<変動間接費の例>
A製品・B製品共通に利用する機械のメンテナンス費
間接費 変動費
(メンテナンス作業1Hあたり100円)
<固定直接費の例>
A製品の製造だけに利用する機械の減価償却費
直接費 固定費
(年10,000円)
いきなり例を書いてしまいましたが、今更ながら、入門レベルのことを書こうと思います。
原価要素の分類についてです。
①直接費・間接費(製品との関連における分類)
②変動費・固定費(操業度との関連における分類)
この二つの分類は観点が異なるものであり、それぞれの組み合わせで、
①変動直接費
②変動間接費
③固定直接費
④固定間接費
以上の4通りすべてがあり得るのは当然字面ではわかるのですが、たまに「変動費なのに間接費ってどんなものがあるんだっけ?」と思ってしまうことがありました。
問題は解けても、実際の工場をイメージできていないし、理解できていない証拠ですね。
机上で問題ばかり解いていると、「変動費=製品一個作る度に投入する材料費」って感じで、製品の生産数量だけに比例しているようなイメージになっちゃうんですよね。
ほかにも、「製品一個作るのに時給900円の直接工が2時間作業して・・・」みたいな感じで、変動費は結局生産数量に比例してるように思っていしまいます。
2つの分類がしっかりと理解できていないからですね。
つまり、「原価がどのような態様で発生するのか(操業度の関連)」という分類と、「どこに投入した原価なのか(製品との関連)」という分類がしっかりと区別できていないということですね。
そして、変動費は、操業度に比例するといっても、一つの操業度のみに比例しているわけではなく、それぞれの費目ごとに比例する操業度が異なる場合があるということですね。
「毎期一定額が固定的に発生する固定費ではない」ってくらいに捉えておく方がいいかもしれませんね。
だって、製造間接費の配賦基準を直接作業時間にしてるからって、実際に工場で発生するすべての製造間接費が直接作業時間に比例して発生しているわけではないですもんね。
原価計算は人為的なものってことを忘れないようにしないといけませんね。
直接材料費などは、だいたい「カローラ1台のためにドア4個ラインに投入」みたいに発生しそうですが、他にも、「カローラの生産ラインの機械に対して潤滑油を投入」とかしたりするんでしょうね。こういったものが複数製品を生産してるラインの場合には製造変動間接費になるんでしょうね。
「製品のために生産ラインに投入」と「生産ラインそのものために投入」ってことがありそうだなってイメージはもっておこうと思います。
そして後者はさまざまな費用がさまざまなタイミングで発生するけどそれを大雑把に機械時間に比例して発生するとみなしてしまって原価計算することが多いのかな?って思っておくことにします。
最後に、「等級別総合原価計算のときに直接費って存在しない!」って言っていた人がいましたが、当然存在します。
例えば、「コーラを5,000ml作るのに天然水を3,000ml投入したら」それは直接費であり、それを350ml缶用や500mlペットボトル用に分けているだけだからです。
- 原価計算/岡本 清

- ¥9,450
- Amazon.co.jp
美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?―できるビジネスパーソンになるための管理会計入門!/林 總

¥1,575
Amazon.co.jp
最新経営管理会計の基本と仕組みがよーくわかる本 (Shuwasystem Business Guide Book)/志村 和次郎

¥1,680
Amazon.co.jp
やさしくわかる原価計算 (入門ビジュアル・アカウンティング)/都甲 和幸

¥1,575
Amazon.co.jp






















