最近、お疲れ気味なんです、私。
4月に異動が決まってて、
今、新しい部署に向けての準備と、
今の部署での引継ぎ後始末で、
てんやわんや仕事が立て込んでましてね、ふぅ。
そんな最中、ふいに連休がとれたので、
これはリフレッシュしてこないと、
そろそろ暖かくなってきたし、
そうだ京都、行こう。
今回はまた一味違った京都を味わいたいと、母おすすめの嵯峨野へ。
奥嵯峨の竹林に体と心を癒されたーい。それから美味しいものも食べたーい。
JR嵯峨嵐山駅下車。
観光客がこぞって乗車するトロッコ電車を横目に、
本日第一の目的地、美味しいもののお店を目指す。
嵯峨にある瀬戸内寂聴さん行きつけのステーキ屋さん。
テレビで見て嵯峨に行ったらぜひ行きたいと思っていたんですよ。
なのに、着いたらなんとお店は長期休暇中。あぁ、無情・・・。
別のお店を探すしかないねととぼどぼ歩いていたら、嵐山との合流地点辺り、
白と黒のモダンな町屋風佇まいの良い雰囲気のお店を発見。
"鯛匠HANANA"という名前の如く、メニューは鯛茶漬け御膳のみ。
これがすっごくすっごーく美味しかったのですよ。
こだわりの器、優しくて上品な味付けの小鉢料理、多種のお漬物、
いろんな食べ方で鯛を味わい、最後にはおダシをかけてお茶漬けで。
食後にはデザートも付いて、結構お腹いっぱい、大満足。
京都だからって湯豆腐と懐石料理以外のものが食べたかった私達には大正解。
美味しいものに出会うと、良い旅になる予感がしますね。


絶品!鯛茶漬け御膳 えんむすびの野宮神社 ざわざわ竹林の小径


常寂光寺より市街地一望 祇王寺ネスカフェの窓 石仏がびっしり並んでます
さ、散策を始めましょ。
歩き始めてほどなくして、黒木の鳥居の野宮神社へ到着。
こじんまりとした神社だが源氏物語ゆかりの神社だそうで、
そう聞くと平安の雅を思い浮かべてみたりして。
で、ここからが本格的な竹林の道、
歴史的風土特別保護区の竹林が続きます。
おお!よくCMなどで見るそのまんまですよ、当たり前でけど。
まっすぐ空に向かって伸びる無数の竹が非常に美しく、
頭上では風に揺れ度にざわざわと葉が擦れる音のシャワー、
背筋がピンとするというか、すごく良いです、気持ちがまっすぐになる。
途中、天竜寺の庭園をぐるっと散策しつつ、尚も続く竹林の小径、
どれくらいの竹がここに生えているのでしょうか、
ということは季節になると無数の筍が生えるってことですよね、
妄想少々、やっぱり花より団子ですかね、うふふ。
大河内山荘に突き当たって右に折れ、小倉池を左手に眺めながら歩き、
あ、確か池の袂には御髪神社の看板がありまして、寄りませんでしたけど、
日本で唯一の髪の毛の神社だそうで、そんな神社があるんですね、面白い。
この辺りが百人一首で有名な小倉山、
私、歴史好きですから、そういう謂れの場所にくるとワクワクしちゃいます、
だから京都大好きなんですけど、だから何回来ても飽きないんですけど。
常寂光寺へ意気揚々と向かっていたら、母がちょっと待った!と。
えぇぇ、もうお茶するの?まだお腹空いてないんですけどぉ。
アイトワ。地球にも優しいエコロジーライフを送るご夫婦が、
ここで人形工房やら循環型農園やら庭園を開いていらして、
母の話を要約すると、和製ターシャテューダーってところでしょうか。>>
そのカフェで素朴に美味しいケーキとお茶を頂く。しばし、憩う。
常寂光寺へ到着。ここに来たかったんですよー。
受付のおばちゃんにあの風景はどこで見られるのですかと尋ねたら、
がんばって階段を上がってねと言われ、
山門をくぐり石段を登り、仁王門をくぐってさらに石段を登りようやく本堂、
その裏をさらに不安定な石段を登って振り向くと、
ああ、ここだここだ、JRの"そうだ京都、行こう"のポスターの風景。>>
そのまんまだー!と軽く感動。見下ろす京都、風が清々しい。
常寂光寺を後にして、散策の道はのどかな田園風景に差し掛かり、
今日は天気も良くって温かで、散策には最適な日和、
深呼吸して体の芯からリフレッシュして、本当に気持ちが良いったらない。
どこからともなくホーホケキョ、京都の鴬はもう上手に鳴く。
落柿舎を門から覗き、二尊院は山門の写真だけ撮って、祇王寺へ。
質素ながら平家物語ゆかりのお寺だそうだ。
そして、ネスカフェのCMでお馴染みの吉野窓。>>
薄暗い仏間にそれはあって、庭の緑の風景の切り取られた丸、
こうやって見ると、景色が変って、味わい深く見える。
庭園の苔がこんもりきれいに生え揃っていて緑が目に美しく、
と、おやおや、その真ん中で真っ白な猫がポツリ、毛繕い中。
太陽の光を浴びながら、かなり気持ちが良さそうなご様子。
立入禁止の場所の人間の手の届かないところで、
悠々としかもかなーり念入りに毛繕いをしていて、>>
それは私が祇王寺を後にするときも尚続いていました。可愛い。
本当はここまでの予定だったのですが、
時間がもう少しあったので、思い切って化野まで行くことに。
お土産屋さんが軒を連ね少々物色しながら、化野念仏寺へ到着。
境内のおびただしい数の石仏、
はいはい、私もよく2時間ドラマとかで見かけます、
どこかに船越英一郎が居そうな感じ、
大概ここで追い詰められた犯人が自供したりして、なんて本当は千年も前、
空海が野ざらしとなった遺骸を埋葬したという鎮魂の場所なのですよ。
さすがに化野まで足を伸ばしたから少々足も疲れましたけどね、
立ち寄った甘味処で疲れもすっかり和らいで、
ここまで来たのだからと寂庵を探し、
この界隈ってやっぱり平安の時代から山荘とか別荘とかが多いのでしょう、
ものすごい豪邸をほぇ~と感心して眺めながら、そしたらありました寂庵。
表札にデカデカと"瀬戸内"とあるので間違いありません。
ですが、ここは申し込んだ方しか入れませんから、
門の外から寂聴さんのあの高い声を聞くのみ。
ふむ。これで思い残すことなく、奥嵯峨散策終了です。
源氏物語のゆかりの場所や平家物語ゆかりの場所、
風雅な場所があちこちに点在する不思議な魅力のあるところですね、嵯峨野。
だから、ポスターにもなるしCMにもなるし、
寂聴さんも庵をここに置いたのでしょう。
私は歩きながら悠久のパワーがここには宿っているような気がしてならず、
本当に、いや、本当にね、心が元気になりました。
帰りに伊勢丹でおいしいお土産を
たくさん買って帰ったのも
その一因ではありますけどね。
さ、次はどこへ行こうかしら。
浮き足立って仕方ありません。
だってしょうがないじゃないか、
春なのだから。