今月の末から各ロードバイクメーカーの2015年モデルの業者向け展示会が始まります。
何の事前情報も入手できておりませんが、2015年モデルの価格を勝手に予想してみます。
ホイールの値段が上がっているので、シマノ使用率が高いロードバイク完成車は値上げする可能性が高いでしょう。
中でも注文すべきは11スピードになった「シマノ 5800系 105コンポ」です。
10万円台後半から20万円台のロードバイク完成車に採用されることが多い「シマノ 105」コンポは10スピードの5700系から、11スピードの5800系にモデルチェンジしました。
11速化に伴い105コンポの価格は税抜きの定価ベースで、5%(約\3,000)値上がりしました。
ホイールも値上げしていることですから、105コンポが付いた同じ名称の機種でも、定価が上がることはなんとなく予想されます。
そこで、元々シマノコンポ率が高いロードバイクメーカーが使う手は「105モドキ」クランクを使うことです。
上が本物のシマノ 5800系105クランクの「FC-5800」です。
こちらがシマノ105モドキの「FC-RS500」です。
どちらのクランクも11スピード対応ですが、価格差は「FC-RS500」の方が¥4,000程度安いのです。
シマノ105がほぼフルセットで使われているようなロードバイク完成車はこのクランクを使って2014年モデルと2015年モデルの価格を合わせてくるのでしょう。
まあ、ブレーキキャリパーをシマノ以外の製品にされるよりはよっぽどマシなんですが。
万が一、コンポ仕様(特に105仕様)が変わらずに価格が同じなのであれば、そのロードバイクメーカーはかなり頑張っているということです。
さて各メーカーは2015年モデルの値付けをどうするのでしょう?