先週、辻さんは彼女とケンカした。
「当分、会うことはないでしょう」
その言い方は、明日全国的に寒波が訪れるでしょう。と
まとめる天気予報士みたいに聞こえた。
私はそれに感想がでなかった。
その言葉を聞いたのが初めてじゃない。
念のため、会わなくなった理由を聞いてみた。
「彼女の部屋に泊まりにいった…
つもりだったんだけど、
落ち着けなくて帰ってきました」
「落ち着けないって?」
「この寒いなか、ベランダでしか
煙草吸えないのが辛くてね」
彼女のために一日ホタル族できなかったらしい。
もしかしたら泊まると決まった日から
彼女は辻さんと過ごすため、イソイソ用意してた
かもしれない。
ごめん、帰る。の辻さんの言葉に怒った彼女と
言い合いになり
「私がちがう男見つけてもいいのねっ?!」
と捨て台詞を吐いたとのことだった。
それでも動じなかった辻さん。
聞いてる私も動じなかった。
2人ともイイ年なのに、
ケンカするといつも同じことを言い合う。
予想ではどうせすぐ仲直りすると思ってたら
今日、彼女の部屋へ改めて泊まりに行くそう。
ケンカといえば、私もゴールデンウィーク以来
ケンカ別れみたいな形で音信不通になった
友だちのみどりと今でも連絡していない。
正直、ケンカすることに疲れた。
みどりからの批難めいたメール文。
辻さんに向けられた彼女からの脅し文句。
女は頼ってる相手から
すこし冷たく思われる態度を見せられると
形相を変え、思いきり文句を言わずにいれない、
そうゆう生き物かもしれない。
冷たい態度=自分を全否定された
そう思うからかもしれない。
全否定されると自分のなかで生きてる価値がグッと下がる。
自分は世の中に必要とされてないのか?
そんな風に考えこんじゃう。
仏教で「輪廻転生」とは
人は仏になるまで何度も生死を繰り返す様になってる、
という。
自分のなかにある不完全な部分を何度も
生まれ変わることにより、いつか仏(完全な人)になる、
それまで艱難辛苦の道を誰もが通らなければならない。
と説いている。
無神論者な私のなかで、それを読んだとき
みどりが何故ああもムカつく言葉を並べたメールを
送ってよこしたか納得できた。
同い歳だけど、苦しみの受けとめ方がちがう。
その答えはみどりのメール文が教えてくれた。
私を加害者にすることで彼女は自分の傷を
見ないようにめいっぱいの批難メールをよこしてた。
ケンカは一人でできるもんじゃない。
二人いるからできる。
脅し文句、泣き落し、引き下がらない、自殺未遂。
知人等から聞いたケンカ後の相手の態度。
自殺未遂は睡眠剤飲んで手首以外にひじの内側も切ったと
その度、リアルにメールや電話してきたと聞いた。
モト彼のモトカノのこと。
別れようと電話で切りだしたあとに起きた出来事。
なので、辻さんの彼女の脅し文句が
とても可愛いらしく思えた。
脅したりするのは相手の気を引きたい、惹きつけてたい。
そんな願望の表れが健康的に見えた。
自分の思うようにできないと
ダダこねるこどもみたいに、
依存してる相手から離れるのが怖い。
自分を必要としてくれる存在を消したくないし
自分自身の傷ついた気持ちを一人で解消できない。
じゃあ。
じゃあ、最初っから特定の相手をつくらなかったら?
ここ数年、自分が傷つくより
傷ついてしまった友だちからの相談相手してるうち
自然とその気持ちが芽生えてきた。で、今に至る。
特定の相手がいないからって
傷つかないワケじゃないが、この生き方もイヤじゃない。
イヤなのは
自分が傷つくのが怖くて
相手に言葉の銃口を向けてぶっ放す人種。

私も気づかずそうしてしまってるだろうから
ふだんからできるだけ相手を傷つけないよう
気づかうことを忘れずにいたい。
彼女と当分会わないでしょう。と話す前に
「あなたを一番に思いますよ」
と人を慰み者にしてないか?的な辻さんの言葉も
嬉しいより、何か裏がある。と思う気持ちが強かったです。
結果、ビンゴでした。
女心をここまで掴みきれないひとも珍しいです。
辻さんは私にとって、
ツチノコと同じ存在価値があるかもしれない。
「当分、会うことはないでしょう」
その言い方は、明日全国的に寒波が訪れるでしょう。と
まとめる天気予報士みたいに聞こえた。
私はそれに感想がでなかった。
その言葉を聞いたのが初めてじゃない。
念のため、会わなくなった理由を聞いてみた。
「彼女の部屋に泊まりにいった…
つもりだったんだけど、
落ち着けなくて帰ってきました」
「落ち着けないって?」
「この寒いなか、ベランダでしか
煙草吸えないのが辛くてね」
彼女のために一日ホタル族できなかったらしい。
もしかしたら泊まると決まった日から
彼女は辻さんと過ごすため、イソイソ用意してた
かもしれない。
ごめん、帰る。の辻さんの言葉に怒った彼女と
言い合いになり
「私がちがう男見つけてもいいのねっ?!」
と捨て台詞を吐いたとのことだった。
それでも動じなかった辻さん。
聞いてる私も動じなかった。
2人ともイイ年なのに、
ケンカするといつも同じことを言い合う。
予想ではどうせすぐ仲直りすると思ってたら
今日、彼女の部屋へ改めて泊まりに行くそう。
ケンカといえば、私もゴールデンウィーク以来
ケンカ別れみたいな形で音信不通になった
友だちのみどりと今でも連絡していない。
正直、ケンカすることに疲れた。
みどりからの批難めいたメール文。
辻さんに向けられた彼女からの脅し文句。
女は頼ってる相手から
すこし冷たく思われる態度を見せられると
形相を変え、思いきり文句を言わずにいれない、
そうゆう生き物かもしれない。
冷たい態度=自分を全否定された
そう思うからかもしれない。
全否定されると自分のなかで生きてる価値がグッと下がる。
自分は世の中に必要とされてないのか?
そんな風に考えこんじゃう。
仏教で「輪廻転生」とは
人は仏になるまで何度も生死を繰り返す様になってる、
という。
自分のなかにある不完全な部分を何度も
生まれ変わることにより、いつか仏(完全な人)になる、
それまで艱難辛苦の道を誰もが通らなければならない。
と説いている。
無神論者な私のなかで、それを読んだとき
みどりが何故ああもムカつく言葉を並べたメールを
送ってよこしたか納得できた。
同い歳だけど、苦しみの受けとめ方がちがう。
その答えはみどりのメール文が教えてくれた。
私を加害者にすることで彼女は自分の傷を
見ないようにめいっぱいの批難メールをよこしてた。
ケンカは一人でできるもんじゃない。
二人いるからできる。
脅し文句、泣き落し、引き下がらない、自殺未遂。
知人等から聞いたケンカ後の相手の態度。
自殺未遂は睡眠剤飲んで手首以外にひじの内側も切ったと
その度、リアルにメールや電話してきたと聞いた。
モト彼のモトカノのこと。
別れようと電話で切りだしたあとに起きた出来事。
なので、辻さんの彼女の脅し文句が
とても可愛いらしく思えた。
脅したりするのは相手の気を引きたい、惹きつけてたい。
そんな願望の表れが健康的に見えた。
自分の思うようにできないと
ダダこねるこどもみたいに、
依存してる相手から離れるのが怖い。
自分を必要としてくれる存在を消したくないし
自分自身の傷ついた気持ちを一人で解消できない。
じゃあ。
じゃあ、最初っから特定の相手をつくらなかったら?
ここ数年、自分が傷つくより
傷ついてしまった友だちからの相談相手してるうち
自然とその気持ちが芽生えてきた。で、今に至る。
特定の相手がいないからって
傷つかないワケじゃないが、この生き方もイヤじゃない。
イヤなのは
自分が傷つくのが怖くて
相手に言葉の銃口を向けてぶっ放す人種。

私も気づかずそうしてしまってるだろうから
ふだんからできるだけ相手を傷つけないよう
気づかうことを忘れずにいたい。
彼女と当分会わないでしょう。と話す前に
「あなたを一番に思いますよ」
と人を慰み者にしてないか?的な辻さんの言葉も
嬉しいより、何か裏がある。と思う気持ちが強かったです。
結果、ビンゴでした。
女心をここまで掴みきれないひとも珍しいです。
辻さんは私にとって、
ツチノコと同じ存在価値があるかもしれない。