消費不況の中、ヒット商品をつくるには―つんく♂ | 東京リーシングと土地活用戦記

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消費不況の中、ヒット商品をつくるには―つんく♂
「よりたくましく働く」


プレジデント 2009年1.12号

経済が冷えきった中でも必ずヒット商品のヒントは落ちています。身近な場所に転がっている。


打ち上げ花火を見上げてはいけない

「雑音の中の2%」「最初のごく一部の動き」に敏感になれ

夏の花火大会。あなたは何を見ていますか。もし次々と打ちあがる花火に見とれているだけなら、やや能天気かもしれません。ヒット商品を世に先駆けて送りたいなら、「キレイだなぁ」と花火を観賞する人たちの「顔」のほうをよく観察するべきです。どんな花火に反応するのか? なぜあの花火は人々の印象に残っているのか? と。

経済が冷えきった中でも必ずヒット商品のヒントは落ちています。私の経験から言うと、自分が予期しないような身近な場所に転がっている。

ところが現実には、効率重視でマスコミやネットから自分に必要な情報しか探さない人が多いのです。

ポイントは「人の話をよく聞く」ことです。「私は聞いている!」と答える人も多いかもしれませんが、本当ですか?

拙著『一番になる人』でも触れましたが、私はモーニング娘。のメンバーたちが雑談しているとき、こっそり聞き耳を立てていました。出てくる話題は、美味しいスウィーツ、ブランド品のバーゲン情報、あとは芸能人(笑)。この3つが、彼女たちの会話の“鉄板テーマ”でした。

10代の女のコたち、いや女性の井戸端会議はそういうネタが好きなのでしょう。それはそれでマーケットリサーチにはなるのですが、全体の98%はただの“雑ノイズ音”にすぎません。お互いに言いたいことを言うだけ。質問と答えがまったく食い違ったままで、会話になっていない。

しかし、残り2%。くだらないガールズトークの中にも、きらりと光るものが1つか2つはある。何気ないひと言、リアクションに、女のコの心情や潜在的なニーズを感じ取ることができる。彼女たちは無意識にいいメッセージを発している。これらを楽曲づくり(歌詞や題目など)や企画づくりに活かしていくのです。

疲れて帰宅すると妻から愚痴をこぼされますよね。やれ稼ぎが少ない、やれどこどこの誰々ちゃんがどうしたとか。そんな低次元の世間話の中でも、うまく分析すれば主婦業界におけるトレンドを発掘できる可能性は十分にあります。

例えば、妻は子供向け教育番組の中で音楽に癒やされる、とか、戦隊ものの番組に出てくる若手イケメン俳優に注目していることを知る。そうした情報から子供向けの番組が、実は“子供とお母さん”の両方をターゲットにしていることに気づけるようになれば素晴らしい。

ヒット商品というものは、最初、ごく一部の尖った感性を持つ人だけが熱狂していたモノが、その後、その周辺に飛び火して大勢に伝播していき一般大衆が支持するメジャーな存在になっていくのです。実はシャ乱Qがブレークしたのもこのパターンですし、最近の若手のお笑いや韓流ブームなども同じです。

ですから、自分がヒット商品をつくりたいなら、「雑音の中の2%」と「最初のごく一部の動き」に敏感でないといけません。流行の萌芽をそこで発見できるかどうかが勝負です。

「ごく一部」の動きがそのまま、大化けしないまま、自然消滅することも多い。だからといってブームができてから「後追い」しても何のメリットもありません。大ヒットしたドラマであっても、その何カ月も前から脚本家やプロデューサーは案を練っている。ヒットしている段階ですでに賞味期限が切れかけているのです。

「幸せは地獄の一歩手前」という言葉があります。大好きなお菓子でも100個食べろと言われれば、誰もが嫌になる。何個がちょうどいいのか。無駄話に耐え、気づいたことをメモに残す地道な習慣こそがアイデアの源です。


プロデューサー つんく♂●1968年、大阪生まれ。シャ乱Q、モーニング娘。などで、数々のミリオンヒットを手がける。2008年8月『一番になる人』(サンマーク出版)を刊行。


わたしも、そう、思います。

しかも、建設・不動産の世界も、けっこうそうかもねーー!! とっても、参考になりました。