「相手が嫌いな食べ物を、あなたは無理矢理勧めていませんか?」
例えば、あなたは「イクラ」が大好物です。
友達の太郎君は「イクラ」が大の苦手です。
そのことを知っていれば、あなたは太郎君に「イクラ」を勧めたりはしませんよね。
では、私たちの行っている対人コミュニケーションはどうでしょうか?
このことは以前の記事「言葉は体験ではない」でも書きました。
「自分がして欲しいコトを相手にしてあげなさい。」
こんな言葉がまかり通っている世の中なんです。
しかも、昔から。
私も一度や二度は、人から言われたようにも思います。
太郎君に「イクラ」を勧めているんですね。
あなたは善意で「イクラ」を勧めているんです。
でも、太郎君は、参っています。
対人コミュニケーションに関しても、このようなコトがおこっているんです。
必ずしも、あなたがして欲しいコトと、相手がして欲しいことは一緒ではありません。
では、コミュニケーションではどうするのか?
簡単なことです。
尋ねてみるだけです。聞いてみるだけです。
こんな簡単なコトも、私たちは省略して、主観的読心術を使って相手を理解しようとしてしまいます。
NLPでは、ちょっとオシャレにキャリブレーションを使って、相手の内的世界を体験します。
相手を理解しようとする時、すこしだけ主観的世界から抜け出してみましょう。