この土日もたくさんのお客様のご来店ありがとうございました。
2日間だけでも何台もバイクのサイズ・フィッテイングをさせてもらいましたが、これらが全てご成約になれば組立に忙しくなりそうで今からワクワクしています。
修理もたくさん依頼があり、何かありがたいですね。
先日、このブログを読まれているお客様がご来店いただいた際、「店長さん、修理好きなんですよね」ときかれたので「ハイ」と即答しました。
前に働いてお店では店長という立場もあり、人を育てるのに「修理」は最適ですから、作業自体は新人さんにお任せして、私は指導とチェックのみするだけにしていました。
本当は修理したくてウズウズしていたんでけど。
他のお店で購入されたバイクを修理するのも楽しいですが、自分で組み立ててお客様に販売したバイクを数年後に修理できるのことはもっと最高に楽しいです。
そもそも、販売数年後の修理は信頼されていなければお客様が修理に持ってこられることはない訳ですから、それだけでも幸せなことです。
自分が組み立てたバイクが数年後にどういうふうになっているのかを実際に見れる「実験室」ですから販売後の修理やオーバーホールは本当にありがたいのです。
それらの内容を検証して次の組立に生かさせてもらうのです。
修理やオーバーホールはお店ごとによって内容が異なると思います。
どこまでやって、どこまでやらないか、今後のアウターパーツの入手可否を考えてコンポ全交換をすすめるのか、あるいはバイクの買い替えを助言するのか、修理を受ける人の「経験」や「センス」でかなり左右されると思います。
今のお店近辺にスポーツバイク専門店が少なかった為か、かなりの期間「ノーメンテナンス」で「乗りっぱなし」、「放置しっぱなし」なバイクが修理&オーバーホールで持ち込まれます。
「5年間」や「10年間」ノーメンテは当たり前、中には「20年間」なんてこともあります。
今、丁度購入されてから約10年間手を入れられなかった「BD-1」をOHしています。
店の前に私の通勤用「BD-1」を置いているので「この店、修理できる」と持ってこられたようです。
ゴム系パーツを一通り新しいものに交換して、ワイヤー類も新しものに、そして回転部をグリスアップします。
BBはゴリゴリになっていたので交換します。
チェーンの脱落防止が根元からグラグラになっていたので、
M5x40mmボルト、M5ナット、M5ワッシャーを使ってリベットをカシメなおします。
本当はこのような「ハンドリベッター」を使うんですけどね。
フレームのボトルゲージ台座のカシメ修理にも先ほどのボルトセットは使えます。
あまり強く締めすぎるとフレームが割れたりするので程々の強さで。
今日、たまたま撮れた写真です。
私の通勤用「BD-1」で休憩しているのは誰ですか?
来週20年物バイクの修理をさせていだく予定です。楽しみ!