内部留保が十分でない中小企業にとって売掛金の滞留や貸倒れは、その企業の死活問題に繋がりかねない。
それにも拘らず意外にも不良債権化した経緯・理由等々を十分調査、整理し、将来の与信管理に生かせている中小企業は少ない。
なぜだろうか? 往々にして、中小企業は売ることに注力して与信管理にまで十分に手が回らないのだろう・・・
そういう企業は是非、力の置き所をちょっとシフトして、与信管理を考えてほしい。
不良債権化した原因を調査し、再発防止のためのルールを整備運用してゆき見直しを繰り返してゆくことでしか企業のリスク管理体制が強化されることは無いのだから。