先週まで自宅勤務等で通常業務にあたれなかった企業も、今週から多くが通常業務に戻ってきました。

私たちも3末に向けてそろそろ監査に本腰を入れる時期となってまいりました。


今回の大震災により、会計監査に与える影響もかなり大きなものとなります。

そもそも、決算をcloseできるのかといった企業もあるようですが、東証が決算発表の延期を認めたようです。

→http://www.tse.or.jp/news/07/110318_e.html


監査範囲の制約等により合理的基礎を得ることが困難になることも考えられますが、意見不表明であっても上場廃止にならないみたいですね。



また、今回の震災により会計処理についても大きな影響を与えそうです。

GC、有価証券、減損、棚卸資産、ARO、DTAの回収可能性の評価等、決算間近に膨大な処理が必要ですね。。


今回の様な臨時の災害に際して、回収可能性をどう評価するかなんて、正直想像もつきません。。。

滅失した固定資産のAROは特利になるのかな?それか特損との相殺表示が妥当になるのでしょうか。

新人が担当することが多い確認状にしても、裏付け取るのが困難な差異がたくさん出そうな気がします。


保険会社においては、自己査定やIBNR備金、どうなるのでしょう。。

IBNR備金とは(Incured but not reported)という意味で、既発生未報告の保険金の為の引当金みたいなものの様です。

地震保険は地再社に再保険を出し、最終的に一定割合を国が負担してくれるみたいですが、それでも保険金は莫大な量になりますよね。


先週まで、自宅勤務等でふわふわした生活を送っていましたが、仕事モードに切り替えます!!



P.S.

地震以後、ベランダでタバコを吸わず、部屋で吸うようになったのですが、1日20本を一年間続けると、年間CTスキャンを200回受けるのと同じ被ばく量になるようです。。 考え物です。。。