“文罵”するコラム 佐高氏が政治家&タレントを筆刀両断!!?? | 東京リーシングと土地活用戦記

東京リーシングと土地活用戦記

ニーチェ・ツァラトゥストラの言葉「神は死んだ、神なんかもう信じるな」「強い風が吹く所に一人で立て!そこは非常に厳しいけれど、人間自分自身が主人公だ!風を受けて孤独になれ!」「真理などない。あるのは解釈だけ」いいねー。スバム読者申請コメント削除します。

$むかい 弘 の 東京リーシングと土地活用戦記


“文罵”するコラム 佐高氏が政治家&タレントを筆刀両断

2011.03.22ZAKZAK


 一刀両断ならぬ「筆刀両断」といえば、相手の本質を見抜き、矛盾をつく評論家、佐高信氏の“専売特許”。タブーなくあらゆるジャンルの著名人を、面罵ならぬ“文罵”するコラム。反権力・反権威スキャンダリズムを標榜した伝説の雑誌「噂の真相」からの、長い系譜を持つ。

 近著「誰が日本をここまで不幸にしたか」では、第一章にまず「元凶の十人」の名が上がる(皆、呼び捨て…)。1人目は菅直人首相。

 《罪は少なくとも三つある》として、(1)前原誠司氏を外相に任命したこと(2)手段に過ぎないクリーンを政治の目標にしてしまったこと(3)小沢一郎氏との民主党代表選でクリーンを主張しながら、一転、企業・団体献金の受け入れを表明したこと-を挙げた。

 間違って首相になった「中折れの政治家」と酷評。市民感覚を失わずに改革をと“激励”したい人の気持ちを代弁すると見せかけながら、菅氏の人間像を浮き彫りにしていく。

 続いて仙谷由人氏、前原氏、鳩山由紀夫氏と与党から4人、旧与党系2人に某活字メディアのドンにメガ自治体都知事。最後の2人は、“元凶”ってほどのタマではないと思えるが、ここまで来ると読み止まらない!?

 「タレント文化人筆刀両断」では、お笑い界を超越した著名芸能人が登場。蓮舫氏をこのジャンルに入れているところが、読者にはどう響くのか。続いて「政経外科」「筆刀直評日記」と、鬱屈した日本の現状を感じる人には、清々しい読後感が待っている!?

 (佐高信著「誰が日本をここまで不幸にしたか 佐高信の政経外科VIII」毎日新聞社・1575円)

3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内容は たぶんほとんど 同じだな, 2011/2/28
By 清高
レビュー対象商品: 誰が日本をここまで不幸にしたか 佐高信の政経外科 13 (単行本)
1.内容
『サンデー毎日』などに書かれた、著者の雑文集。特徴を1つ上げれば、「元凶の一〇人」の章題があり、おそらく今年だけだろう。

2.評価
それなりに面白いのだが、佐高説に根本的な疑問があるので、星3つ。消費税増税反対?貧困対策どうするの?会社に出してもらえると思ってるの(7割以上が赤字と聞くが、それならば、安定的財源でない、との批判は正当)?「元凶の一〇人」に小沢さんがいないのは個人的にはありうるは思うが、なぜ(多数の読者の立場を想像すれば、疑問)?鳩山さんは、「アメリカへの働きかけをほとんど行わなかった」(p136)とあるが、なぜ?メリットがあるのか?「経済評論家」の肩書があるなら、合理的な説明がないと。それもなく鳩山由紀夫さんの悪口を書いてもねぇ(むしろ、著者が批判する(p60)副島隆彦さんらの説のほうがわかりやすかった。『小沢革命で日本を救え』(日本文芸社、2010)参照)。なお、東京地方検察庁は、小沢一郎さんを起訴していないはずだが(検察審査会の議決を経て、指定弁護士(検察審査会法第41条の9参照)が起訴した)、私の読んだ限り、その旨の記述はなかった。検察への警戒は結構だが、事実は把握しておかないと。


19 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 身内には大甘の年鑑佐高信13冊目, 2011/2/2
By ルート34 "オックス" - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 誰が日本をここまで不幸にしたか 佐高信の政経外科 13 (単行本)
佐高さんの筆は敵には容赦ないが味方にはこのうえなくやさしい」と喝破したのは上野千鶴子氏であるが、それを文字通り証明しているのが本書である。自身が刃として塩野七生氏や与謝野馨氏らに向けている言葉の「愚鈍」「不感」の罪は佐高信氏自身に跳ね返ってくるものでもあるのだ。

その多くは最終章の「筆刀直評日記」によく見うけられる。
「松下未熟塾」出身の前原国交大臣(当時)と涙のハグ別れを演じ、最終的に社民党を離党した辻元清美代議士に対してのコメントには福島党首への批判も取り混ぜ、「民主党に近くなることを危惧する。」などと限りなく優しい。辻元氏を含め「政治家にモラルを求めるのはゴキブリにそれを求めるのと同じ」ではなかったのか?

以前の書「新筆刀両断」では勲章嫌いの佐高氏は「受勲した革新側の人は葬儀も通夜も行かない。彼らには恥を知れと罵声を投げつける。」としていたにもかかわらず、勲一等旭日大綬章を受けた故田英夫氏の「お別れの会」にはかけつける。

このように自身が応援団を勤めている身内の社会民主党関係の甘口ばかりではない。
みんなの党には「人をだますため『みんな』が使われている」と厳しい佐高氏だが「盟友」たる田中秀征氏が江田憲司氏に請われ、みんなの党の参院選応援をしていたことはノーチェックなのか。それとも「好きだし評価できる」政治家だから目をつぶっているのか。
佐高氏が社長を務めていた週刊金曜日で「ノロウィルス食中毒隠し」が暴露され、また週刊朝日で渡邉美樹会長の不倫メール疑惑、週刊文春でその経営する介護施設での事故が問題視されている企業のワタミグループについてグッドウィルと比較しての大賛辞しかしないのはなぜなのか。兄貴分の高杉良氏が小説にしているが、この会社の世間の評価とはまるで違うのはどうした訳であろう。

そしてこの本で一番ダメなところは週刊金曜日で交わされた安川寿之輔氏、雁屋哲氏と「丸山眞男の福沢諭吉観」に関しての「論争」だろう。福沢諭吉の朝鮮、中国への蔑視や戦争賛美をきびしく批判をする安川氏に当時の掲載誌発行人としての地位もわきまえず噛みつき、精緻で論理的な反論を安川氏と立場を同じくする雁屋氏から受けるとそれを全く無視して名指しを避けながら安川氏に向かって「不名誉教授」などと信じられない罵倒しかしない。なんのことはない自身が猪瀬直樹氏らから受けた「田山孝」というような揶揄と同じことをしているのである。ちなみに「筆刀直評日記」をみても安川氏の著作を読んでいる形跡は一切ない。

宇沢弘文、田中優子、加藤陽子、中島岳志らの各アカデミシャン諸氏はこのような自称評論家佐高信とつきあって持ち上げているのは恥ずべきことだと思わないのだろうか。

佐高信者だけが購入して喜んでいれば良い駄本である。



何故?? 小沢一郎さんは、入っていないんだろうか??

どうでも、いいか・・・