selle ITALIA（セライタリア）のサドルには2種類のカーボンレールが使われています。
一般的な7x9（セライタリアの場合は7x9.6mm）カーボンレールと、「CARBONKERAMIC」(カーボンケラミック）レールです。
従来から発売されている一般的なカーボンレールは楕円断面の7x9mm（セライタリアは7x9.6mm）規格
セライタリアサドルのライナップで「KIT CARBONIO」（キットカーボニオ）と名が付くサドルに2014年モデルから新しく採用されている「CARBONKERAMIC」(カーボンケラミック）レールは、シートピラーへの固定力を高めるため、レールのクランプ部にセラミックの層が足された作りで、耐久性アップとともにノーマルのカーボンレールと比べ6gの軽量化にも役立っています。
この「CARBONKERAMIC」レールの最大の特徴はレール径がφ7mmの真円断面レールということです。
つまり横から1ボルトで締め付けるタイプのクランプにも使用が可能になります。
一般的な7x9mm仕様のカーボンレールを使う場合にも専用のクランプに交換する必要が無くなる訳です。
尚、この「CARBONKERAMIC」レール仕様のサドルの体重制限100kgです。
メーカー指定のクランプ部の締め付け最大トルク(ポストに表記がない場合）は8Nmです。
スぺシャライズドのシートポストに代表されるような左右から一本ボルトでレールをクランプに固定するタイプは以前はカーボンレールそのものが取り付けできませんでした。
現在はカーボンレール用のクランプが用意されているのでクランプのみ交換すれば7x9mmカーボンレールも使用できます。
もしφ7mmの真円断面のカーボンレールがサドル業界の標準規格になると交換の必要がなくなるし、不要なゴミも減ります。
φ7mmの真円断面のカーボンレールであれば、万が一フレーム専用ポストが１ボルトタイプであった場合や「DIXNA」の1ボルトシートポストなどにも軽量カーボンレール仕様のサドルを使うことができます。
「１ボルトタイプ」のシートポスト自体が少なくなってなってきたような気もしますが。
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2014 selle ITALI（セライタリア）サドルのページ
http://www.cozybicycle.com/jouhou/parts/selleitalia/selleitalia.html