海外勢の日本株買い続く、株価1万1500円の強気論も
2009年 08月 11日
[東京 11日 ロイター] 11日の東京市場は全般的に小動きだが、株高への期待感は相変わらず強い。機関投資家の売りが細っている中で海外勢が主力銘柄に買いを入れており、日経平均であと1000円程度の上昇余地を期待する声が出ている。高値警戒感がくすぶる中国株から日本株への資金シフトの思惑も話題になっている。
一方、為替や債券市場ではそこまで景気に対して楽観的にはなっていないため、資金フローに目立った動きは出ていない。
<海外勢の動き活発化>
株式市場では日経平均が小幅続伸。米国株安や、やや円高傾向の為替相場には反応せず、
前日までの堅調な地合いを引き継いでいる。「欧州勢とみられる買いがハイテク、自動車、金融などに入っている。旧盆休み入りで国内機関投資家からの売りが細っているため、下げにくい需給環境だ。足元で売り越していた個人による材料株物色も目立つ」(大手証券エクイティ部)との声が出ている。
4―6月期決算で企業のコスト削減が進んでいることが確認されたほか、経済指標も改善傾向にあることなどから、海外勢の動きが活発化している。寄り前の外資系証券の注文状況は11日で4営業日連続の買い越しとなった。「相対的に景気が堅調で金融引き締め観測が台頭している中国株がややさえない。一部の海外投資家が中国株から日本株へ資金シフトする動きが出ているかも知れない。日経平均は1万1000円─1万1500円まで一気に上昇する可能性もある」(みずほ証券投資情報部マーケットアナリストの高橋幸男氏)との声が出ている。
SMBCフレンド証券投資情報部部長の中西文行氏は「年金筋などの海外長期運用資金がバイアンドホールドの姿勢で日本株のポジションを構築している」とみている。「国内法人等はバリュエーションなどを気にして躊躇(ちゅうちょ)しているが、景気回復の初期段階では株価が先行する。日経平均は1万1500円程度までの上昇が予想され、良いところは海外勢に持っていかれるという結果になりそうだ」と話している。
<円債はFOMCで動けず>
円債市場は小じっかり。11、12日の連邦公開市場委員会(FOMC)や、米国債入札への警戒感が残り、活発な取引は手控えられた。国債先物の出来高は、午前の取引で節目の1兆円に届かず、8500億円余りにとどまった。
ドイツ証券・チーフ金利ストラテジストの山下周氏は「日本国債の利回り曲線がこれまでスティープ化してきたとはいえ、かといって超長期ゾーンの債券を積極的に買いにいくにしても、FOMCや米国債入札をみてからとの雰囲気がある」と話した。
FOMCでは、経済成長見通しの見直しなどが協議される見通し。FRBは、景気後退(リセッション)終結を狙った現在の政策措置からは直ちに脱却しないとするメッセージをあらためて示す一方、米国債買い入れ期間は延長せず、予定通り9月に終了するとみる専門家もいる。
ただ、イングランド銀行(英中央銀行)が6日の金融政策委員会で、英国債などの買い取り上限額を1250億ポンドから1750億ポンドに拡大すると決定したことを受け、市場では「FRBも継続するのではないか」(国内金融機関)との見方も浮上している。
大和証券SMBC・チーフストラテジストの末澤豪謙氏は「米国債買い入れが継続されるのかどうかや過去最大の入札次第で、相場のボラティリティが高まりかねない」と話している。
<中国の指標、ややドル売り要因に>
為替市場でドル/円相場は小幅に円高が進み96円後半で取引されている。ドルは朝方から97円を挟んだこう着状態を続けたが、午前11時に発表された一連の中国7月主要経済指標を受けて軟化した。
同指標の発表直前には96.94円付近だったドルは96.81円まで下げ、午前の安値をつけた。設備投資関連指標が予想をわずかに下回ったことがきっかけとみられる。
市場が注目していた1―7月の中国都市部固定資産投資は前年比で32.9%増となり、予想中央値は34.0%増を若干下回った。エコノミスト22人を対象にロイターが事前に実施した調査では、前例のない大型金融・景気刺激策を背景に一連の経済指標で、中国経済が完全に回復軌道に乗ったことが示されるとみられていた。
発表前には、「中国は財政を投入して大規模なインフラ投資を実施しているが、固定資産投資はGDPの大半を占める項目でもあり、これが予定通り進ちょくしているかどうかを見極めたい」(信託銀)との声も聞かれた。
(ロイター日本語ニュース 橋本 浩記者 編集 村山圭一郎)
中国買いが、9月 民主党政権後に、より注目かもね・・・
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日付
コード 銘柄名 証券会社 レーティング ターゲットプライス
8/11 6481 THK ドイツ Sell→Hold格上げ 980円→1500円
8/11 7203 トヨタ自動車 ドイツ Hold継続 3400円→3850円
8/11 1963 日揮 GS 中立継続 1900円→1950円
8/11 6665 エルピーダメモリ GS 中立継続 950円→1500円
8/11 4205 日本ゼオン JPモルガン Neutral継続 350円→380円
8/11 6707 サンケン電気 JPモルガン Underweight継続 290円→250円
8/11 8801 三井不動産 UBS Buy継続 2000円→2400円
8/11 8802 三菱地所 UBS Buy継続 2000円→2100円
8/11 8830 住友不動産 UBS Neutral→Buy格上げ 1800円→2700円
8/11 9370 郵船航空サービス UBS Buy→Neutral格下げ 1300円
8/11 9375 近鉄エクスプレス UBS Buy→Neutral格下げ 2500円
8/11 4205 日本ゼオン モルガンS Underweight継続 230円→260円
8/11 2389 オプト KBC Hold→Sell格下げ
8/11 4204 積水化学工業 バークレイズ Equalweight→Overweight格上げ 600円→680円
8/11 4062 イビデン メリル 中立継続 3000円→3300円
8/11 5201 旭硝子 メリル 新規買い 950円
8/11 5202 日本板硝子 メリル 新規買い 355円
8/11 5214 日本電気硝子 メリル 新規UP 980円
8/11 9989 サンドラッグ メリル 買い継続 2200円→2500円
8/11 3116 トヨタ紡織 野村 1継続 1950円→2100円
8/11 3877 中越パルプ 野村 2継続 270円→235円
8/11 4205 日本ゼオン 野村 2継続 320円→385円
8/11 4912 ライオン 野村 2継続 500円→460円
8/11 5202 日本板硝子 野村 2継続 260円→310円
8/11 6361 荏原製作所 野村 2継続 350円→370円
8/11 6804 ホシデン 野村 2継続 1250円→1350円
8/11 6839 船井電機 野村 1→2格下げ 4210円
8/11 6896 北川工業 野村 2継続 1354円→1250円
8/11 7251 ケーヒン 野村 1継続 1410円→1750円
8/11 7740 タムロン 野村 2継続 1400円→1350円
8/11 7832 バンダイナムコHD 野村 2継続 1100円→1000円
8/11 7912 大日本印刷 野村 2継続 1200円→1350円
8/11 8591 オリックス 野村 2継続 5000円→6100円
8/11 8895 アーネストワン 野村 2→1格上げ 360円→915円
8/11 9719 住商情報システム 野村 2継続 1300円→1600円
8/11 4756 カルチュアコンビニ 三菱UFJ 2継続 900円→840円
8/11 5463 丸一鋼管 三菱UFJ 3→2格上げ 2000円
8/11 6807 日本航空電子工業 三菱UFJ 2継続 690円→750円
8/11 7915 日本写真印刷 三菱UFJ 2継続 4800円→5300円
8/11 9766 コナミ 三菱UFJ 2→3格下げ 2020円→1930円
8/11 4912 ライオン 大和 2→3格下げ
8/11 4972 綜研化学 大和 3→2格上げ
8/11 6287 サトー 大和 3→2格上げ 1200円
8/11 7733 オリンパス 大和 4→3格上げ
8/11 8515 アイフル 大和 3→4格下げ
8/11 4502 武田薬品工業 日興C 2M→3M格下げ 3900円→3500円
8/11 5201 旭硝子 日興C 1M継続 970円→1020円
8/11 6758 ソニー 日興C 2H継続 2600円→3200円
