毎年のことながらこの時期、
オーバーホールやパーツ交換の依頼が増えてきています。
かなりの確率でチェーン交換をさせていただきますが
「この機会なので」と、
「ビッグプーリー」のご注文を同時にいただくことも多いです。
先日、「CDJ BIG PULLY KIT ENTRY」が入荷しました。
Shimano RD-R7000 リアディレーラー用の「ビッグプーリー」です。
■CDJ V3 ビッグプーリーキット エントリー 12x15T
標準ハイブリッドセラミックベアリング仕様 ￥20,900（税込）
フルセラミックベアリング仕様 ￥27,500（税込）
SSショートゲージ（ロー最大歯数30Ｔ）、GSロングゲージ（ロー最大歯数34Ｔ）それぞれあり。
アルテグラ完成車の組み立てや整備が続いた後に、105完成車の組み立てが入り、
変速調整をする為にクランクと共に後輪を回転させると
思わず「重い」と感じてしまいます。
リアディレーラーに標準で付属する
プーリーが原因です。
シマノのリアディレーラーに標準で付属するプーリーです。
左が「RD-R7000 105」、右が「RD-R8000 アルテグラ」
「RD-R7000 105」の駆動部は「ブッシュ」
「RD-R8000 アルテグラ」は「カートリッジベアリング」です。
小型で高性能なベアリングが世の中に沢山出回っているのに
人力で1日100km、多い人は200～300kmも走る乗り物の駆動回転部が「ブッシュ」って今時考えられない。
重いって。
今まではこの「プーリー」のみをアルテグラやデュラエースにグレードアップさせるのが
定番チューンでしたが、
当店でチョイチョイおすすめしているせいか、
「ビッグプーリー」にされるお客様が本当に増えました。
「ビッグプーリー」にすることでリアディレーラー部のチェーンの抵抗が減ります。
ぺダリングが軽く楽になるので、
いつもと同じ感覚でペダルを回してるのにリアカセットスプロケット「1～2枚分重いギアが踏める」ようになります。
「CDJ V3 ビッグプーリーキット エントリー」が発売されるまでは、
105ユーザーであってもリアディレーラーをアルテグラにグレードアップしていただいた上に、
「CDJ V3 ビッグプーリーキット」を購入していただかざるを得ませんでした。
総額で「5～6万円」もかかるので躊躇されていた人も多いかと思います。
「CDJ V3 ビッグプーリーキット エントリー」は旧型の105を使われていたとしても、
リアディレーラー交換すれば使えます。
RD-R7000のリアディレーラー込で￥26,000～￥33,000です。
「RD-5800」からだと、ショートゲージでカセットが11-30Tも使えるようになります。
リアディレーラーの引きも軽くなります。
ゲージはアルミ製です。
「CDJ」＝「カーボンドライジャパン」なのにカーボン使ってないんちゃうの？と思いきや、
プーリー素材（樹脂）に「カーボンが10％」含まれているそうですよ。
レジ横に各社「ビッグプーリー」を大量展示中です！！
この冬、オーバーホールの機会に是非どうぞ！！
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