久しぶりに会えたあなたは

最後に見た時よりも髪が伸びていた


利発そうなおでこも 太くてりりしさを感じる眉毛も

少し稚さを漂わせる耳も すっかり見えないくらい


「たぶんもう染めないかな」

そう言って黒いままの髪をくしゃくしゃっと触ってみせた


初めてあなたに会えたときも

そんな黒い髪だった


浅黒く焼けた肌に

その髪の色はとてもよく似合ってて


汗に濡れて さらに深い色になるのを

見るのが好きだった




あの夏みたいだね



少しだけ焼けたあなたの肌と 

だいぶ伸びたあなたの素直な髪を

指でゆっくり確かめる



Crazy for you



嘘じゃないなら

この指を絡めたままで


そしたら夜も怖くないのに