CAMPAGNOLO(カンパニョーロ)の機械式コンポを調整していて最近良く思うのが、「シマノ」より「カンパ」の変速調整は簡単!なのです。
「9000 Dura Ace」や「6800 ULTEGRA」や「5800 105」でシマノがロングアームのフロントディレラーを採用することになったのでワイヤーの引きは格段にスムーズになりました。
しかし、フロントディレーラーの変速調整はトリム位置を変更したことにより調整の幅が小さく非常にシビアになっています。
カンパニョーロのフロントディレーラーは従来型のトリム調整ですから、調整の幅が広く「ルーズな調整」でも変速調整ができてしまうので、セッティングの時間がとても速いのです。
特にフロントディレーラーの取り付け部がバンド式の場合は、カンパニョーロのフロントディレーラーの要である「高さ」がある程度決まれば、問題なく変速調整が完了します。
直付けの場合(イタ車のクロモリフレームが多い)はチェーンの噛みこみによるフロントディレラーのズレが生じない「高さ」を見つける必要があるので少しセッティングに時間がかかります。
チェーンリングの一番背の高い歯がフロントディレーラーに接触しないで、チェーンの噛み込みが起こらない高さにセットします。
フロントインナーxリアローでフロントディレラーの内側にチェーンが当たらないように調整します。
フロントインナーxリアローでフロントディレラーの内側にチェーンが当たらないように調整します。
フロントアウターxリアローでもフロントディレラーの内側にチェーンが当たらないように調整します。
最後にフロントインナーのトリム位置xリアトップでフロントディレラーの内側にチェーンが当たらないように調整できれば完璧です。
その前にスムーズに前後ディレーラーが動くようにシフトアウターの長さをキチンと調整する必要があるのですが。
そういえば、2015年モデルの「CAMPAGNOLO CHORUS」(カンパニョーロ コーラス)のフロントディレラーは「ロングアーム」になっています。調整のやり方は変更になるのでしょうか?
シマノ式になるのでしょうか?