CPAPの器械の維持・管理にはどのような手間がかかるのでしょうか?(その1)〜通院に際して | CPAP(シーパップ)お悩みあるある 〜現役医師が答えます

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Dr.Jがこれまでに体験したCPAPについての話を中心にお話していきます。

こんにちは、Dr.Jです。

 

 

 

前回までは

CPAPの持ち歩きで大変という話

でした。

 

 

 

CPAPを使い続けるに当たっても
いろんな手間やコスト(費用)が必要となります。

 

 

手間の一つと考えられるのは
通院に関してのものです。

 

 

ここ日本の医療制度では

CPAPの器械本体はホースやマスクを含めて
レンタル業者を通じてのレンタル
行っているのが通常です。

 

 

この際のお金の流れを表すと以下のようになります。

 

 

 

CPAP装置のレンタル業者(またはメーカ)は

医療機関を介した形で患者さんにCPAP器械を
貸し出しています。

 

 

クリニックが業者側に払うお金は2方向から来ています。

 

 

そのうちの1つは
患者さんが医療機関を受診された際に
医師からの指導や管理に対して払ったお金です。

 

 

この額はその患者さんの健康保険負担率によって変わり、

 

3割負担なら約4500〜5000円

2割負担なら約3000円

1割負担なら約1500円

といったようになっています。

 

 

もう1つは
医療機関で行った診療内容が記載された
書類(「レセプト」と呼ばれます)を
月毎に出すことによって、


その内容が順当であると認められた場合

支払基金から払われる分です。

 

 

この場合、
患者さんが3割負担ならば、あとの7割分

患者さんが1割負担ならば、あとの9割分

 

が支払基金から医療機関に支払われます。

 

 

そして、それらを合わせたお金で医療機関は
毎月のレンタル料金をレンタル業者(メーカー)
に支払う
形となっています。
 

 

 

ところで
一旦、CPAPを始めた場合、

何年間CPAPを使い続けることになるのでしょうか?

 

 

これまでのCPAP患者のデータを見てみると

平均で50歳あたりで始められているようです。

 

 

このCPAPをもしも一生続けていくとした場合、

 

現在の日本の平均寿命が
男性で81.47歳、女性で87.57歳ですから、

 

差し引きで約30年程度となります。

 

 

そうすると、3割負担の場合は

 

1年で約5万5000円〜6万円

 

掛かることになりますので、

 

単純計算で

 

10年で約55万円〜60万円

20年で約110万円〜120万円

30年で約165万円〜180万円

 

かかることになります。

 

 

これらは通院時の保険分支払いだけでも
必要となるお金です。

 

 

例えば、かかりつけの医療機関が遠くて
交通費が掛かる場合は、

それも合わせて考える必要があります。

 

 

結構掛かる感じですよね。
 

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