小沢元幹事長強制起訴へ、検察審査会が2度目の起訴議決
[東京 4日 ロイター] 民主党の小沢一郎元幹事長の政治資金をめぐる事件で、東京第5検察審査会は4日、小沢氏を強制起訴すべきだと議決した。
第5審査会はことし4月、小沢氏を起訴相当と議決し、小沢氏を強制的に起訴すべきがどうか判断する第2段階の審査を進めていた。
これを受けて同日会見した岡田克也民主党幹事長は「驚いた、大変残念なことだ」と述べたが、党として小沢氏に対し離党勧告などの処分を行う可能性などについて、「まだ結果が出たばかりで党内でよく相談をしていない。なにより本人の考えを示されるのが第一ではないか」、「それ以前に私がこうあるべきだとコメントすべきでない」と述べるにとどめた。
仙谷由人官房長官は同日午後の会見で、小沢氏強制起訴について「訴訟手続きの1つのプロセスであり、中身についてコメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。ただ「刑事事件で起訴されても、有罪が確定するまでのは推定無罪であり、その原則は、けじめをつけたものの考え方をしなければならない」と指摘した。
民主・小沢元幹事長強制起訴へ 去就をめぐり民主党内でさまざまな憶測が飛び交う
民主党の小沢元幹事長が強制起訴されることが決まった。
資金管理団体の土地購入をめぐる事件で、第5検察審査会が起訴すべきとの議決をした。
小沢元幹事長は「裁判の場で必ず無実が明らかになる」とコメントしたが、政界に波紋が広がっている。
4日午後7時前、小沢元幹事長の車が事務所を出た。
小沢元幹事長は、口を真一文字に結び、厳しい表情を見せた。
1度目の起訴相当に続き、検察審査会が下した2度目の議決は、起訴すべき。
小沢元幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる事件は、国会議員が強制起訴されるという前代未聞の事態になった。
菅首相は「そういう手続きといいましょうか、そういうことが発表されたということは聞きました。今の段階でそれ以上のことをコメントすることは控えたいと思います」と述べた。
岡田外相は「(進退は)ご本人のお考えが示されるというのが、第一ではないかと。それ以前に、私が何かコメントすべきではない」と語った。
小沢元幹事長は、東京地検特捜部による4回の任意の事情聴取に、一貫して容疑を否定してきた。
2010年4月、1回目の起訴相当の議決が下された際には、「私自身、何もやましいこともありませんので、与えられた職務を淡々と全力でこなしていく」と述べていた。
しかし、検察審査会は議決書の中で、検察官の取り調べは形式的な取り調べの域を出ておらず、再捜査は十分とは言い難いと、起訴すべきとした理由を指摘した。
民主党内には、大きな動揺が広がった。
民主党の牧野国対委員長代理は、「自らが身を引かれるべきだと、そういうふうに思っていますけどね。もし、それができないならば、それは公党としてけじめをつけると。それは離党勧告なり、除名になってくるだろうとは思います」と述べた。
BSフジのPRIME NEWSで、民主党の海江田経済財政担当相は、「きちっと事実に即してお話をしていただいて、多くの国民に理解がいただければ、当然そこは無罪の判決も出ようかと思いますから」と語った。
民主党の原口前総務相は、「もし、それ(裁判)でシロであれば、離党を勧告した人たちは責任を取れるのでしょうか」と語った。
一方、野党の自民党の谷垣総裁は、「責任は極めて重いと思っております。議員辞職ですか? それはなさるべきでしょう」と述べた。
みんなの党の渡辺代表は、「国民の目線で見た場合にですね、けじめがついていなかったという、そのツケが回ってきたんだと思います」と語った。
小沢元幹事長の地元・岩手県の街の人は、「だめなものはだめ、いいものはいいで、ぜひ決着をつけてもらいたいと思いますね」、「自分的にも、小沢先生はやってないと思いますけどね」などの声が聞かれた。
今回の議決を受けて、小沢事務所を訪れた平野前官房長官が「なんでこんなことになるんでしょうね」と聞いたのに対し、小沢元幹事長は「そうなんだよ、わからない」と答えたという。
去就をめぐって、党内ではさまざまな憶測が飛んでいる。
小沢元幹事長に近い議員は、「小沢さんは離党しない。党からの処分も見送られる」と語った。
小沢元幹事長と距離を置く議員は、「執行部が本当に離党勧告すると、分裂含みの衝撃だろう。党籍凍結とか、幹事長預かりとかがいいのではないか」と話した。
今後、強制起訴の手続きが行われ、刑事被告人となる小沢元幹事長は4日、「本日の検察審査会の議決は、誠に残念です。今後は裁判の場で、私が無実であることが必ず明らかになるものと確信しております」とコメントしている。
(10/05 FNN)
小沢氏法廷へ:政界と検察に激震/「真実はどこに」(その1) 議決は代表選当日
政界の実力者に、市民が再び「ノー」を突き付け、強制起訴に追い込んだ。小沢一郎・民主党元代表について「起訴議決」の結論を出した東京第5検察審査会。つきまとってきた「政治とカネ」の解明は今後、法廷に委ねられる。前例のない判断は、政界だけでなく、小沢氏を繰り返し不起訴処分にした検察をも揺さぶった。【坂本高志、曽田拓、鈴木一生、野口由紀】
4日午後3時45分、東京・霞が関の東京地裁。敷地の南側にある告知用掲示板に、審査会事務局の職員が計7枚の議決要旨を張り出した。1枚目には「起訴すべきである」と書かれていた。議決日は9月14日。小沢氏が、代表選で菅直人首相に敗れた日だった。
第5審査会で議決書作成を補助する審査補助員の吉田繁実弁護士は4日夜、取材に「代表選と同じ日に議決したのは偶然で、議決は(代表選の)結果が出る前にされた」と説明した。9月上旬に東京地検特捜部副部長から説明を受け、「特捜部が手がけた事件で、政治家案件。プレッシャーがあった」と振り返った。「『起訴すべきだ』という方針は、割と早い段階で決まった」とも明かした。
「法廷で黒白をつけるべきだ」との議決は、永田町に衝撃となって伝わった。赤坂の小沢氏の事務所には親しい議員が次々と駆けつけた。平野博文前官房長官が「なぜこうなるんだろう」と話しかけると、小沢氏は「そうなんだよ、分からないな」と応えたという。小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入事件で起訴された元秘書、石川知裕衆院議員(37)は電話取材に「ノーコメント。一切答えられない」と語った。
猛暑が続く中行われた党代表選。強制起訴の可能性がある小沢氏の立候補は「訴追逃れではないか」との憶測を呼んだ。勝利し首相になれば憲法の規定で起訴を免れることができるためだ。小沢氏はこうした声を振り払うように「逃げない」と明言。首相になっても議決されれば起訴に同意する姿勢をみせた。
選挙戦が進むと審査会への本音をのぞかせた。民放の番組で「捜査当局が不起訴にしたことについて、一般の素人の人がいいとか悪いとか言う仕組みが果たしていいのか」と述べた。吉田弁護士が所属する第二東京弁護士会の幹部は「議決に心理的影響を与えかねない発言だな」と首をひねった。
東京地検による陸山会事件の捜査が進む今年1月。大阪地検特捜部長だった大坪弘道容疑者(57)=証拠品改ざん事件で犯人隠避容疑で逮捕=は陸山会事件について、「検察の命運をかけた捜査。大阪も側面支援する」と周囲に熱く語り、大阪特捜のエースといわれた前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=を応援に送りこんだ。前田検事は小沢氏の元公設秘書、大久保隆規被告(49)の取り調べにあたった。
小沢氏の弁護士は「検察審は本当に熟した議論をしたのか。無罪をとる自信はある」と語り、大久保被告の調書を作成した前田検事を皮肉った。「こういう状況下で公判して大丈夫なのか、余計な心配をしますよ」。東京地検幹部も「『小沢は灰色』と国民が感じるのは分かるが、無罪になったら批判されるのは検察審ではなく、また検察だ」と話す。
小沢氏は党代表選での冗舌さがすっかり消え、議決について事務所が「裁判で無実が必ず明らかになると確信している」とコメントを出しただけ。午後7時ごろ、車で事務所を出て、世田谷区の自宅へ向かった。後部座席で一瞬笑みのような表情も浮かべた。
◇腹心は淡々、沈黙…
小沢氏の起訴議決で、与野党の国会議員にも波紋が広がった。
代表選で小沢氏の推薦人だった川内博史衆院議員(鹿児島1区)は、小沢氏の秘書の一人を取り調べた前田検事が、証拠改ざん事件で逮捕される前に結論が出されていた点に触れ「審査会が今日議決していたら、違う結論だったのではないか」と皮肉り、「議決書には『(検事への)供述は信用できる』と書かれているが、その調書が信用できないことが問題になっている」と強調した。
民主党の三宅雪子衆院議員(比例北関東)は「早く判決で無実が証明されてほしい。党内から(小沢氏の処遇に関する)極端な意見が出なければいいと思っている」と淡々と語った。
「小沢ガールズ」の代表格の田中美絵子衆院議員(比例北陸信越)は秘書を通じ「推移を見守りたい」とだけコメントした。
「起訴は当然」と語るのは国会で小沢氏の政治とカネ問題を追及してきた自民党の西田昌司参院議員(京都選挙区)。「国民がおかしいと思ってきたことを、民主党は一切調査してこなかった。国民に説明すべきだ」と語気を強めた。
同様に小沢氏の資金問題を追及してきた同党の小里泰弘衆院議員(鹿児島4区)は「(小沢氏は)これまで参考人招致や証人喚問から逃げてきたが今度こそ国会で説明すべきだ。小沢氏を代表選に出馬させ、大勢の議員が支持した民主党の責任も重い」と批判した。【安高晋、福永方人】
◇検審「公表資料に偽装工作」
東京第5検察審査会は議決の中で、政治資金を巡り小沢氏が07年2月20日に開いた記者会見に言及し、公表された資料に偽装工作があったと指摘した。
当時、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の所有とされた土地が小沢氏個人の名義であることが発覚。「政治資金を使った蓄財」との批判が高まり、小沢氏は自ら会見で釈明した。この席で「政治団体では不動産登記が認められないので、代表者(小沢氏)の名前で登記した。私個人のものではないことを、あえて私自身が確認書として残した」と説明。「05年1月7日」付の確認書を公表した。
だが、議決は、この確認書が会見直前の07年2月中旬、小沢氏が元秘書の池田光智被告(33)に作成させたと指摘。そのうえで「(陸山会の)収支報告書の不記載・虚偽記入に小沢氏の関与を強くうかがわせるもの」と偽装を批判し、小沢氏への「起訴議決」を判断した支えと位置づけられている。【杉本修作】
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◆陸山会事件と小沢氏を巡る経緯◆
【04年】
10月29日 陸山会が東京都世田谷区の土地を約3億5200万円で購入。原資となった小沢氏の手持ち資金4億円と土地購入の事実を04年分の政治資金収支報告書に記載せず
【05年】
1月 7日 世田谷区の土地を登記。陸山会の05年分の収支報告書に土地購入日として記載
【07年】
2月20日 小沢氏が事務所費や資産を公開する記者会見
5月 2日 土地購入時に提供された4億円を陸山会が小沢氏に返済。07年分の収支報告書に記載せず
【09年】
3月 3日 西松建設の違法献金事件で、特捜部が大久保隆規・元公設第1秘書らを逮捕
12月18日 大久保元秘書が違法献金事件の初公判で無罪を主張
【10年】
1月15日 特捜部が石川知裕衆院議員と池田光智元私設秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕
16日 大久保元秘書を同容疑で逮捕
23日 特捜部が小沢氏から事情聴取
31日 特捜部が小沢氏から2回目の事情聴取
2月 4日 石川議員ら3人起訴、04年、05年分で小沢氏は不起訴処分に
11日 石川議員が民主党を離党
12日 小沢氏の不起訴処分を不服として市民団体が東京第5検察審査会に審査を申し立て
23日 特捜部が07年分で小沢氏を不起訴。その後、同年分に対しては東京第1検察審査会に審査の申し立てが出される
4月27日 東京第5検察審査会が「起訴相当」と議決
5月21日 特捜部が04、05年分で改めて小沢氏を不起訴
7月 8日 東京第1検察審査会が07年分について「不起訴不当」を議決
9月14日 民主党代表選で小沢氏敗れる。同日、東京第5検察審査会が小沢氏に対して2度目の議決(公表は10月4日)
9月30日 特捜部が07年分について改めて小沢氏を不起訴。07年分の捜査は終結
10月 4日 東京第5検察審査会が小沢氏を強制起訴すべきだとする「起訴議決」を公表
社説:検審「起訴議決」 小沢氏は自ら身を引け
陸山会事件:小沢氏の影響力低下必至
陸山会事件:小沢元代表「裁判で無実明らかに」
陸山会事件:小沢氏を強制起訴へ 検察審が議決
小沢一郎氏:再び不起訴…07年分虚偽記載容疑 東京地検
毎日新聞 2010年10月5日 東京朝刊
すごい!!
でもね、東京第5検察審査会って、なにって??
私も思います・・・
最近の、裁判員裁判だって・・民間人の陪審員は、顔を出したりしている・・・・
ひょっとしたら・・ガス抜きの道具・・・・??
!!! 官僚の高等判断・・・
小沢元幹事長は「そうなんだよ、わからない」だからね・・
議員辞職もしないし、離党もしないって・・
民主党と心中でも、するつもりなんだろうか・・
東京第5検察審査会は、とってもいい判断だったと思うけど゛ーー
これから、元総理大臣候補の、小沢一郎逮捕って、進んで行く・・・・なかでーー
「正義ぶるなら、顔出せやーっとも・・言いたいネーー!!」
