ミルトン・モデル その2 | コヨーテが紡ぐ言葉達~己への道~

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夢、成功哲学、願望実現の法則、NLP等を使って言葉にヒントを詰め込んでいきます。
自分自身に磨きをかけ、アウトプットすることにより、
訪問者の変化を導ければ嬉しいです。

「ミルトン・モデル その1」からの続きになります。

下記は、とあるビール会社のCMに使われていた言葉です。

「あなたは、なぜそのビールを飲んでいるのだろう?天然水のおいしいビール、とか言われると、うまそうに感じるのは気のせいか・・・?」

これを聞いた、或いは読んだ、あなたの内的世界では何がおきているのでしょうか?

まずは、「あなたは、なぜそのビールを飲んでいるのだろう?」です。

これは疑問文で、あなたたに問いかけています。
あなたは、きっとこの文の『なぜ』に焦点が当たっていたと思います。
そして、ビールを飲んでいる様子を無意識に頭の中でイメージしてしまいます。

つまり、この疑問文に答えるためには、「ビールを飲む」を前提としなければならないのです。
「ビールを飲む、飲まない」ではなく、「なぜ、ビールを飲んでいるのか?」を考えるということですね。
もし上記の例文を見て、読んで、「なぜだろう?」と思った方は、まんまとこの文の策略にはまってしまっていたと言うことです。

もう一つのポイントは、「うまそうに感じるのは気のせいか?」です。

この文にもある前提がありますね。
お気づきのように、「うまい」ですね。
この文で焦点が当たるのは、「気のせいか」、「気のせいじゃないか」です。
「うまい」、「うまくない」の選択はなく、「うまい」だけですね。

「うまいと感じる」のは、前提として意識を通過して、無意識に届きます。
さらに、もうこの時点では、「天然水のおいしいビール」は前提の前提として、意識は何の抵抗もなく受け入れてしまっています。

こうして、意識の門番をなんなくすり抜けた言葉達は、あなたの無意識のプログラムを動かしていきます。
この言葉と共にながれるビールの銘柄の映像を見たあなたは、スーパーやコンビになどでそれを見ると、買ってしまうわけです。
世の中には、気づかないだけで、このような暗示文があふれています。

NLPのミルトン・モデルは、クライアントの無意識レベルの変化をおこすのに使うことが可能です。
ミルトン・モデルの概要については、Webや書籍で拾えますので、ご興味のある方は、調べてみてはいかがでしょうか?