える方法を取ったのも
全部、全部知ってる。
こどものほうがオトナなんだよ。
でもね。
みんなの笑顔があふれる新しいパレードの後ろのほうで
「ミッキー…」って小さく泣きながら
立ち上がって手を振ることもできなかった
たくさんのこどもたちがいたのを忘れないでね。
その子たちは「温かく迎え」られなかった冷たい子たちでもない。
ミッキーを褒めてあげられなかったイジワルな子たちでもない。
待ちに待ったスペシャルパレードを「ミッキー」と過ごしたかっただけ。
「ミッキー」がいなくなったみたいでちょっと寂しかっただけ。
そんなことはないってわかってる。
「ミッキー」でいてくれるってわかってる。
もちろん最初から「ミッキー」じゃなかったのもわかってる。
やさしいミッキーが大好きだから。
自分が一番にほめてあげたいのに。
それをできなかったことを悲しく、寂しく思って
ナミダが出てしまっただけ。
「その場のみんなあったかかった」って言って
その子たちを「なかったこと」にしないでね。
笑えなかったその子たちに
「だってちゃんとミッキーの口からいってくれたじゃない」とか
「感動したよね」とか
「ほめてあげて」とか
正論ぶちかまさないでね。
そんな事は百も承知だ
わかってるけど、どうしていいんだかわかんないような
そんな寂しさがおそってくることだってあるんだもの。
余裕のある人がその気持ちによりそってあげたっていいじゃない。
「そうだね」って気持ち汲んであげるだけでいいじゃない。
だって、わかってるんだもん。
わかってること、何度も言わなくていいじゃない。
どうか、その子たちをせめないであげてね、お願い。
もうちょっと「夢と魔法」の中でふわふわしてたかっただけなんだよね。
あーあ…ホントにミッキーってヤツは…
「ボクは本当は人間なんだ」って
夢と魔法の王国のゲートをくぐったすぐの広場で
アタマを取ってそう言ってみんなを出迎えた。
こどもたちにうそを付いてる気がして。
それはいけないことだと感じて。
今日から始まるスペシャルパレード。
楽しみに待ってやってきたこどもたち。
びっくりしたけど、ミッキーの正直で勇気ある告白に
こどもたちはわきあがった。
「すごいね!ミッキー!」
「よく言ったね!ミッキー!」
口々にミッキーを褒め称えた。
「ありがとう!でもボクはずっと変わらずに『ミッキー』だよ!
さあ、これから始まるスペシャルパレードを一緒に楽しもうね!」
ミッキーがトゥーンタウンに住んでいない事も
王国を一歩出てしまえば人間だって事も
全部、全部こどもたちは最初から知ってる。
ミッキーが根っからやさしくて「バカ」がつくほど正直なのも
そんなミッキーだから「こどもたち」の事を一生懸命考えて
「これが一番いい」って思える方法を取ったのも
全部、全部知ってる。
こどものほうがオトナなんだよ。
でもね。
みんなの笑顔があふれる新しいパレードの後ろのほうで
「ミッキー…」って小さく泣きながら
立ち上がって手を振ることもできなかった
たくさんのこどもたちがいたのを忘れないでね。
その子たちは「温かく迎え」られなかった冷たい子たちでもない。
ミッキーを褒めてあげられなかったイジワルな子たちでもない。
待ちに待ったスペシャルパレードを「ミッキー」と過ごしたかっただけ。
「ミッキー」がいなくなったみたいでちょっと寂しかっただけ。
そんなことはないってわかってる。
「ミッキー」でいてくれるってわかってる。
もちろん最初から「ミッキー」じゃなかったのもわかってる。
やさしいミッキーが大好きだから。
自分が一番にほめてあげたいのに。
それをできなかったことを悲しく、寂しく思って
ナミダが出てしまっただけ。
「その場のみんなあったかかった」って言って
その子たちを「なかったこと」にしないでね。
笑えなかったその子たちに
「だってちゃんとミッキーの口からいってくれたじゃない」とか
「感動したよね」とか
「ほめてあげて」とか
正論ぶちかまさないでね。
そんな事は百も承知だ
わかってるけど、どうしていいんだかわかんないような
そんな寂しさがおそってくることだってあるんだもの。
余裕のある人がその気持ちによりそってあげたっていいじゃない。
「そうだね」って気持ち汲んであげるだけでいいじゃない。
だって、わかってるんだもん。
わかってること、何度も言わなくていいじゃない。
どうか、その子たちをせめないであげてね、お願い。
もうちょっと「夢と魔法」の中でふわふわしてたかっただけなんだよね。
あーあ…ホントにミッキーってヤツは…