[北京 16日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は16日、世界の金融市場に関する報告を発表し、国内資本市場に対する海外投資を徐々に拡大する方針を示した。国内金融市場への海外投資に関する規制を緩和する意向だ。
人民銀行は同時に、国内企業に対して海外先物市場でのヘッジを促す一方、適格国内機関投資家(QDII)制度について、国内機関投資家に海外での投資を認める方向で拡大する方針を示した。
報告はまた、金の先物・オプション取引を育成するよう呼び掛けている。上海金取引所では金の直物取引しか行われていない。
人民銀行は、金の輸出入に関する規制を徐々に緩和する方針も表明。それによると、中国は外国銀行に対し、上海金取引所での金の取引に参加することを認める計画。
一方、1兆ドル以上に上る外貨準備の構成について、人民銀行は、市場の動きに対応する形で大幅に調整することはないとした。外貨準備にはドル、ユーロ、円、ポンドなど多くの通貨が含まれていると指摘、政府債、機関債、社債、モーゲージ担保証券なども保有していると明らかにした。
中国は外貨準備の構成を国家秘密としているが、温家宝首相はこの日、外貨準備の大半はドル建て資産に投資されていることを明らかにした。
中国は2005年5月の規制緩和で、全国の企業に海外投資を認めるとともに、
2006年投資に際しての外貨の使用限度額を33億米ドルから50億米ドルに引き上げました。
こうした規制緩和を受け、中国企業による海外企業の買収などがさら活発化しつつあります。
技術や人材の確保を目的とした買収の他、資源・エネルギーの確保を狙って、海外の石油
・ガス会社を買収する大型の案件などすすむ可能性があります。中国マネー、さらに、海外投資を拡大です。
