私が「SYNAPSE 6 TIAGRA」を改造するなら | CozyBicycleのブログ

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兵庫県川西市のスポーツバイク専門店です。

私が2014年キャノンデールのフルアルミ製ロードバイク「SYNAPSE 6 TIAGRA」を個人的に改造するなら、以下の順番にします。


CANNONDALE 2014 SYNAPSE 6 TIAGRA WHT

「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」のマグネシウムホワイトカラー(WHT)


CANNONDALE 2014 SYNAPSE 6 TIAGRA BBQ

「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」のジェットブラックカラー(BBQ)


「リラックスポジション」と「優れた振動減衰性能」を持つ「SYNAPSE」シリーズはキャノンデールのロードバイクの中で最もノンビリ走れるロードバイクです。またこの「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」はアルミフレームで頑丈ですから、カーボンフレームのようにフレームの取扱いに神経を使わなくて済みます。


ノンビリ派のライダーでも郊外へ出かけることはあるでしょうから、「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」に乗ってツーリング使うことを考えて手を加えていきます。


ハンドル高やステム長を適正なポジションに合わせる(交換する)等は大前提として、その次に以下のようにしていきます。

「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」に使われているコンポはデュアルコントロールレバー、フロントディレラー、リアディレラー、カセットスプロケットのみが「シマノ10sティアグラ」コンポです。つまりブレーキキャリパー、ククランク、チェーンは「ティアグラ」どころか「シマノ製」ですらありません。特に標準で付属するブレーキはキャリパーは本当に効きがイマイチなのですぐに交換することをオススします。


1. 前後ブレーキを「BR-5700」(シマノ105ブレーキキャリパー)以上のグレードに交換する。

2. ハンドルの横幅を適正なものに交換する。

3. チェーンを「CN-5701」(シマノ105チェーン)チェーンに交換する。

4. グリップ性能が高く、耐パンク性能に優れたタイヤに交換する。

5. ホイールのグレードをアップさせる。

6. クランクをシマノ製に交換する。

です。


1. 「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」の標準仕様のブレーキは「PROMAX」社製のものが使われています。

「ブレーキの効き」(特に雨天時)や「ブレーキのタッチ」がイマイチですからまず何より先に交換します。せっかくブレーキを交換するのでしたら「TIAGRA」グレード以上の「シマノ105」か、もしくは「BR-6800」(シマノアルテグラ)に交換しても良いと思います。
Shimano 105 BR-5700 SILVER

「Shimano 105 BR-5700」(シマノ105ブレーキキャリパー)

税抜定価¥7,645(前後セット)

Shimano BR-6800(シマノ アルテグラ ブレーキ)

「Shimano Ultegra BR-6800」(シマノアルテグラブレーキキャリパー)

税抜定価¥12.357(前後セット)



2. 悪路を走行を考えているのか「SYNAPSE 6 TIAGRA」のドロップハンドルは横幅がワンサイズ大き目のものが標準で付属しています。フレームサイズが48と51と54サイズの場合はハンドル幅は芯~芯42cm、フレームサイズが56と58サイズの場合はハンドル幅は芯~芯44cmです。

もちろん乗られる人の肩幅でハンドル幅は決まりますが、48と51サイズのハンドル幅芯~芯42cm、56サイズの場合はハンドル幅芯~芯44cmは、それぞれ大きいように思えますので、ハンドル幅を適正にするために交換します。オススメのハンドルはアルミ製でしたら「EASON EA70 ERGO」です。

EASTON EA70 ERGO HANDLE

「EASTON EA70 ERGO」ハンドル。

軽量で丈夫なアルミ製です。ショートリーチ型で握りやすいハンドルです。重量240g、ハンドル幅は38/40/42/44cm.。

税抜定価¥8,500


3. 「SYNAPSE 6 TIAGRA」を週末サイクリングやロングライドで使用するのであれば郊外のスピードが出る場所を走ることを考えると付属のタイヤ「Schwalbe Lugano」ではグリップ性能面で少し怖いです。

グリップ性能が高く、耐パンク性能に優れるタイヤにまずは交換します。

タイヤ幅は標準仕様で700x25cが付いています。砂利道や未舗装路を走る可能性がある人は25cを、舗装路のみを走られる人は700x23cで良いと思います。

PANARACER TYPE-D EVO2(パナレーサー)

耐パンク性能とグリップ性能どちらも優れる「PANARACER TYPE-D EVO2」

税抜定価¥11,048(前後セット)

700x23cと700x25cサイズのどちらもラインナップがあります。



4. 「SYNAPSE 6 TIAGRA」の標準仕様でチェーンは「KMC X10, 10-speed」が使われています。

変速性能(特に下り変速)が悪く、チェーンノイズも大きいのでシマノ純正のチェーンに交換します。「CN-4601」(ティアグラチェーン)より「CN-5601」(105チェーン)の方が何故か値段が安いので「105チェーン」に交換します。これで「シマノTIAGRA」本来の変速性能に戻るはずです。

価格は税抜定価¥2,465です。
Shimano CN-5701(シマノ 105 チェーン)

5. ホイールを交換すると走りの軽さが劇的に変わります。

「SYNAPSE 6 TIAGRA」に標準で付属するホイールは完成車にするための「とりあえず」のものです。このホイールから交換して劇的に変わったと思えるのは「FULCRUM RACING QUATTRO」(フルクラム レーシング クアトロ)ぐらいからになると思います。


FULCRUM RACING QUTTRO WHEEL
「FULCRUM RACING QUATTRO」はリムが35mmで高速巡航スピードが維持しやすい性能があるアルミヒールです。またリム外周に強度があるのでハードユースにも耐えられるホイールです。ホイール重量は1725gです。

税抜定価¥48,000(前後セット)


Shimano(シマノ) WH-RS81-C24-CL ホイール

「CAAD8 6 TIAGRA」をロングライドやツーリングのみで使うのであればカーボン&アルミリムの「Shimano WH-RS81-C24-CL」(前後ホイール重量1502g)がオススメです。 軽くなったホイールが登り坂を楽にしてくれるはずです。

税抜定価¥56,054(前後セット)


6. 「SYNAPSE 6 TIAGRA」に標準で付属する「FSA OMEGA」クランクの変速性能はチェーンやギアが新品の場合はシマノ純正クランクに比べてもあまり気にならなくなってきています。

アウターギアだけを「シマノ製」に交換するということも可能ですが、クランク本体の精度が良くないので「シマノ純正クランク」に交換することをオススメします。

Shimano Tiagra FC-4650 Crank


「Shimano 105 FC-4650」(シマノTIAGRAコンパクトクランクセット)

税抜定価¥8,103

Shhimano 105 FC-5750 Crank Silver


「Shimano 105 FC-5750」(シマノ105コンパクトクランクセット)

税抜定価¥14,344

SUGINO BB30-IDS24 CONVERTER(スギノ)

「2014 SYNAPSE 6 TIAGRA」にシマノクランクを取り付けるためには他にBB30用コンバーターが必要です。

「SUGINO BB30-IDS24 CONVERTER」 税抜定価¥6,500