以前、監査法人に採用決まった後
TACでお世話になってた講師の一人に挨拶に行った訳なんですよ。
因みに、論文合格した後その方と顔を合わせたのは初めてでした。
だって不承不承いく事になったコンサル会社なんて
恥ずかしくて人に言えないもん。
その時その方に
「僕も試験合格した後、大手監査法人で三年程監査やってたけど
とにかくつまらなくてねぇ~」
と言われまして
その時は
「良く聞きますねそれ。
でもどうしてつまらないって言われるのでしょうかねっ」
て返した訳なんですよ。
そしたら、その方の回答は
「監査って現実、問題無限定適正意見って結論がハナから決まってて
それに持っていくプロセスだからじゃない?」
実際に監査ってやってみると
それ、大いにありますね・・・
実際、僕でもサンプル抜いて
担当者に質問&それが分かる資料お願いする時には
監査調書には早くも、
【結論】適正に会計処理されている
と書かれてる何てザラですから。
で、少額パス出来ない検出事項が有れば
何やってんだよ、こっちの仕事増やすなよ
面倒臭せーなー
と思っちゃったり
検出事項が出ても、少額出来る内容なら
主査に報告だけして
「よっしゃ~セーフ!」何て思いながら
かくがくしかじかでダメだけど
金額的重要性が僅少なため会社の会計処理を容認する
みたいな事を尤もらしく文書化する何てザラですから。
と、まぁこんな感じで
監査って、監査論の講義ではとかく尤もらしい事言いますが
とにかく出来レースの要素が少なくないんですよ。
この出来レースの要素が
論文式本試験を合格し、監査に期待し
胸を躍らされている新人を幻滅させているのでは
無いだろうか。