ベトナムの預金金利は14%!外国人が定期預金の口座をつくるには?? | 東京リーシングと土地活用戦記

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ベトナムの預金金利は14%!外国人が定期預金の口座をつくるには?

(青字部分・・・2011年3月11日追記)
(黄色部分・・・2013年11月追記)

現在、ベトナムドン建ての定期預金の金利は、14%/年が主流となっています。
地方の銀行では、15%/年というところもあるようです。
退職後はベトナムでのロングステイを、と考えている人にとっては、ある程度の金額を預金すれば利息で生活できそうな感じです。
特に日本の金利に嫌気がさしている人などは、ベトナムでの定期預金が魅力的に感じるのではないでしょうか。

先日ホーチミンへお越しになったお客様が、ちょうどベトナムの定期預金に興味のあるということで、一緒にHSBC銀行に行ってきました。
そして、外国人の定期預金の口座開設について、話を聞いてきました。

【定期預金の口座開設は意外と簡単!?】

銀行の担当者に最初に言われたのが、「外国人が定期預金の口座を開設するには、3ヶ月のビザがないとダメ」ということでした。
さすがにそれにはお客様も困り顔。
最近はビザを取得するのが難しくなっているので何とかならないかと話を進めるうちに、結局ノービザでもOKということになりました。

急な変わりように驚きましたが、どうやらノービザでも大丈夫なようです。
確かに、別の銀行では、「6ヶ月ビザが無いと定期預金の口座は開設できない」と言われたこともあります。
ビザに関しては銀行によっても対応が異なるかも知れませんので、各銀行にお問合わせください。

HSBC銀行では、本人が窓口に来てパスポートを提示すれば定期預金の口座が開設できるようです。

本日HSBCに確認したところ、定期預金の口座開設には次のものが必要とのことです。

日本在住の方:パスポートと日本の免許証
ベトナム在住の方:パスポートと一時滞在許可証(Temporary Residence Card、The tam tru)

必要な書類は銀行によって異なるかと思いますので、各銀行にお問合わせください。

2013年11月現在、ベトナムドン建て定期預金の金利は8%/年前後となっております。
また、日本などベトナムの国外に居住している場合、口座開設が難しくなっています。
(口座開設には、ベトナムに居住していることを証明するものが必要)
詳しくは、こちらからお問い合わせ下さい。



【ベトナムドンは大丈夫!?】

ということで、外国人がベトナムで定期預金の口座を開くのは、さほど難しくないということがわかりました。
ではさっそくベトナムドンで定期預金しよう!と思いたくなるところですが、その前に注意しなければならないことがあります。

2011年2月現在、HSBC銀行の場合、ベトナムドン建て定期預金の金利は14%/年となっています。
USD建ての場合は、5%/です。

ベトナムドン建ての方がかなり利率が高いので魅力的に見えますが、注意しなければならない点がいくつかあります。

まずは送金の問題。

たとえば一年後、ベトナムドン建ての定期預金が満期となり、それを解約して日本に送金しようと思っても、ベトナムドンのままでは送金できません。
なので、送金する前にベトナムドンからUSDに両替しなければいけません。
しかし現在、基本的に銀行ではUSDを売ってもらえないので、一旦ベトナムにてキャッシュを引き出し、それを持って街中にある両替屋でUSDを買わなければなりません。
そして両替したドルを持って銀行へ行き、日本への送金手続きをすることになりますが、ベトナムの銀行の場合、出処が不明なお金を海外に送金することはできないようになっています。
なのでこのケースでは、場合によっては送金できない恐れがあります。

ならば現金のまま自分で持って帰るという方法がありますが、現在$7,000以上の持ち出しは禁止されており、運が悪ければ税関で全額没収、ということもあるようです。

ではどうすれば良いのでしょうか・・・。
またまたお客様も困り顔。
しかしこれも担当者と話を進めるうちに、最終的には「ドルへの両替から日本への送金も銀行で対応するから、ぜひ口座を開いてください」ということになりました。

どうやらこの点に関しても銀行によって対応が異なりそうなので、口座開設の前に必ずご確認ください。



次に、ベトナムドンの問題。

先々週、ベトナムドンの切り下げがありました。
さらに今年中に切り下げがおこなわれると予想されており、ベトナムドンは年内に$1=23,000ドンまで下がるのではという予測もあります。
仮に14%の利息を得たとしても、一年後にベトナムドンの価値がそれ以上に下がっている可能性もあります。
ベトナムドン建ての口座を開く際には、為替によるリスクも考慮
しなければなりません。


【ベトナムならではのケースバイケース】

以上、これらのリスクもすべてHSBC銀行の担当者が説明してくれて、最終的にはUSDでの定期預金を勧められました。
確かに、多少利率は低くとも、USDで定期預金する方が良いかも知れません。
生活のベースがベトナムで、普段ベトナムドンを使うことが多い人にとってはベトナムドン建ての定期預金も良いかも知れませんが、海外での分散投資の一つとしてとらえるのであれば、じっくり検討した方がよさそうです。

また、今回の一件で、担当者の対応は預金金額によって大きく変わるということを改めて感じました。
つまり、大口のお客様に対しては、わかりやすい程に態度が変わるということです。
今回の「ノービザOK」、「日本への送金OK」というのも、お客様の預金検討金額が大きかったからかも知れません。
同じHSBC銀行でも、おそらく支店によって対応が異なるでしょう。

ですので、今回ご紹介した内容は、「こういう例もある」という形でとらえていただければと思います。
定期預金の口座開設をお考えの方は、必ず銀行の窓口にてご確認ください。

(興味がある方にはもう少し詳しい内容をお知らせしますので、こちらからご連絡下さい)


【ベトナムでは銀行が倒産したら預金はどうなるの!?】

最後に、「ベトナムでは銀行が倒産したら預金は全額保証されるのか」というのも気になるところです。
もちろんこの点もHSBC銀行に確認したのですが、HSBC銀行の担当者は「HSBC銀行は絶対に潰れないですよ」の一点張りでした。
確かに大丈夫だとは思いますが、それでは納得できません・・・。
ということで、さらにしつこく聞いてきました。
その内容については、また後日アップする予定です。


海外積立を契約をした方はだいたいHSBC香港で銀行口座を開設しているのではないでしょうか?もちろん私もHSBC香港で口座開設しています。

なぜ口座開設したのと言われたらこんな事を仲介会社の方から言われたからです。

(1)「香港はオフショア(租税回避地)だから積立金の運用で出た、キャピタルゲイン(運用益)に税金がかからないので香港に口座を持っていれば税金は引かれずそのまま受け取れる」

(2)「海外積立が満期を迎えた時に現地の銀行で受け皿が必要、最近は日本人への口座開設が厳しくなっているから今のうちに作った方がいい」

特に後者の話の時は他にも煽りがあったため、当時の私もですがなにも知らない人は作らなければいけないと感じます。
ではほんとに海外の銀行口座は必要なのでしょうか?
この言われた言葉を少し考えてみたいと思います。

ほんとに税金は掛からないのか?

(1)についてですが、日本の場合金融関係の事で預けた資金が増えた場合、個人で20%、法人で最大40%の税金が引かれます。身近なところで言えば銀行の利息も税金が引かれたあとですし、保険会社の終身保険や養老保険等も税金が引かれてます。

香港の場合は個人、法人ともに無税なので税金が引かれることはありません。ですが日本国内の居住者はオフショアであっても納税義務がありますので納税しなくてはなりません。

なので海外の銀行口座を持っていれば税金はその場では引かれる事はありませんが納税の義務が発生するのでこの話は都合のいいことしか伝えられてませんでした。

満期後の受け皿としては必要なのか?

(2)についてですが、HSBC香港の口座は私が開設した時と比べても厳しくなっているのは間違いありません。
2013年12月からは免許書やパスポート以外に国際運転免許書又は銀行の残高証明書(英文)が必要になりました。
支店によっては預金額が10万HKD必要な支店も出てきているそうです。

そして口座開設した場合、今度は海外積立の満期まで口座の維持が必要です。
日本の銀行と異なり、口座を開設してから出金したり入金したりして口座を動かしていないと1年程度で口座が凍結されます。あとある程度の金額がないと口座維持手数料が引かれます。
Nさんから話を聞くと口座開設者の8割が口座を凍結させてしまっているそうです。凍結解除には香港へ行く必要があります。

(1)の話ですが日本人だと納税する義務があるため、現地の銀行である必要性が無くなってきますので口座開設するかどうかよく考える必要があります。そして維持するのには手間が掛かります。

私の考えは将来的にはあってもいい


では海外の銀行に口座を開設する必要があるのでしょか?

個人的な意見ですが結論から言うと今作る必要はありません。
ですが満期時にはあってもいいと思います。理由は通貨の分散が出来るからです。
日本は2013年6月末時点で1008兆円の負債を抱えてます、すぐになにか起こるとは思いませんがいい状況では無いのは誰が見てもわかります。

参考:ブルームバーグ

そんななかで日本の通貨だけだと今後、万が一日本が破綻した場合、円は紙くずとなります。
ですが海外の銀行口座に外貨を持ってれば資産を残す事が可能です。なので契約時に開設する必要はないが将来的にはあってもいいと思います。

Nさんも言ってましたが「必要な時にその時作れる銀行で用意すればいい」と言ってました。ですのでいますぐHSBC香港で口座開設する必要はないです。

ちなみにいまHSBC香港で口座開設をした方がいい方は
・海外でビジネスをする
・いますぐ海外へ資産を分散したい


方ではないでしょうか?

維持する手間が必要ですが厳しくなってきているのでいますぐ必要な方は口座開設した方がいいです。



そうなんだ・・