本日は、CERVELO(サーベロ)新型エアロロードバイク
「S5 DISC」を
ご購入予定のお客様のサイジングを行っていました。
以下のジオメトリーデータはメーカーサイトで公開されていますが、
このデータだけではサイジングが完遂出来ない事案があります。
それは、
サドルとハンドルの「高低差」です。
最新型のエアロロードバイクには専用の一体型化されたハンドル&ステムが標準仕様で付いていることが多いです。
「S5 DISC」もカーボン製の専用ハンドル&ステムが標準装備されています。
ステム下に専用のスペーサーを入れてハンドルの高さ調整を行うことが可能です。
スペーサー無し。
最大 5mmスペーサーx6枚=30mm ハンドル高を上げる事が出来ます。
問題は、「スペーサー無し」状態のハンドル~サドル高低差が何cmになるか、です。
一般的なロードバイクのコラムスペーサーを足したり抜いたり、マイナス角ステムを使ったりすることができないので、
「ハンドルの高さ」はシビアになります。
偶然にも、
48、51、54サイズのフレームが揃ったので、
データを取りました。
・48サイズ BB~サドルTOP670mmの場合 ハンドル~サドル高低差は約9cm
・51サイズ BB~サドルTOP700mmの場合 ハンドル~サドル高低差は約10cm
・54サイズ BB~サドルTOP730mmの場合 ハンドル~サドル高低差は約9cm
それぞれ、
ステム下に最大3cmのスペーサーを追加することが出来ますが、
それでも、高低差はかなり大きめです。
「ロードバイクを速く走らせたければハンドルをできるだけ低くし人間の空気抵抗まず減らせ!」理論に基づいているのでしょう。
「S5 DISC」が
「レーシーポジション」で、
「前傾が強め」で、
「柔軟性の高い人向きのバイク」であることは間違いありません。
ハンドルとステムの間にも2.5mmのスペーサーを加えて高くすることもできますが、
「ハンドルの角度」か「高さ」のどちらかを選択する必要ありますので、
シマノのレバーを使うのでしたら角度調整用「2.5度」スペーサーを使うのが良い感じでした。
どちらにせよ、この「S5 DISC 専用スペーサーキット」が無ければ、どうしようもありません。
ハンドル&ステムのデーターも取りました。(実際はカタログと異なっていました。)
・48サイズ ハンドル幅380mm(芯~芯)、ステム長90mm
・51サイズ ハンドル幅400mm(芯~芯)、ステム長90mm
・54サイズ ハンドル幅420mm(芯~芯)、ステム長100mm
フレームセット販売の場合のみ、ハンドル幅とステム長は変更が可能です。(完成車販売は不可)
以上、
「S5 DISC」の購入を検討されている人は参考にしてみてください。
次回、サドルポジション編に続く(予定)
「2019 CERVELO S5 DISC フレームセット」の詳細ページはこちら
https://www.cozybicycle.com/jouhou/roadbike/cervelo2019/s5discframe.html