ノーチラス号で改造して貰った飛行機で飛び立って、すでに恋人同士のようなジャンとナディアは、快適な空の旅を満喫中

エレクトラに教えられた島へと向かいます。





一方、前回、海の上を漂流中だった三人組は、どこぞの陸に上がってグラタンを修理中

グランディス「神様、私が何か悪いことをしてるのでしょうか?」

サンソン「してるよな~、自覚がねぇってのはまずいよな~、やっぱり」

グランディス「一言多いんだよ!お前はっ!!」

このままこの島で朽ち果てるのかと嘆きつつも、のんびりと寝転がっている三人

と、そこへ、遠くから聞こえる飛行機のエンジン音。

三人組は飛び起きて双眼鏡で確認、「ブルーウォーターだ!」と歓喜する。





そんな時、飛行機へ轟音と共に飛行機に向かって砲弾が飛んでくる

驚くジャンとナディア。

砲弾は、飛行機の翼を貫き、エンジンから出火、急降下をはじめる。

離れた場所から目撃している3人組。

口ではブルーウォーターを奪うチャンスと言いながら、「何、言ってんだい!子供の命とどっちが大事なんだい!!」と、子供たちの救出に向かうグランディスと、それに従うサンソン・ハンソン。





火を吹くエンジン、制御不能な機体を必死で立て直そうをするジャン

そうこうしてるうちに翼のフラップが吹っ飛び、急降下。

機体がもたず森へと墜落。





「勇ましい子供達だったねぇ。アーメン」

冥福を祈る3人組

バラバラになった機体の下で、地面に投げ出されているナディア
投げ出されたナディアが気が付き、ジャンとキングを探すが、近くには見当たらない。
少し離れたところで燃えてる飛行機の残骸を見つけ、ナディアは駆け出す。

地面に散らばった数々の部品を見て、顔に絶望の色を滲ませるナディア。
ふと、ジャンの帽子を発見したナディアは、帽子に駆け寄って手に取り、木を見上げ、枝に引っかかっているジャンを見つける。
ジャンを心配するナディアは、今にも泣き出しそうな表情。
しかし、ジャンとナディアは無事でしたが、キングの姿が見えない。
探しに歩き出す2人。

キングを探しながら、あても無く森の中を歩くジャンとナディア
前方に倒れている人達を見つけ、大急ぎで駆け寄る。

男性と女性、女性に庇われるように抱かれた女の子と、少し離れたところに倒れている犬
「あ、あの。もし、もしもし」男性をゆすって呼びかけるジャン。
ジャン「あ!冷たい・・・」
無数の銃跡の中、女の子を庇うように倒れている母親らしき女性の傍らで、無言で俯き首を振るナディア。
家族が飼っていた犬に視線を落とし、なんとも言えない表情のジャンと、泣くナディア。

ナディア「ジャン!この子生きてる!」
母親に抱かれていた少女が意識を失いながらも、わずかに動く
ジャン「まずい、ナディア、隠れるんだ!」
何者かの足音に気付き、草陰に隠れる3人と1匹
目の前を、隊列を組んで行進する仮面の集団と、捕らえられた三人組の姿を発見する。


夕方になり、人目につかなそうな場所で少女を案じる二人と1匹
ナディアの膝の上で女の子は目を覚まします。
ナディア「私の名前はナディア。この男の子はジャン。あなたは?」
少女「マリー!」
キングがマリーに前足をかけ、仲良くなりたいと仕草し、マリーも恐る恐る応える。
マリー「ママは?」
ナディアはジャンと視線を合わせる
ナディア「ここにはいないのよ」
マリー「じゃあパパは?」
ナディア「パパもいないのよ」
マリー「じゃあパパとママのところに行く」
ナディア「今はだめなの」
マリー「どうして?昔の村に隠れるって、パパ言ってたのよ。この先にあるの。マリーちゃぁんと覚えてるもん」
ナディア「マリーはおりこうさんね」
マリー「うん!ママもそう言ってるわ」
耐え切れなくなったナディアの感情が爆発、泣きながらマリーを抱きしめます
ジャン「行こう、その村へ・・・」


一方、謎の仮面達のアジトでは、自分達以外で実用化されていた飛行機の存在に気付き、ノーチラス号との関連を視野に入れながら乗員の捜索を命じていた・・・