週刊新潮11月11日号
「赤い官房長官『仙谷由人』の研究より
“ずるシャモ”
策士然とした行動ではあるが、所詮は手練手管。政治家としての信頼を勝ち得ることには決してつながらない。現にこんな秘話がある。彼は“カミソリ”の異名を誇り、中曽根内閣の敏腕官房長官として名を馳せた同郷の後藤田正晴氏(故人)を尊敬している。
「『赤い後藤田』と言われることを喜んでいる節がある」(民主党関係者)
当の後藤田氏も、生前、
「徳島で有望な政治家は仙谷君くらい」 と評価していたとされるが、
「とんでもない。正晴先生は彼のことを“ずるシャモ”と呼んでいました。ずる賢くて、平気で人を裏切る奴という意味です。“全共闘の奴らは破壊するだけ。そんな輩に国家を語る資格はない。しかも、仙谷くんは学生運動にも中途半端な形(前線には立たず後方で支援する『弁当運び』と呼ばれていたことは本誌既報)で参加していたとは、政治家としてどうなんだ”。これが正晴先生の仙谷評でした」(後藤田家関係者)
私淑していた大先輩に、陰では見縊られていたのだ。
しかし、どんな悪評に晒されようとも、彼は権力亡者であることを決して止めようとはしない。総理を凌ぐ実権を握った現状であれば、なおさらだ。
「長妻(昭)さんが、厚労相時代の直近の話です。役人と戦っていた彼に対し、仙谷氏は、“お前バカだな。役人と仲良くやれ”と詰ったことなどから、2人は大喧嘩になった。すると、仙谷氏はこう言い放ったんです。“だったら、お前はクビだ”と。任命権者(=総理)でもない官房長官に、なぜそんなことを言われなければいけないのかと、長妻さんもさすがに呆れた様子でした」(霞が関関係者)
さらに、この話には恐ろしく壮絶な後日談がある。
「10月末に行われた事業仕分け第3弾(前半)で、長妻さんは仕分け人を務めましたが、彼が厚労相として予算を付けた『職業情報総合データベースの運営』や、彼のライフワークである年金記録の照合事業が廃止・予算削除の憂き目に。自身も“厚労族”の仙谷氏が、ライバルとなり得る長妻さんを殲滅するための仕分けだったと言われています」(同)
本誌を提訴し、言論を“封殺せん”とした挙に通じる「左翼独特の発想」(官邸関係者)である。
こんな御仁が国政を壟断し続けるようでは、本当に日本は亡国の道を転げ落ちていくしかないのである。
最後に、司法修習の同期生が記憶している、理想に燃えていたであろう当時の仙谷氏の言葉を、読者と、そして仙谷氏ご自身のためにお送りしよう。
「諸君、権力の奴隷や高利貸の妾だけにはなるなよ」
自らが奴隷を扱うかの如く権力そのものを濫用し、また金融業者の代理人を務めることになる未来を、果たして若かりし頃の仙谷氏は想像できていたのだろうか。“選ばれて在ることの恍惚”のみを享受している、現在の汝の姿を——。
週刊現代11月13日号
「仙谷『総理』と7人の官僚」より
野中広務の仙谷評
「仙谷を支えてやらなきゃいかん。小沢はもう終わったというのが俺の実感やが、最後まで葬らなきゃいかんのや。俺が生きている限り、それを見届ける責任がある。そのためにも仙谷は守っていかんとあかん」
10月22日、東京・平河町の砂防会館別館2階にある全国土地改良事業団体連合会(土改連)の会長室で、元官房長官・野中広務は私(松田賢弥氏)にそう力説した。
今や、「陰の総理」と呼ばれる仙谷由人官房長官だが、野中も小渕恵三政権で「陰の総理」と呼ばれ、メディアの注目を集めた。その2人が親しい関係にあるというのは、永田町ではつとに知られた話だ。今でも仙谷の携帯電話の電話帳には、「野中官房長官」の名前で野中の電話番号が登録されているという話も聞く。
私は前回、仙谷という男は権力の中枢にいながら、何をしたいのかという羅針盤がなく、『数は力』と言い切る部分では小沢一郎元幹事長の、目の前の出来事をただ処理していくという現実主義者の部分では菅直人総理の相似形ではないかと書いた。
仙谷と野中も『陰の総理』という渾名はともかく、『反小沢』という面では共通点を持つ。いずれ、野中の仙谷評を聞いてみようと思っていた。
ところが、その機会は思わぬ形で訪れた。私が仙谷の取材を本格的に始めて間もなく、野中の方から私の携帯電話に連絡があったのである。
「仙谷には小渕政権の金融国会で助けてもらった恩がある。小沢を潰して、仙谷まで潰したんじゃ、この国はどうなるんや」
98年の金融国会では、参院で過半数を割っていた自民党が民主党案を丸のみする形で、金融機関への約7兆5千億円の公的資金投入が決定した。この時、官房長官・野中のカウンターパートとして連日、折衝したのが当時、民主党企画委員長の座にあった仙谷だった。 私と野中の付き合いは取材者と被取材者という関係で20年近くに及ぶが、彼が自分以外の政治家の取材について、意見するような言い方をしたのは初めてだった。暗に記事を書くなと言っていることは分かったが、それよりもなぜ、野中がそこまで仙谷を庇いだてしようとするのか不可解で、違和感を覚えた。
土改連会長室で野中は、ソファから身を乗り出すようにしながら、自分がなぜ仙谷を守ろうとするのかを甲高い声で語った。
「民主党で小沢から金をもらって選挙をやってきた連中にとって、今が小沢離れをするチャンスやろう。だから、仙谷が必要なんや。仙谷は自分が優秀な弁護士やと思っている。しかし、相手を諭すのではなく『柳腰で中国に対応する』なんて野卑な発言をする。あれはまずい。まだ、官房長官という職に馴れていない。今は周りが支えてやる時期やろう」
しかし、仙谷の口からはこの国をどうしたいのか。胸に響くような言葉は聞いたことがない。それほどの男なのだろうか。私は水を向けた。
「胸にズバッと来るものか……。それはないかもしれないなあ。ただ、時間がかかるもんなんや。仙谷と同じ徳島出身の後藤田は俺に、仙谷が2回目の当選(96年)の頃、「仙谷は頼りになる。四国では彼だけだ」と言っていたほどだ」
私は野中の話を聞きながら、やはり違和感をぬぐい切れなかった。
<ケ>
すでに引退しているのに、いまだにギラギラしている野中氏。後ろで仙谷を操ろうという魂胆か。
ルーピーは小沢の操り人形、アキカンは仙谷の操り人形、仙谷は野中の操り人形。
それにしても、長妻氏に同情の余地はある。
日刊ケボチ
政権交代、マスコミ解体!
末期的・・・

