本日のホテル、窓から右手に東京タワー、左手にレインボーブリッジ。

夜は素敵なライトアップが眺められたというのに、

朝起きたら、窓の外はすっかり霞がかっていて、

新宿ならぬ、"霞の向こうに東京タワーが見える"。

昨日生で聞いたツバメの世界、

やっぱり起きても頭から山崎まさよしが離れない。

昨日は山崎くんの音を肌で吸収したもんだから、

すっかりお化粧のノリも良いようで。えへへ。


本当は今日は国立博物館に行き、

薬師寺展の如来像の背中が見たい!と

それはそれは楽しみにしていたのだが、>>

あいにく休館日ということが発覚し、愕然、あぁ・・・。

もう、せっかく埴輪グッズを買ってこようと思ったのにぃ。

しょうがない、不本意ながら、六本木は国立新美術館に向かうとするかな。


modigliani1 modigliani2 modigliani3

霞む東京タワー    ついに国立新美術館 芸術の森から飛んできたスズメ


不本意と言っても、

故黒川紀章氏の建築は一見に価値有りなわけで、

いつか行きたいと思ってたんですよ、

案の定、というか、ある意味期待以上、

ガラスの透明と木々の緑、連なる直線と大きなうねりの曲線、

太陽の光が優しく注ぎ込む室内は、

高い天井の吹き抜けがスケール大きく感じられ、

人々の顔がよく見える美術館という、

国立博物館の歴史的重厚感とはまったく異なる趣で、

それはそれは素敵なんですよ、

いちいちおおっ!感嘆し、

観光客のおばちゃんに交じって写真撮りまくり。


不本意と言っても、

目下、入場者数10万人突破のモディリアーニ展を、

実は楽しみにしていたわけで、

せっかくお金出して見るんだったら、

ここはしっかり堪能したいと入り口で音声ガイドをレンタル、
ヘッドフォンを装着してひとつひとつ丁寧に鑑賞。

すると不思議ですね、

同じ人なのに初期の頃の背景のダークなこと、

民族美術に影響されたときの彫刻のような画法、

こんなに違うものかと驚かされる。

そして、モディリアーニといえば有名な、

細身の顔の首をちょっと傾げた独特な人物画へと、

いつしか女性を描いた作品が多いことに気付くのだが、

"大きな帽子をかぶったジャンヌ・エピュテルヌ"、

"肩をあらわにしたジャンヌ・エピュテルヌ"、

このジャンヌ・エピュテルヌというのは彼の奥さんで、

絵の中の彼女はピクリとも笑っていないのだが、

彼女を描いた絵はどれもとても優しくて柔らかくて、

特にこの2枚の絵にすごく引き寄せられるんですよね、

なぜだか絵の前で足が止まって仕方がなく、

先に進んでもまだ戻ってきてしまい、

こんな気持ちは初めてなんですけど。

芸術家にとって女性の存在、いわゆるミューズの存在って、

凡人が思う以上に大きいものなのでしょうね。

そんな女性にちょっと憧れるかな。きっと苦労も多いだろうけど。


コーヒー片手にテラス席で一休憩。

modigliani4 不本意と言いながら結果、十二分に芸術を見て、

ボーット緑を眺めていられるなんて、

なんて贅沢な時間の使い方なのかしらね、

こんな時間がずっと続けば良い。

が、低気圧の影響で

風が徐々に強くなってきているようだし、

西から雨も近づいてきているというから

しょうがない、そろそろ帰りますかね、現実へ。

明日、仕事、がんばろっと。

yamazakipl1 きっかけは、とみくろブログ。>>

ドコモダケパラダイスを

ゲットする為に、

何やら応募をしないといけないらしく、

ダメ元で高望みしておいたら、なんと!

当たっちゃったんですよ、

山崎まさよしライブにっ!

しかもこれ、6年以上のドコモユーザー限定のかなりのプレミアムっ!

ドコモを使って早9年、初めて報われた!

ありがとうドコモ、ありがとうドコモダケ、ありがとうトミー。

こうしてほんのり先週の直太朗をひきずったまま、恵比寿に到着。


NTTドコモ プレミアクラブ PRIME6

山崎まさよし プレミアムライブ at 恵比寿LIQUIDROOM


ライブハウスで山崎くん、それだけでかなりのプレミアム、

もう10年近くファンしているがファンクラブに入っていない私が、

こんな空間で山崎くんを見られるなんて信じられない。

しかも、箱が恵比寿のリキッドルームときた。

一回行ってみたかったんですよ、

それが山崎くんでだなんて、つくづく奇跡。

しかも偶然にも本日はプレミアライブのファイナルだとか。

私、なんて幸運なのかしら、

こんなところで運を使い果たして良かったんでしょうかねぇ・・・、

ま、いっか。

山友さんとお久しぶりの再会をして、引換券の番号順に受付、

厳重に身分証明のチェックをして、そこでようやくチケットを頂き、

最終的にその整理番号順で入場するという徹底振り、

流石ドコモ、お堅い会社だわ。

入場したときには前列もカウンターも埋っていて、

私達は壁を求めてちょっと腰をかけられるベストな場所をゲット。

うん、ここなら、山ちゃんにも良い感じで近い。

それに、前列は熱烈ファンにお譲りしたほうが良いですからね。


と言いつつ、いざ始まってみたら、

相変わらず格好良いですねー、山崎まさよしっ!

最初から飛ばしちゃって、 こっちも一気にテンションあがっちゃう。

気がついたらぴょんぴょん跳ねてて微妙に前進、

ま、これがスタンディングの醍醐味か。

やっぱりライブハウスってとっても楽しい。

すごく音が近いし、山崎くんも近いし、

人を掻き分けて見るこちらも熱くって仕方がないわ。

早々に汗ダラダラの山崎くん、

まったく汗を吸わない新品タオルに戸惑う姿もかわいいじゃないの。

歳を重ねて、男臭く人間臭くなっているあたり、

良い意味でクタっとした感じがまた良いんですよね、うふ。

ブルースハープを取り出し適当にワンフレーズ、

一瞬にして空気を吸い寄せるその音、

やっぱりこれだよ山ちゃんは、

こればっかりは直太朗もてんで及ばないんですからね。

あ、これは心拍数、

何度も聞きなれたはずのメロディーなのに、

今日は無性にハープの音が冴え渡り、

そのテクニックとあまりの上手さに唖然と立ち尽くしてしまったよ。

心にズキンズキン響いて、なんかもう、やばい。

名前のない鳥も長男も相当良くって、

また一段とギターの腕もハープの腕もあげたんじゃない、山崎くんは。

この歳になってもまだまだ進化し続けるなんてやっぱり只者じゃない。

本人にその自覚がないところが一番素敵なんですよね。


トークは相変わらずグダグダで、そこだけは成長の跡は見られず。

途中何度となくゲンタさんに助けてオーラをだすのだが、

つきあはなすようなゲンタさんとキタローさんが笑える。

口を開けば「ドコモっ!プレミアムぅ~♪」とドコモを強調。

なのに、「このライブのこと知らんかった!」

と言い切ってしまう辺り、あはは・・・、しょうがないなあ、もう。

というか、携帯が一番似合わない山崎くんが携帯メーカーのライブだなんて、

だから「携帯持てよー!」なんてお客さんに言われるんだぞ。


とはいえ、歌っているときの山崎くんはやっぱり相当素敵。

ツバメ、聞けると思わなかったからもう、感激!

やっぱり名曲中の名曲ですね。

真夜中のBoonBoonも生で初めて聞いた。

ライブに生えてなかなか格好良いじゃない。

ペンギンとか根無し草とか、そんな辺りから懐かしい曲が満載で、

そうすると身に染み付いた振り付けが自然と出てくるんですよね、

時折背伸びもしつつ、大分に踊りまくり、足もつりそう、

明日筋肉痛にならなければ良いのだが。

エレキを引きまくる山崎くんの、あの腕の筋、浮いた血管、

ああ、本当たまんないわって、スミマセン、マニアックで。

よく考えると山崎くんのライブって、

3人しかいないはずんんですよね、

ギターとドラムとベースとあと、声のみ。

なのに、すごく音に厚みがあるのですよ。

今日は特にドラムの音がお腹に響くし、

ハープの高音が脳天に響いてしょうがない。

そして、ワンモワ。

後に山友さんがおっしゃっていたが、このとき私も思ったのですよ。

山崎くんの声がちょっと変わったかもって、

いつのまにか低音が響くようになっていてそれがまた素敵でね、

思わず手を握り締めて聞き惚れておりました。しびれるわ~。


アンコールは、月明かり。贅沢なラインナップ。

無料ライブだからとあなどることなかれ、

終わってみればしっかり2時間、

隅々までがっつり歌ってくれて、

おまけにおみやげにTシャツまでくれて、

よっ!ドコモったら太っ腹!

いやー、もう、こんなことってないでしょうね、

興奮冷めやらぬまま、山友さんセレクションのお店で夕宴。>>

めちゃめちゃおいしい韓国料理に舌鼓。自然とお酒が進みます。

おいしくって、お腹いっぱいで、本当幸せだー。


ホテルに戻って、携帯にて限定画像をゲットして、

頂いたTシャツを広げたら、"YMPL2008"。

あ、これ、

yamazakipl2 アンコールで3人が着てたものだわ、

ところでPLって何?風邪薬?

などとしばし考えて、あ!

"山崎まさよしプレミアムライブ"か、

私、今頃気がついたよ。

山ちゃん、山友さん、

素敵な夜をありがとうございました!

たしか私、今年は観劇を控えようなんて言ってましたよね。ねぇ。

でもさ、このキャスト、演劇好きなら絶対観たいはず。

というわけで、ガマ王子から帰ってすっかり演劇モードに入った私は、

その日のうちに仕事の調整をして早速チケットを手配してしまいました。

そしたらそののち、偶然テレビで見かけたんですよ、

日曜日の朝、ボクらの時代、ヤッシーと新太さんと成志さんが、

仲良く3人並んでトークだなんて、

私、ひょえ~っ!と叫んでしまいましたわよっ。

何この贅沢すぎる映像は。

これはやっぱり見に行くべしってことですよね!

きっと成志さんが私を劇場に呼んでくれているのですよね!


池田成志さん演出、

古田新太さん、八嶋智人さん、池田成志さん出演、

『49日後・・・』


テレビのCMでちょっとしたあらすじを知ってしまい、

49日というのが、所謂、満中陰とか四十九日とか、

そいういう意味合いのもので、

ヤッシーに新太さんに成志さんに松重さんにと、

好きな俳優さんばかりが揃いも揃ってとウキウキチケットを取ったわりには、

実はこれホラー系?やっぱり恐い?少々薄気味悪そうなんですけど。

案の定、舞台はある老婦人の自殺現場、

ゴミの山のリビング、壁は血で汚れ、

奥の部屋は腐乱した遺体の跡がまだぺっとり残っているらしく、

彼らはその現場を片付けるのが仕事で、

唯一のマドンナ小田茜ちゃんまで葬儀屋というし、

死体がないというだけでこれじゃあまるで阿佐スパじゃないかと、

ちょっと尻込みしたい気持ちも無きにしも非ず、だったんですよね。

でも冒頭の、突然の爆音と同時に雨戸がひょいひょい外されて、

煙の中から現われた彼らは黒いスーツにガスマスク、

背中にしょったバキュームで煙をグングン吸い込んで、

ついでに新太さんも吸い込んだりして、

その迫力と勢いと圧倒的な存在感に、

私、目が点、あっけにとられて、見とれてた。

なんかすごいものを見に来ちゃったのかも。

っていうか、すっごい格好良いですっ。


センセーショナルな現場、ちょっと薄気味悪い出来事のわりに、

軽快に作業を進める4人とイライラしっぱなしの小田茜という、

独特の空気が流れる舞台の上、

嫌いじゃないですねこの雰囲気、むしろ好きかも。

娘の依頼で家の権利書と実印を探すのだがなかなか見つからず、という、

いかにも先が読みやすいお話のわりに、

誰が5人中4人がお風呂に入ることを想像したでしょうか。

そりゃあ新太さんですもの、成志さんですもの、ヤッシーですもの、

面白くないわけがないですよね。

社長の威厳はないがこの仕事の本質を一番知る男・成志さん、

なんやかんやと仕事をサボるわりに説得力のある新太さん、

フットワークが軽く態度のデカいヤッシー、

一番大きいのに新人で低姿勢の松重さん、

ね、ね、どの方も適役で、まったく違和感のない配役が良いでしょ。

しかも、新太さんと成志さんのコンビの安定感は絶対。

この二人ってとても昔からの付き合いだそうで、

抱き合って、わだっちー!ぐっちょーん!これ最高ね。

成志さんやっぱり良いですよ、素敵。

上手いし、面白いし、格好良いし、久しぶりに生で見られてうれしかったな。

古田新太さんも相変わらず良い味出してて、

この人が出るお芝居にハズレはないなとつくづく実感。

ヤッシーはベテランさんなのにこの中では若手に見えるのが面白い、

松重さんは強面なのにちょっとおちゃめなそのギャップが良い。

小田茜ちゃんはそんな演劇人4人に比べて芝居臭さがなく無臭という感じ、

まさに美女と怪優、当初はそれが違和感でもあったのだが、

昼ドラで見てたピュアな感じはまるで消してて、

へぇ、すっかり舞台女優さんで驚いちゃったわ。


笑っているけど死というものが常に舞台の端々にあって、

どこで死にたい?なんてさりげないわだっちの言葉にふと考えさせられて、

この老婦人はどういう思いで死んでいったのだろうか、

残された人間の惨めなことといったら・・・、

いつのまにかすっごく集中してどっぷり浸かっていたら、

あっという間に終演、え!もう2時間たったの?とびっくり。

最後には予想だにしない展開、小田茜よどこへ行く、

すべてが丸く納まったような、新たな物語の扉を開けてしまった様な、

それが49日後というものなのでしょうか。

あの光の向こうになにがあるかは誰も知ることはできないのでしょうね、

生きている限りは。

あのラストシーン、ちょっと恐くてドキドキして直視できなかったわー。


とにもかくにも、実力派の俳優ばかりが4人集まった、

なんと豪華な取り合わせという魅力に尽きるでしょうか。

各方面から引っ張りだこの彼らですから、

ほら、頂いたフライヤーにも彼らの名前がいっぱい。

そうそう、そんな中にものすごく興味をそそられる1枚を発見しました。

チャン・ジン作・演出ドラマリーディング『不器用な人々』。

!!!

ついにチャン・ジン監督の作品が日本で上演されるなんて!

しかもご本人の演出!成志さんもご登場!

しかもその日、なんと私東京にいるっ!!!!

いやー、びっくりしましたねー。

でも、どう見積もっても時間的に無理なので、

とてもとても残念なのですが、

どなたかの鑑賞ブログを楽しみにしようと思います。

チャン・ジン監督、また来てくださいね。

どのくらいぶりかしら、

あ、2月に渋谷で南朋さんの、それ以来ぶりの観劇か。

実は今年は控えようと思っていたんですよ、

仕事に専念したいし、なによりもお金もかかるし、

でも、開演を待ちながら買ったパンフをパラパラめくり、

プーンと鼻をかすめるインクの香り、

それをかいだとたん、懐かしさというか、満足感というか、

やっぱりいーなーって、やっぱりやめられないかもって、

そう思ってしまったんですよ。はぁ、ダメだな、私。


後藤ひろひと作、G2演出、

『MIDSUMMER CAROL ガマ王子 VS ザリガニ魔人』


大王&G2さんですからね、どうしてもダブリンの印象が強くって、

歌あり揃いのダンスありのファンタジーな雰囲気を想像していたら、

変人ばかりとは言えみなしっかり人間臭くって、

噂好きの主婦、銃で撃たれた暴力団員、昔はグレていた消防士、

自殺未遂をくりかえす元子役俳優、などなど一癖も二癖もある人ばかり、

中でもはお金持ちで怒ってばっかりの大貫は、

理不尽なことを言っては他人を困らせて、もう、びっくりしちゃったわ。

冒頭からこんな嫌な人間が出てくるなんて、

しかも、それを演じているのが吉田鋼太郎さんだなんてね。

私、阿佐スパ公演以来の結構な吉田さんファンなんですよ。

シェイクスピアから若手演出家の現代劇まで難なくこなす、

とーっても素晴らしい役者さんで、だから吉田さんが出ているというだけで、

その舞台は絶対大丈夫的な安心感があって、だから、

今回も演目はもちろん吉田さんの出演も楽しみにしていたのにですよ、

大貫は相手が病人だろうがパコちゃんだろうがお構いなしに暴言暴動

とっても力量のある吉田さんが演じているからそれは尚更ショッキング。

だったんですよ、劇途中、半ばまではね。

やっぱり、と言いましょうか、劇半ばで早々に泣かされてしまいました。

パコに手を上げてしまった大貫が、パコの病を知り、

パコは一日しか記憶がもたない女の子、故に、

良いことも悪いことも忘れてしまう、はずなのに、

なぜか自分の一行為だけがパコの記憶に残ったと知り、

なのにパコは昨日も触れてくれたのと素直に喜ぶものだから、

大貫は心を痛めて、悔やんで泣いて、

お医者さんに涙の止め方を教えて欲しいと泣きながら懇願するくだり、

やだ、私、もう泣いてしまいそう、まだ休憩前なのに。

パンフにはここの違和感を、人はそんなに急には変らないものだと、

そう吉田さん自身も仰っていたのだが、

私には最初から、実は大貫は人に構って欲しくって人と繋がっていたくって、

だから逆のことをしちゃうという、

そんな子供のような部分があると感じていたものだから、

さほど気にはなりませんでしたね。

そして、吉田さんの演技がジーンと心に響いたのも大きい。

久しぶりだったからちょっと涙腺がゆるんでいたのかもしれませんけどね。


今回楽しみにしていた役者さんは吉田さんだけではありません。

圭哉さんも、この人に暴力団員はぴったり、しかもやっぱりおもろいし、

TEAM NACS戸次さん、生で見れてラッキー、楠見薫さんも好きな女優さん、

もちろん中山兄さんの相変わらず年齢不詳なラブリーさにもメロメロ。

でも、一番意外だったのは春風亭昇太さんでしょうか。

てっきりもうちょっと古典な方なのかと思いきや、

すっかり現代的に愉快な方で、非常に芸達者、素晴らしい!

そんなコテコテの個性揃いの中でパコちゃんは唯一の清涼剤、

非常に無垢な女の子で、淡々としているぐらいで、

見ててホッとするし、なんてったってかわいらしいし。

この子役さん、出来すぎず下手すぎず、それが逆に良かったんですけど、

この子ってばタラコで一生を風靡したキグルミの女の子なんですって。

将来が楽しみですね、良い女優さんになってくださいね。


で、そんなパコのためにパコが愛する絵本"ガマ王子とザリガニ魔人"を、

大の大人たちで演じるという、それがもうすんごい笑えるんですけど、

こういう笑いが大王&G2さんらしいとでもいうのでしょうね、

子供の為にみんな真剣に虫になってるのがね可笑しくって、

いやいや、笑わせていただきましたよ、あー、面白かった。

で、それだけ笑わせて会場を沸かせて、その後は急転直下の涙涙涙。

悲しいけれど、温かい涙。あんなに会場が泣いてるの初めて見ました。

最後の最後まで吉田さんは素晴らしかったです。

この舞台、面白いだけじゃなく、

いろんな感情が働かされるから非常に満足感も高い。

それは、最後の最後のオチまでも。

なかなか素敵な終着点、春風亭昇太さん、すっごく良~い味出してました。


本日本公演の大千秋楽。

早々のスタンディングオベーション、そして5回のカーテンコール。

いろいろお芝居観てきたけど、ぜんぜん拍手が鳴り止まなくって、

こんなの初めてでちょっと感激しちゃった。

お客さんの並々ならぬ期待と満足が一緒になって、

それはそれはとても素敵な終演の光景。

この舞台は今回が再演ということで、

初演がかなり評判が良いと聞いていたものですから

すごく楽しみにしていたんですけどね、

まったく期待を裏切らない内容でうれしかったですよ、本当に。


次はいよいよ映画化で、そこで気になるのが配役でして。>>

なになに、気弱な浩一が加瀬亮さんで、口の悪い看護婦に土屋アンナ、

中山兄さんの滝田が劇団ひとりで、それ以外もみんなみんな、

なかなかの適役じゃないですか。

一番気になる阿部サダくんはというと、

これ、観劇しながら絶対この人しかいないと思っていたんですけど、

やっぱりねの堀米。

人間味あふれるお芝居に比べてどうも映画はおとぎ話的要素が強いのかしら、

そして、若干ロックな匂いなのかな、

映画の公開が今からもう待ち遠しいですね。

miyakoodori1先月行ったばかりだというのに、

また京都に来てしまいました。

何回でも来たいですからね、京都は。

今回はちょっとした招待のようなもので、都おどりの鑑賞あり宿泊あり、

これでなにもかもが無料なんですから、

本当にありがたいことです、はい。

母が都をどりを一度見たかったらしく、

私もこんなことでもなければ絶対縁がなさそうだし、

だから母の誘いをひとつ返事で受けて、ちなみに近い京都はいつも日帰り、

故に京都でお泊まりって小学校の修学旅行以来かも。楽しみー。


京都駅からタクシーで、道すがら"京をどり"の提灯をいくつも見かけ、

あれ?都をどりじゃないの?と後部座席でつぶやいていたものだから、

運転手さんが教えてくださいました。

京都にはもともと6つの花街があって、今は五花街だけども、

そのうちのひとつの宮川町の舞妓さんが演じるのが京おどり、

祇園の舞妓さんが演じるのが都をどり、なんだそう。へぇ~。

会場の祇園甲部歌舞練場は人人人、熱気と興奮とでちょっと異様な雰囲気、

本当にみんな観光客なのか、それともどこかの関係者なのかしら、

皆様きちんとした服装の方ばかりで、ちゃんとした格好してきた良かったよ。


観覧前にお茶席にて芸鼓さんのお手前を頂きます。

あらあら、お人形さんみたいでかわいいですね。

ものすごい人数が一度に頂くのですからもちろん私達は立てだしで、

それでもとらやのお菓子も辻利のお茶も非常に美味しくて良い感じ。

お菓子がのっていたお皿はお土産にいただけるのですよ。

そして、流れるように会場入りして瞬く間に開演の運び。

「ヨーイヤサー」のかけ声と共に次々と花道に現われる舞妓さん達、

揃いの藍と朱の鮮やかなお着物に西陣の優美な帯が勢ぞろいで、

これがまあ美しいこと、可愛らしいこと、豪華なこと。

こんなにも大勢の舞妓さんたちを私は初めて見たよ。

しかもみんなとてもよく揃っていて日頃の努力が伺える。

セットもなっかなかに素晴らしく色使いも美しくて、

想像を超える優雅さにしばし口あんぐり。す、すごい世界どす。

光源氏の演目の内容はさっぱり頭に入らず、

ただただ目の前で繰り広げられる出来事に私はあっけにとられていた次第。

それでも10代の舞妓さんたちはやっぱりかわいらしいったらないですね。

あまりの豪華絢爛振りに母とため息、

観られて良かったねー、良い経験させてもらったねー、

一度は見といたほうがいいのかもねー、日本人なら。>>


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会場の祇園歌舞練場  高台寺は春の夜間特別拝観中 庭園もライトアップ


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鏡の池は絶景      偶然見つけた石塀小路  雑踏の中にて花見小路


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六角堂を上から眺める  大徳寺高桐院の庭   緑一色でとにかく美しい


ホテルに移動してそそくさと夕食を済ませ、早速夜の京都へ繰り出します。

目下春の夜間特別拝観中の高台寺へ。

ライトアップされた庭園が昼間とはまったく違う景色でとっても幻想的。

月に照らされた池の水面、ライトアップされた木々が

まるで鏡のように映っていて、わぁ、素敵!

見れば見るほどその美しさと透明感に吸い込まれそうだわ。

高台寺界隈をぶらぶら歩いていたら、偶然、石塀小路を発見。

お!ここが噂の石塀小路か、こんなところにあったのか!

名前の通り石の塀が続く道、暗闇に薄ぼんやりと光る料亭の看板、

祇園の奥座敷として昔の情緒そのまんま、非常に良い雰囲気。

気の赴くままに小路を散策、そのまま花見小路へ。

花見小路、実は年末に行って来たのですね、知り合いのおじさまに、

料亭に連れてっていただいたのだが、今日は通りを歩くだけ。

それでもいいんです、趣のある石畳の上を歩くだけでなんか楽しい、

京都とはそんなところなのですよ、と母曰く。

ここが舞妓Haaaan!!の舞台かと感慨深く思っていたなんて、>>

隣でうっとり歩く母に言える訳がありません。

おや、どこかの料亭に向かう本物の舞妓さんと芸鼓さんを発見。

あの娘もさっき舞台で舞っていたのかしらね。


翌日は用事を午前で済ませてしまったら、

余った時間をタクシーがお好きな場所に案内してくれるとのこと。ま、贅沢!

六角堂、茶道資料館で一服、大徳寺。

茶華道をやっている身として一度行っといたほうが良いかな思いましてね。

千利休ゆかりのお寺、大徳寺。

ものすごく広い敷地内にいくつもの寺院が建ち並び、

そのどれもが歴史に名を残す方のゆかりのお寺で非常に興味深い。

が、時間がない私達は運転手さんオススメの高桐院のみを拝観。

これがまあ苔むした鮮やかな緑の道が本当に本当に美しく、

でもここは秋がまた素敵なんですって、JRのポスターにもなったくらい、>>

よし、秋にもう一度ここに来よう、そう心に決めて岐路に着いたのでした。


以上、少々駆け足ではあったが、十二分に京都を堪能させていただきました。

あー、楽しかった、

miyakoodori11 関係者の皆様本当にありがとうございました。

ところで、京都って何回行っても

全然行き足りないと感じるのは

私だけでしょうか。

今回の旅でつくづく痛感しました。

まだまだ隠れた名所があっちにもこっちにも、

それぞれ秋も見たいし、春も、夜も、朝も、

行きたいところがありすぎて、

本当に困っちゃいますねー。

hyakuiromegane

ようやく映画を見ようかなという、

心に余裕が持てるようになったというか、

そんな心境になってきたかな、うん。

お久しぶりの映画のお話です。

とはいえお久しぶりなのに、

新作でなくてこの映画っていうところが、

私らしいというのでしょうかね。

短篇キネマ『百色眼鏡』


駒形警部の雇われ探偵となった天城はある日、

駒形から葛城楓という名の舞台女優の本名を探るよう依頼される。

彼女の調査をしているうちに天城は楓と接触、

いつしか親しい仲になり、楓の屋敷で食事をとる様になる。

そんなある日の夜、天城は彼女の屋敷の裏壁に穴を発見、

こっそり部屋の中をのぞくとそこには、楓ではないひとりの女性がいた。

「あの女はなんなのか?」

以来、昼は食事を一緒に食べ、夜は穴から部屋の中を探る毎日。

楓の正体は一体・・・。


なにやら椎名林檎がリリースした曲の映像世界ということで、

ならばこれはミュージックビデオなのしらとも思っていたら、

一応短編映画として製作されたようで尺も40分、

なんとカンヌにも出品されたらしく、

ともあれ、これはKKP公演『LENS』の続編ともいうべくショートストーリー、>>

ということは、南朋さんもご出演なわけですよ、うしし。


大正ロマンたっぷり漂う、ゆるり優雅な時の流れ、シャリンと響く鈴の音、

そこに独特のねっとりした椎名林檎の曲はとてもよく合う。

尚且つ、おしゃれでモダンで、

これは賢太郎氏の舞台の印象を受け継いでくれているようで何よりうれしい。

色使いが非常にモダンな着物や洋服に身を包んだ小雪さんの、

お美しいことといったらこの上ない。

優美でなにやら秘めているようで、はあ、素敵。

小雪さんってこういうのが本当によくお似合いですね。

一方、月夜に穴から覗いた部屋の中、おいおいこれじゃあ捜査じゃなくて、

ただの覗きじゃないかと思わないこともないが、

昼間とはまったく違う様子の女性がそこにいて、

肌蹴た着物姿、男性に膝枕して、

「ダメですよ。じっとなさっていて。」「さ、そろそろおやすみなさいな。」

この言い回しがとにかく耳に残るんですよ。

ひょうひょうとした天城は映像の中でも健在だったが、

舞台以上に天城に焦点を置いてこの作品は作られているから、

彼の心境のつぶやきと同じようにこちらもドキリとさせられる。

2種類の女性を前に生唾ごっくん、

戸惑う姿はちょっとかわいらしかったりもする。

賢太郎氏、やっぱり非常に良い味出してますね。

結局これは天城の妄想と夢と現実が混在した世界ということなのでしょうが、

まるでこの映像自体も妄想の世界のよう、最後まで不思議な感触が面白い。


たった40分で、結局結末も煙に巻かれたようなストーリーだが、

穴を覗くという行為はどうしても人間の興味をかき立てるもので、

と同時に、後ろめたさと天城と共有する秘密、

これではどうしてももっと先が見たいと思ってしまうわけで、

上手く出来てるなと僭越ながら感心する次第。

舞台の続編のおまけとあなどることなかれ、

非常に丁寧に出来てます。

ただし、舞台を見てからみるべし、ですね。

南朋さんも、ちょっとしか出演されてはおりませんのであしからず。

でも、駒形南朋さんはやっぱり格好良いなーなんてね、うしし。

sagano1 最近、お疲れ気味なんです、私。

4月に異動が決まってて、

今、新しい部署に向けての準備と、

今の部署での引継ぎ後始末で、

てんやわんや仕事が立て込んでましてね、ふぅ。

そんな最中、ふいに連休がとれたので、

これはリフレッシュしてこないと、

そろそろ暖かくなってきたし、

そうだ京都、行こう。

今回はまた一味違った京都を味わいたいと、母おすすめの嵯峨野へ。

奥嵯峨の竹林に体と心を癒されたーい。それから美味しいものも食べたーい。


JR嵯峨嵐山駅下車。

観光客がこぞって乗車するトロッコ電車を横目に、

本日第一の目的地、美味しいもののお店を目指す。

嵯峨にある瀬戸内寂聴さん行きつけのステーキ屋さん。

テレビで見て嵯峨に行ったらぜひ行きたいと思っていたんですよ。

なのに、着いたらなんとお店は長期休暇中。あぁ、無情・・・。

別のお店を探すしかないねととぼどぼ歩いていたら、嵐山との合流地点辺り、

白と黒のモダンな町屋風佇まいの良い雰囲気のお店を発見。

"鯛匠HANANA"という名前の如く、メニューは鯛茶漬け御膳のみ。

これがすっごくすっごーく美味しかったのですよ。

こだわりの器、優しくて上品な味付けの小鉢料理、多種のお漬物、

いろんな食べ方で鯛を味わい、最後にはおダシをかけてお茶漬けで。

食後にはデザートも付いて、結構お腹いっぱい、大満足。

京都だからって湯豆腐と懐石料理以外のものが食べたかった私達には大正解。

美味しいものに出会うと、良い旅になる予感がしますね。


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絶品!鯛茶漬け御膳   えんむすびの野宮神社  ざわざわ竹林の小径


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常寂光寺より市街地一望 祇王寺ネスカフェの窓 石仏がびっしり並んでます


さ、散策を始めましょ。

歩き始めてほどなくして、黒木の鳥居の野宮神社へ到着。

こじんまりとした神社だが源氏物語ゆかりの神社だそうで、

そう聞くと平安の雅を思い浮かべてみたりして。

で、ここからが本格的な竹林の道、

歴史的風土特別保護区の竹林が続きます。

おお!よくCMなどで見るそのまんまですよ、当たり前でけど。

まっすぐ空に向かって伸びる無数の竹が非常に美しく、

頭上では風に揺れ度にざわざわと葉が擦れる音のシャワー、

背筋がピンとするというか、すごく良いです、気持ちがまっすぐになる。

途中、天竜寺の庭園をぐるっと散策しつつ、尚も続く竹林の小径、

どれくらいの竹がここに生えているのでしょうか、

ということは季節になると無数の筍が生えるってことですよね、

妄想少々、やっぱり花より団子ですかね、うふふ。


大河内山荘に突き当たって右に折れ、小倉池を左手に眺めながら歩き、

あ、確か池の袂には御髪神社の看板がありまして、寄りませんでしたけど、

日本で唯一の髪の毛の神社だそうで、そんな神社があるんですね、面白い。

この辺りが百人一首で有名な小倉山、

私、歴史好きですから、そういう謂れの場所にくるとワクワクしちゃいます、

だから京都大好きなんですけど、だから何回来ても飽きないんですけど。

常寂光寺へ意気揚々と向かっていたら、母がちょっと待った!と。

えぇぇ、もうお茶するの?まだお腹空いてないんですけどぉ。

アイトワ。地球にも優しいエコロジーライフを送るご夫婦が、

ここで人形工房やら循環型農園やら庭園を開いていらして、

母の話を要約すると、和製ターシャテューダーってところでしょうか。>>

そのカフェで素朴に美味しいケーキとお茶を頂く。しばし、憩う。


常寂光寺へ到着。ここに来たかったんですよー。

受付のおばちゃんにあの風景はどこで見られるのですかと尋ねたら、

がんばって階段を上がってねと言われ、

山門をくぐり石段を登り、仁王門をくぐってさらに石段を登りようやく本堂、

その裏をさらに不安定な石段を登って振り向くと、

ああ、ここだここだ、JRの"そうだ京都、行こう"のポスターの風景。>>

そのまんまだー!と軽く感動。見下ろす京都、風が清々しい。


常寂光寺を後にして、散策の道はのどかな田園風景に差し掛かり、

今日は天気も良くって温かで、散策には最適な日和、

深呼吸して体の芯からリフレッシュして、本当に気持ちが良いったらない。

どこからともなくホーホケキョ、京都の鴬はもう上手に鳴く。

落柿舎を門から覗き、二尊院は山門の写真だけ撮って、祇王寺へ。

質素ながら平家物語ゆかりのお寺だそうだ。

そして、ネスカフェのCMでお馴染みの吉野窓。>>
薄暗い仏間にそれはあって、庭の緑の風景の切り取られた丸、

こうやって見ると、景色が変って、味わい深く見える。

庭園の苔がこんもりきれいに生え揃っていて緑が目に美しく、

と、おやおや、その真ん中で真っ白な猫がポツリ、毛繕い中。

太陽の光を浴びながら、かなり気持ちが良さそうなご様子。

立入禁止の場所の人間の手の届かないところで、

悠々としかもかなーり念入りに毛繕いをしていて、>>

それは私が祇王寺を後にするときも尚続いていました。可愛い。


本当はここまでの予定だったのですが、

時間がもう少しあったので、思い切って化野まで行くことに。

お土産屋さんが軒を連ね少々物色しながら、化野念仏寺へ到着。

境内のおびただしい数の石仏、

はいはい、私もよく2時間ドラマとかで見かけます、

どこかに船越英一郎が居そうな感じ、

大概ここで追い詰められた犯人が自供したりして、なんて本当は千年も前、

空海が野ざらしとなった遺骸を埋葬したという鎮魂の場所なのですよ。


さすがに化野まで足を伸ばしたから少々足も疲れましたけどね、

立ち寄った甘味処で疲れもすっかり和らいで、

ここまで来たのだからと寂庵を探し、

この界隈ってやっぱり平安の時代から山荘とか別荘とかが多いのでしょう、

ものすごい豪邸をほぇ~と感心して眺めながら、そしたらありました寂庵。

表札にデカデカと"瀬戸内"とあるので間違いありません。

ですが、ここは申し込んだ方しか入れませんから、

門の外から寂聴さんのあの高い声を聞くのみ。

ふむ。これで思い残すことなく、奥嵯峨散策終了です。


源氏物語のゆかりの場所や平家物語ゆかりの場所、

風雅な場所があちこちに点在する不思議な魅力のあるところですね、嵯峨野。

だから、ポスターにもなるしCMにもなるし、

寂聴さんも庵をここに置いたのでしょう。

私は歩きながら悠久のパワーがここには宿っているような気がしてならず、

本当に、いや、本当にね、心が元気になりました。

帰りに伊勢丹でおいしいお土産をsagano8

たくさん買って帰ったのも

その一因ではありますけどね。

さ、次はどこへ行こうかしら。

浮き足立って仕方ありません。

だってしょうがないじゃないか、

春なのだから。

リメイツの間に波紋をよんだここ最近のようですが、

ナオはナオでも南朋さんにうっとりしっぱなしの私は、

今日が『諸君!!』リリースだということをすっかり忘れておりました。

明日、仕事の帰りにCDショップに受け取りにいかないと。

本当、リメイツ失格。だめだなー。

などと言いながら、南朋さんのお芝居をここでもうひとつ。


小林賢太郎プロデュース公演 #004、『LENS』。


舞台は図書館固定の一幕劇。

故に、オープニングのカフェシーンはカーテンを引き、

影絵で見せるという手法。

影絵なんだから周囲の人々は紙っぺら、

南朋さんと賢太郎氏のみが人間で、

時折紙と人間が動きを共にするからチャーミング。

凝ってるし、なんかかわいくって、フフンと見てしまう。

けれど、このオープニング劇はその後の明瞭な推理劇を物語っているし、

その上、ラストトークに繋がるから見落としてはいけない。


図書館のある一角の棚の本がごっそり無くなったのと、

幽霊騒動の原因を探るという、

推理物語としてはかなりオーソドックスなはずなのに、

こんなにも面白いのは、ひとつに、役者さんそれぞれの持ち味が生きていて、

彼らの動きが無駄なく面白いからでしょう。

物書きの才能はないが推理は得意な作家志望の天城、

怪奇現象に弱いのに超常現象を専門に扱う部署の警部の駒形、

いんちきくさい江戸弁を使う人力車車夫の愛宕、

新婚さんで図書館司書の梅衛門、

とびきりおバカで会場の笑いを独り占めにする張り込み巡査の春日。

たったの彼ら5人だけなんですよ、しかも、この5人がほとんど出ずっぱりで、

いわゆる景色がまったくかわらないというのにもかかわらず、

彼らの一転二転する会話が楽しくて楽しくて、

だって、みんな芸達者さんなんですもの、

中でも久ヶ沢さんはとびきり面白いのなんのって。

特典映像の中の久ヶ沢さんは普通に優しそうな方だったから、

これはさぞ素晴らしい演者なんでしょうね。

ちなみに、南朋さんは駒形警部役、

恐がりな超常現象専門家という弱々しさもありながら、

警視庁から派遣されたエリートだったり、

スコットランドヤードに留学経験をもつだったり、

もう、賢太郎さん、南朋さんに素敵な役をありがとう、みたいな。

モダンな南朋さん、生で見られたらさぞ素敵だったろうと妄想。

こうしていつしか彼らが醸し出す世界にずるずる引き込まれていったようだ。


そして、この舞台の面白いところのもうひとつが、

彼らの心地よい言葉のキャッチボールでしょう。

賢太郎氏の使う言葉は不思議と耳に残るものが多い。

"お洒落刑事"、"モダンボーイ"、"潤むな!"、"'わ'と'れ'が似てるなー"、

"アリには700倍の物を運べる自覚がない"、などなど、

なんでしょうね、響きが良いとか耳馴染みが良いとか、

とにかく言葉が面白いだなんて初めての感覚でちょっと新鮮。

それから、心に残るセリも多々。

「本は良いものだ。人生を豊かにしてくれる。」「想像力に知識は平伏す。」

こんなセリフを気をつけていないと取りこぼしてしまいそうなほど

サラリと言ってくれるから、素敵じゃあないですか。


などと笑っているうちに、

事件はまるでパズルが埋まっていくかのようにあれよあれよと解明され、

それも思わぬ展開にびっくり、あなたが犯人だったの?で、

結局、幽霊は幽霊、警部も最後には天城の近況なんかを推理して面目を保ち、

登場人物たちが心晴れやかに自分の持ち場に帰っていく辺り、

なんて美しい着地点なんでしょう。

あげくに誰も傷付いていないからと誰も逮捕しないなんて、

ほっこり心温かくなるから後味も良いじゃないですか。

あまりの見事さに久々に身震いしましたわ。

阿佐スパの人間の暗部と一点の灯火が良いとか、

ナイロンのひねくれたナンセンスが好きとか、

そんなことを言っている私がこんなことをいうのもなんだけど、

これはすごく紳士の舞台という印象で好感度大、

大正ロマン漂う雰囲気も好きだから、それは尚更だ。

これも、ひとえに小林賢太郎氏の光るセンスなんだろうなと思う。

小林賢太郎氏の舞台、初めて見ました。

ずっと見たい見たいと思っていて、南朋さんも出演ときたら、

私にとってこんなに素敵な組み合わせはない。

この人の作品って映画でも思ったのだけど、

ものすごくきちんと筋道がたっていて、それも真っ直ぐキチンとしていて、

それが窮屈とかではなくて、なんていうか、すごく心地よい良いのですよ。

それでいて、最後また一瞬ヒヤリとさせて終わるなんて良い!

小林賢太郎氏、もっと見たい!


実は手元にラーメンズ『TEXT』がずっとあったんですけどね、

先日のHDD故障にてあえなく消失。

また、機会があったら、見てみたいと思ってるんですよー。

bistroyama 恋する妊婦の南朋さんにただうっとり、

最寄のカフェでケーキをつつきながら、

いかに南朋さんが格好良かったかを

トクトクと語り、

楽しくって素敵な南朋友さんとは、

初めましてなのに

全然そんな気がしませんね。

びっくりするくらい好きなものが似ていて、話も尽きないのだけど、

そろそろ下北へ行きましょうと。はーい。

そう、南朋友さんが夜の宴にと素敵なお店を予約してくださってまして。

どんなお店なんですかと聞くと、ふふん♪行けば分かるから、とのこと。

夜の下北に降り立ち、電話でお店の場所を尋ね、

ほぉ、見覚えのあるスタバ、おそらくココを右に行けば南朋さんのカフェ、

などと妄想しながら着いたお店がここ。

ん?もしやこれは・・・。

このエントランスを一目見てすぐにピンと来ました。

山崎くんのジャケ写のビストロじゃないですか!キャ~!>>

南朋友さんである彼女とは、元々山崎くんが縁で出会ったのだから、

山友さんでもある。スゴイです、いろんな意味ですっごくうれしいです!

お店自体もとっても素敵なんですよ、トロカデロハウス。>>

店員さんはイケメン外人、フランス語が飛び交い、大人な雰囲気満点、

お料理も美味しいし、いやいや、最高だわ。

山崎くんのレア話やら変態グッズやらお互いの近況やらを、

あーでもないこーでもないと話しまくり笑いまくり、

そしてここでも南朋さんがいかに格好良かったかを再び語って、

お酒にはめっぽう弱い私が1杯飲み切ったのはいつぶりかしら、

なんかグビグビ飲みたい気分になってしまったんですもの。

楽しい時間というのはあっという間、ほろ酔いでお店を後にして、

冷たい風に酔いをさましてそれぞれの家路につく。

本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。


家路に着く、といっても、私は丸の内で一泊。

去年できたばかりの真新しいホテルにて。

ランクアップもしていただいていてラッキー。

私は山さんの変態グッズをニヒニヒと眺めたり、

恋する妊婦のレポをメモしながら眠る、と。


metropolitan 2日目、ゆっくり起床、

昨日とは打って変わった青空が清々しい。
ちりとてちんを見ながらスタバの朝食。優雅だ。

今日は義兄のお店にお呼ばれいただいてまして。

その前にお土産をと

サダハルアオキのショップにてチョコを購入。

あんまり寒いので新しい大丸で

特価のマフラーを買い、

ぐるんぐるん巻きにして御茶ノ水へ向かう。

ここはバイオリンのお店が揃っているから面白い、

なかなか名古屋ではこうは揃いませんからね、

クロサワバイオリンとか下倉バイオリンとかを覗き、

吟味して肩当を購入。ふむ、良い買い物をしたわ。

約束の時間よりも早目にお店に到着、

お義兄さん、初めて来ましたー、洒落てて素敵なお店じゃないですかー。

待つこと数分、姉と合流、限定の二段弁当のランチを頂く。ふむ、美味しい。


実は、決して仲が悪いわけではないのですよ、ですが、

生まれて初めて姉と二人でご飯を食べました。

あ、時々義兄もいたから、3人か。

姉は子供の頃から妙に大人びていて、

だから、私にとってはとっつきにくく、恐れ多い存在、

甘えたり甘やかされたり、そんな記憶はほとんどない。

もう一人の姉とは一緒に出かけたりご飯を食べることもあるというのに、

どうしてもその姉とは同じようにはできなくて、

姉が上京して17年、結婚して5年、一度も二人だけで会ったことはない。

そんな姉が、私が義兄と今度お店に伺うねなどと話をしていたら、

じゃあ私も行くよと言ったときは正直驚いた。

何話せばいいのかしら、姉に迷惑かけたらどうしようって。

豪勢なランチを前に二人で面と向かって、

姉はいつになく家のことをペラペラとよくしゃべり、

先日行ったパリのお土産をくれ、食後のカフェでもご馳走してくれて、

地下鉄を乗ろうとしたら切符もくれて、丸ビルを一緒にうろうろしてくれて、

東京駅のグランスタでお土産を買うと言ったら、

わざわざ入場券で買って一緒に入ってきてくれて、

家族へのお土産まで買ってあげるというではないか、

さすがにそこまでは甘えられませんから自分で購入しましたけどね、

最後は改札で見送ってもくれましてね。ちょっとびっくりしました。

今までのことを思ったら、こんなことありえませんから。

でも、姉は思っていたよりも姉で、姉ってこういうものなのか、

私は久しぶりの妹気分に多少戸惑いつつも、

この年にして初めて知った姉の優しさ、それがすごくうれしかった。

長年のいろいろが、こうして少しずつ溶けていくのかな。

新幹線からオレンジ色の富士山を眺めつつ東京を後にした私は、フフ、

やっぱり多少の緊張感はあったのかしら、lunch

新幹線ですっかり

爆睡してしまいましたけどね。

おかげさまで

思い出深い小旅行になりました。

お姉ちゃん、お義兄さま、

どうもありがとうございましたー。

雪と強風の為、新幹線のダイヤはめちゃくちゃ。

私を乗せて走っていた新幹線も例外なく静岡辺りでピタリと止まり、

あらまー、でも、しょうがありません、自然には逆らえませんからね。

ここはひとつ寝てしまおうと睡眠モードに切り替えて、

ぐっすり熟睡していたらいつのまにか動き出してたみたい、

結果50分遅れで東京到着、睡眠不足も少々解消、頭スッキリ、目パッチリ。

早め早めで計画を立てていたから大して問題もなく、

東京駅グランスタを物色する時間が減ったくらいでしょうか、

何事も余裕を持つということは大事ですね。

さ、向かうは渋谷、シアターコクーンへ。


岩松了氏演出、大森南朋さん出演、『恋する妊婦』


初めましての南朋友さんと会場入り。

二人して会場中に飾られた赤提灯に少々面食らう。

恋する妊婦ってこんななの?

あ、でも、大衆演劇一座のお話だから、こんなベタな感じかもしれませんね。

ポスターの南朋さんがいつになくニカっと笑っている時点で、

いつもと違う南朋さんが見られそうな予感大だし。

それにしても初めての"生"南朋さん、すっごい楽しみですよねー。

やっぱり同じ嗜好の方とお話するのって楽しい。

ワイノワイノと話も盛り上がり気分は既に高揚。

と、会場中央にオダギリジョー、麻生久美子、豊原功輔が並んで着席。

おおっ!岩松舞台に相応しい、時効警察トリオの登場じゃないですか!

南朋さんが登場する前からテンションが高めだったのは、こんな理由からだ。


実はあまりストーリーを知らないままに鑑賞してしまいましてね。

ここで少々整理をしておくと、

ある興業先で看板俳優慎之介が失踪し、副座長の橋本は怒り心頭、

座長とその妻は彼の謝罪を受け許すつもりらしいが、

それに橋本はますますイラつき彼の妻・波江に辛く当たる。

それを冷ややかに見つめる橋本の妹さつき。時を同じくして、

大衆演劇に興味があるという学生・道後が一座にやってくる、と。

私が開演時点で知っていたことといえば、

座長が風間杜夫で、その妻役が主役のキョンキョンで、おそらく妊婦、

後は、南朋さんが副座長の橋本ってことくらいかな。

だから、幕が上がって、荒川良々さんが立っていて、

あー、そーだそーだ彼も出てるんだったっけね、と。

なんてったって、登場人物が多くって人間関係を把握するのが大変。

良々くんは、え?近所の八百屋さん?紙ちゃんは、座員なのね?

一座の世話役と思っていた波江は南朋さんの妻で、

砂羽さんは南朋さんの妹ってことか、という塩梅。

その上、ストーリーを追おうにも、ひとつひとつが面白くって、

いちいち笑えるから先に進まない。

良々くんの独特の世界は大人計画の外でもやっぱり良い味出してますね、

紙さんも年齢不詳なかわいらしさ健在で目をひくし、

風間さんは『ラストショウ』以来、>>

今日は多少コミカルだけどあのスゴミはやっぱり素晴らしく、

キョンキョンも『エドモンド』以来、>>

やっぱり何度見ても女優さんですよ、綺麗なんですよね。

たくさんの役者達がドタバタ走り回り入れ替わり立ち代り。

そんなこんなでたぶん私、全然ストーリーについていけてなかったと思う。


挙句に、南朋さんがとびきり格好良いときた。

若手を従え、ベランメイ調でまくし立て、まるでチンピラみたい、

ある意味イケてないんだけど、それでも格好良いんですってば。

七三分けがどうにもこうにも気にはなるが、

これがまたド派手な銀色のスーツの似合うこと。

こんなスーツが似合うのはきっと南朋さんと直ちゃんくらいだよ。>>

イラつくからって奥さんを蹴りまくる南朋さん。ひ、ひどい。

でも、それでも格好良いんだから、なんて罪作りな男なの。

いやね、映像の中ではふいに登場する南朋さんだけど、

生南朋さんは思った以上に体格も良く、大きくって男前、存在感も大。

柔和な南朋さんよりも荒っぽい南朋さんのほうが好きな私には、

マゲ姿になったって、胸キュンなのですよ。うふふ♪

そして、長セリフもしっかり心を掴んでくれました。

南朋さんは舞台でいける。充分映える。もっと舞台出ればいいのにね。


予想以上の大衆っぷり、旅一座のドタバタっぷりに、

岩松了氏演出ということを忘れてしまいそうなのだけども、

この人のカラーがあちこちに見られたのはちょっとうれしかった。

くじ引きで当たったというジュースの缶を並べるくだりが一番好きでしたね。

でも、何かが起こるのかとおもいきや何も起こらず、

気を許していると急にドキリとさせられて、

キョンキョンが白髪になってしまったところなんか、

さっきまでゆるゆる気分で見ていたのが嘘のよう、

豪雨、ピストルの音、転落事故、不幸がこれでもかと重なって、

背筋が一瞬凍ったというか、恐くなってしまったんですよね、

これから一体どう転がっていくのかしらと。

こういう一瞬のゾクゾク感、これですよ、これがお芝居の醍醐味ですよ。

やっぱり来たな、岩松了、そう思った瞬間である。

ところが直後、その白髪を普通に染めようとか言ってて、

あれ?さっきのゾクゾク感ははなんだったのよ?

また、まったりモードに戻ってしまったじゃないですか。

そして、やっと南朋さん登場と思ったら、え?これで終わりなの??

あっけないほどのエンディング。


というわけで、

なぜにキョンキョンの髪が急に白くなってしまったのか、

どの辺りが恋する妊婦と題するほどのことだったのか、

あの結末は一体何を物語っているのか、

う~ん、完全に岩松了氏に完敗である。

岩松氏の作品は、難しいとか深いとか、

とにかく凡人にはなかなか理解するのが大変と、でも評価は高く、

だから相当気合を入れていたというのに、やっぱりダメでしたねー。

私もまだまだ修行が足りませんねー。

総じて言えることは、

南朋さんがすっごくすっごく格好良かったということでしょうか。

あはは、ミーハーでどうもミマセン。