アート・ペッパーが1977年、初の日本公演について友人ジョン・ジェームスとアン・クリストスに宛てた手紙の中でこう記しています。「日本への旅行はすばらしかった。ローリーも僕も、日本で僕のレコードが売れているなんて、いい加減な話なのではないかと思っていたんだ。僕は舞台のそでに立ち、カル・ジェイダーの紹介を待った。僕はのろのろとマイクに向かって歩き始めた。僕の姿が見えるや、観客席から拍手と歓声がわき上がった。マイクに行きつくまでの間に、拍手は一段と高まっていった。僕はマイクの前に立ちつくした。おじぎをし拍手のおさまるのを待った。少なくとも5分間はそのまま立っていたと思う。何ともいえないすばらしい思いに浸っていた。あんなことは初めてだった。あとでローリーに聞いたが、彼女は客席にいて観客の暖かな愛をひしひしと感じ、子供のように泣いてしまったという。僕の期待は裏切られなかったのだ。日本は僕を裏切らなかった。本当に僕を受け入れられたのだ。やっと報われたのだろうか。そうかもしれない。たとえ何であったにしろ、その瞬間、今までの、過去の苦しみがすべて報われた。生きてきてよかった。と僕は思った。」
知らないかた、興味あるかた、アルバムを一度聞いてみてほしいです。



