yanaka1 せっかく直太朗ライブで幸せ気分になるのだし、

というだけの理由ではないが、

今回ちょっとリッチなホテルが予約できまして。

通常数万円するというお部屋が

ぽっきり1万円以下なんですよ。ラッキー。

ソファーでのチェックイン、

冷えたおしぼりとウエルカムドリンク、

お部屋も静かで広くてかなり快適、極上。

いつも忙しくされている直友さんと、

たまにはこういう贅沢も良いでしょう、と。

夜はもちろん直太朗トークで盛り上がり、

ライブ良かったねー、格好よかったねー、

仕事と連日のライブの心地よい疲労が私をあっという間に夢の中へ誘う。

そして明朝、さ、今日はどこへ行きましょうね。

せっかくだから直太朗巡りといきたいですし。

あれ?ここまだお互い行ってなかったの?

じゃ、谷中に決定!

その前に、渋谷で俺のハンバーグ。


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俺のハンバーグ山本   谷中ぎんざ到着   ここを直太朗がチンドン屋


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直ちゃんのサイン。   夕焼けだんだんで太陽~♪ 四谷にて写真展


谷中に到着。暑い、東京、暑すぎる。

立ってるだけで背中を汗が流れるんですけど、

これ、こないだのapbankよりきついんでないの。

とはいえ、夕焼けだんだんの頂上、谷中ぎんざの看板が見えて、

空の向こうにはマンション群、おおー!ここがまさしく太陽のPVロケ地!

ここで直太朗が、太陽ぉ~♪と雄たけびを上げていたのね。

直太朗が一番直太朗らしかった時代の、

あの時の気持ちがふつふつとよみがえる。

体の暑さとは違う熱さが、こみあげそうだ。


案外狭くて短い谷中の通りを歩きながら、

私は数年前の情熱大陸を思い出していた。

直太朗はここで撮影するにあたり、少ない空き時間でチンドン屋の練習をし、

オレンジのコートに身を包んで初々しい直ちゃんは、

一軒一軒ご迷惑おかけしますと頭を下げで回り、

いつもお母さん聞いてるよと声をかけられてはなんともいえない表情、

一生懸命なりに必死な中でも、

楽しそうで生き生きしたなかなか手の込んだPV、

そうそうこの辺でオカチくんがなんか食べててさ、

それを私は目をキラキラさせながら見ていたんだよね。


肉のサトー発見。直太朗のサインをパチリ。

名物メンチカツを友と半分ずつ食べる。熱いけど、おいしい。

そういえば、さっき、肉のすずきでマッキーを発見。

なんでこんな小さな商店街に2軒もお肉屋さんがあって、

それぞれに芸能人が訪れるのでしょうか、つくづく不思議な町だこと。

あまりの暑さに倒れそうだったのでコーヒー屋さんに逃げ込む。

そこがなかなか素敵なカフェでして。

お話の楽しい店長さんが一人で切り盛りしているようで、

店内の壁にはこだわりのコーヒーのうんちくがたくさん張られているのだが、

詳しくない私はアイスでおいしいコーヒーをとオーダー。

それがまたすごく飲みやすくて美味しいのですよ。

しばらくすると焙煎のとても良い香りが店内を充満。

すっかり和んでしまって長居してしまいました。

自家焙煎の珈琲専門店、満満堂。また、行きたいな。


次の目的地、四谷へ。

きのう偶然再会した直友さんからのご紹介、>>

素敵な写真展を開いているとお聞きしたものですから、

これは行かない理由はないでしょうよ。

白い壁と木目の床、ほどよい狭さが心地よくってそこに、

ゆるい写真が整列している様は想像していたよりもずっとずっと素敵で、

人肌の温もりのある写真を椅子に座ってしばし鑑賞。

いいなー、素敵だなー、私も触発されちゃうわ。


今日一日でぐるっと山手線を一周して、

あわただしくお土産と駅弁を買い込んで、

名残惜しくも品川を出発。さようなら、東京。

今回もまたとっても思い出に残る直太朗ライブ旅になりまして。

ご一緒してくださった直友さんに感謝です。

9月の直ちゃんが今から待ち遠しいなー。

あ、帰ったら、太陽を聴かなくちゃね。

naotaro_folks_fainal apbankの日焼けが

まだまだおさまらなくて、

髪の分け目がヒリヒリしっぱなしな

わけですが、

ついにこの日が来てしまいましたよ、

apbankで100%出し切れなかったのも、

全てはこの日の為、照準は全てここに。

もうひとつ、この日の為に5年越しにコンタクトを買い替えまして。

いつにない気合の入れ様、それもそのはず、

東京で直太朗を見るのは実に2年振り、

そりゃあ、午前中の仕事も身が入らないってものだ。

仕事を終えて新幹線に飛び乗って、

ついに来ちゃいました、初めて来ちゃいましたよ、C.C.Lemonホール。

行くまでは渋公と呼んでいた私、渋公と言えば、

エルアール伝説の台風直撃ライブがあったのがここで、

以来、私の中では伝説の会場、渋谷公会堂。

いつか行ってみたいと思い続けて15年、

まさか直太朗でこの会場に足を踏み入れるなんて感慨深いったらない。

ところで会場に到着したら、

エントランスの真上にぽっかり浮かぶ黄色いレモン。ちょっとかわいい。

これを見たら、ああ、ここはすっかりC.C.Lemonホールなんだなーとしみじみ。

今日からここをちゃんとC.C.Lemonホールと呼ぼう。今更ですけど。


森山直太朗コンサートツアー2008、

『諸君!?』 at C.C.Lemonホール、東京最終公演、ファイナル!


名古屋から2ヶ月ぶりかぁ・・・と、

浮いてる直ちゃん、渚の寸劇、前日準備をしながら思いを馳せていた。

7月は本当に大変な月で、職場の先輩がダウンして入院して手術して、

大好きな先輩だからってショックを受けてる場合でない、

どうしよーなどと言ってる暇もない、とにかく、やるしかないのだよ。

残った者で必死に仕事しましたとも、がんばりましたとも。

先輩は見事復帰され、ほっと一安心、仕事も落ち着いて、

そんな時にどうしてなぜかいつもそこに直太朗があるから不思議、

毎度のことながらこうして直太朗に救われて、慰められるのだよね。


そんな上向き気分でいたからなのかどうなのか、

この日の直太朗は実に楽しそうだった。

私自身も今日で終わってしまうという寂しさよりも、

久しぶりに見る直太朗にうれしくってね。

3回目の鑑賞、どういう風にでてきて何の曲を歌うか、

ほぼ知っているというのにいちいちうれしくって。

あー、やっぱりこんな時間が一番好きだな。

渚の寸劇はどうやらファイナルバージョンとかで、すっごい笑ったわ。

渚ダンサーズも登場、なんなんだこの人達は??、

でも、一緒に踊る直太朗、一緒って言ったって、

直太朗は両手をあげてくるっと回るだけだけど、

本人がご満悦そうなのでそれが一番。

こんな感じに始終うきうきしながら、

それでもやっぱり最後ですから余すとこなくやっぱり見たいですし、

名古屋では直太朗に指摘されて躊躇してしまったが、

今日はめげずに7列目で双眼鏡でガン見。

唄ってる直太朗ってやっぱり格好良いなー。

あ、唄ってなくても格好良いですけど。


時の行方、今回のツアーでこの唄が聴けたのは私には非常に大きかった。

新しいアルバムをひっさげてのツアーですから、

新しい曲をやるのは当たり前で、

そうなるとどうしても削られていく曲があるのもしょうがなく、

太陽とか星屑とか聴けなくなってしまったという一抹の寂しさの中、

この唄を唄ってくれる直太朗に感謝、ホントにありがとうね。

生で聴くとやっぱり時が止まる思いがする、私には特別な楽曲。

そこで初めてライブが終わってしまうのが惜しくって、

心がぎゅっと締め付けられるような思い、この時間がずっと続けばいいのに。

きっとこの会場に居た多くの人がそんな思いでいたことでしょう。

QOL、生きとし、盛り上がりましたねー。

ファイナル独特の盛り上がりっていうのかしら、

ステージも客席も、ジャンプ、ジャンプ、この一体感は格別、

これがあるから私はファイナルにはるばる足を運ぶのですよ。


そして、諸君。直太朗、やっぱり泣いちゃいましたね。

ちょうどそのとき私は双眼鏡でガン見中、

あれ?こりゃ、様子がおかしいなと思っていたら、

ふと声が切れ、マイクから顔をよけ、

一部始終を拡大して見てしまったから、余計に切なくなってしまった。

アンコールで泣くかなーと予想はしていたが本編でもう泣いちゃうなんて、

直ちゃんってば泣き虫なんだんから、しょうがないなあ、もう。

でも、忘れてたけど、このツアーが始まったころいろいろありましたからね、

そんな中でやり遂げるってすばらしいことなのですよ、

ですからね、こういう涙には心からの拍手と声援をおくるのですよ、私は。


おかげで、アンコールはすっかりいつもの通りの直ちゃんで。

しっかり、Tシャツの宣伝もしてましたし、はいはい、私も今日、買いました。

お客さんへのお礼として、生きとしマンドリン倶楽部。

あらやだ、皆さん、いつのまにこんなの練習されたんでしょう。

こういうのって、直太朗もうれしいだろうが、ファンだってうれしいですよ。

すっかり入れ替わってしまったバンドメンバー、

私は義人さんがいなくなってしまった辺りから、

とっくに寂しく思っていたが、いや、今でも思わないことは無いが、

こうして小さな輪を作ってマンドリンで生きとしを丁寧に演奏するメンバー、

すっかり新しいワールドが出来上がっていて、

直太朗を後ろで支えて私たちに素敵なライブを届けてくれて、しかも、

すっかり仲良さげで微笑ましいですからうれしいじゃないですか、ねぇ。

今日は真部くんにもいっぱい声援を送りましたよ。

すっかり変な顔も増えて、より真部くんらしくなってたし、

流石は芸大主席卒業生、腕はピカイチですから、

声での直太朗との共演は本当に素晴らしかったんですよ。

聞きながら、今野さんの代わりが真部くんでよかったなとつくづく実感。

直太朗の側で見たいアーティストがまたここに一人、ですね。


笑顔で終わるライブもとーっても良いものですよ。

寂しさ半分、満足感半分、心地よい疲労が少々。

だぶん9月にはFCライブがあるから、

そんな気分でいられるんでしょうけど。

そうそう、思いがけずお久しぶりの直友さんに再会できたのも、

今日の素敵な思い出のひとつ。

こういうの、奇跡って言うんだよ、きっと、ね、直太朗、

良い唄いっぱい聞かせてくれて、ありがとうね。

apbank08 友達に誘われてまた来てしまいました、

静岡、掛川、つま恋。

2年前も相当暑かったが、>>

今年も暑くなりそう、

でもまだ曇り空だから、幾分マシかな。

苦痛って時間が経つと本当に忘れちゃうのね。

あの日の殺人的な暑さも

今となっては良き思い出、

それよりも楽しかったこととか

フェスに参加できた喜びのほうが心に残ってしまっているのですから、

人間って本当に都合の良い生き物だ。

以来私はすっかりあの意義深いフェスが好きになってしまったのですよ、

『ap bank fes '08』、しかも、今日は最終日!


ミスチルファンの友達が良い場所をとると意気込んでいて、

暑さにめっぽう弱い私はマジかよーと思いつつ、

ファンとしての気持ち分かりますしね、

一緒に行くと言った以上はここは覚悟を決めて朝9時前には会場入り、

既にうだるような暑さ、軽く目眩がしそうである。

場所をとって、グッズの列に並ぶも予定していたタオルが完売でガーン。

どうしよー、直太朗の小さいタオルしかないんですけど・・・。

準備していた直太朗うちわもひょいと忘れてきてしまって、

私、ダメダメじゃーん。

凍らせたポカリと魔法瓶にキンキンに冷えたお茶と冷えピタが

今日の私の命の拠り所である。

と弱音はここまでにして、ライブ前に腹ごしらえ、カレーをパクリ。おいし。


11時開演。本編前に、Feature Artistとしてヨースケ@HOMEくん登場。

うわ!阿佐スパ伊達チンにそっくりでびっくり!

ヨースケくん、1年越しのステージなんですってね。

去年は台風で彼の出演分は中止になっちゃって、

だから待ってたんですよーとそれはそれはうれしそうに楽しそうに唄う姿、

すっげー気持ちい!あー、気持ちい!って何度も何度も繰り返してて、

なんて素直な人なんでしょう、こういう人が唄う唄は良いに決まってる。

見ているだけでとてもハッピーな気分になれるわ。


ヨースケくんでも十分盛り上がったが、いよいよap bank登場、

櫻井さんか姿を現した時の会場のどよめきはやっぱりすごかった。

こんなに広い野外の会場にして3万人の歓声は

風が巻き起こったんじゃないかと思うほど。いや、本当に。

オープニングのこの唄は、ミスチルの唄?それとも書き下ろし?

「よく来たねー、いろいろあったんだろう?」って、

櫻井さんのメッセージはメロディーに乗って風に乗って、

今そこにいる私達の気持ちとピタリと重なるものだから、

そりゃあファンにはたまらないわけだ、

私でもここでもう軽く感動なのですからね。

しっとり浸っているのもつかの間、GAKU-MCさんが呼ばれて、

え、もう?ボルテージは一気に頂点へ。

今年は彼を一番の楽しみにしていました。

だって、2年前はちょうど休憩している時で、

ライブエリアからの歓声をうらやましく眺めていたのですからね。

さすがは櫻井さんの無二の親友だけあって、

もはやこのフェスに欠かせない存在とカラー、うーん、格好良いですっ。

今日のチケット10倍なんですってね、

30万人が行きたいと欲し、ここにいるのが3万人、

そう聞かされると今ここにいることが奇跡なんじゃないかと、

隣で踊る友に感謝、ありがとうね。

GAKUさんにとったらこの3万人を手玉にとるのもお手の物なんでしょう、

ハーフパンツでかわいらしいのに、その頂上に君臨しているようなお姿、

暑くて熱いパフォーマンスは最高に格好良い。

櫻井さんもペース配分間違えたと息を切らしていたが、

それは私も同じ、したたる汗、もう熱中症になりそうだわー。

その後も続々と登場。

平原綾香ちゃん、apbankに似合わないんじゃないのなどと思っていたが、

野外で聞くジュピターははっきり言って素晴らしかった。

お世辞抜きで彼女はやはり天才的に唄が上手い。

コブクロは櫻井さんをリスペクトしている感じが良かったですね。

コブクロがミスチルを唄い、桜井さんがコブクロを唄い、これぞapbank fes。

あ、シークレットゲストで布袋さんが登場した時は思わずは叫んでしまった。

ギターの神様がこの目で見られるなんて、嘘みたいっ!


他にもクレバさんとかマイラバとかが唄っていたのだけど、

その時私は失礼してライブエリアからちょっと脱出、

このフェスのもうひとつの楽しみである、

フード・マーケットエリアを散策していました。

ブログで見かけたブルーベリー生絞りジュースを購入、

あー、ブログで見ましたよ、さっぱりしてておいしいですねー、

タワレコブースで山積みのタオルを発見、

これ無料でいただけるって本当ですか?わぁ、うれしい、

おいしそうなフードにもそそられて、

リゾットとか黒豚ソーセージとか讃岐うどんなんかも買ったり食べたり、

お腹いっぱいでふらふら、ぶらぶら。

屋根の下では小さなステージでエコトーク、脇には足湯なんかもあって、

皆が思い思いにすごしている姿が良いんですね。

いやね、ライブも良いんですけどね、

こっちの楽しみを知らないでこのフェスを語るべからず!

とまでは言わないが、

ライブだけに張り付いている人は絶対損してる!

と私は本気で思っていたりする。

だから、ミスチルファンの人ほど、このフェスを楽しみたいだろうに、

櫻井さんが出ずっぱりなものだから、ライブを見たいだろうし、

かわいそうだなー、もったいないなーなんて思うのですよね。

そうそう、今回はロミロミマッサージもしていただきましたよ。

疲れた足と肩と腰をマッサージ、アロマオイルで本格的に、

しかも生唄をバックにだなんて、なんて贅沢なんでしょうね。

すっごい気持ちよくって、眠ってしまいそう。

遠くに櫻井さんが歌うデイ・ドリーム・ビリーバーが聞こえてきました。

忌野清志郎さん、私はあなたが聞きたくて今日ここに来たんですよ。

2年前もキャンセルになってお目にかかれなくって、

今年もだなんて残念の極みなのですが、しょうがありません。

神様はやはりなかなか姿を現してくれないということなのでしょう、

いつか、いつか、それを夢見て。


途中何回も友達に食べ物やら飲み物を調達していたが、

ここいらで本格的にライブに合流して、

しばらくしたら、いよいよミスチルの登場。

やっと出てきたよ、JENくん、田原さん、中川さん。

とはいえ、私は昔ファンなので、分かる曲が数曲しかなくてですね、

晴天で唄う雨のち晴れが一番感激だったんですけど、

だから、ものすごく客観的にステージを眺めながら、

こんなことを考えていました。

ステージの上の櫻井さんは確かに私達と同じ一人の人だというのに、

彼と小林さんの一声でこんなにもの人をここに集結させて、

なんてなんて大きな人なんだろうかと、

そしてこのつま恋の場所ではエコ活動が徹底されているというし、

ここまでくるとここはある種の桃源郷、未来の理想的な地球の姿、

それを実現させる、そのきっかけが音楽という、

音楽の持つ力ってすごいんですよ、人をも人の心をも動かすのですから、

彼らはそれをちゃんと知っている、

そして、彼らにしか出来ないことをちゃんとやっている、

その、社会的大きさをちゃんと知っている、

なんて律儀な人たちなんでしょうね、と、

こんなね、真面目なことを考えていたんですよ、私は。

コーラスにナオト・インティライミくんを発見して相当驚きつつ、ね。


最後はbankバンド全員で、「つま恋の夜空を越えて to U」。

GAKUさんと一緒に指差した空はまだまだ陽が落ちきれてなくて、

Salyuさんの代わりに平原綾香ちゃんの高音が冴え渡ると、

涼風が会場を吹き抜けて、もう終わってしまうのですねー。

全てを終えたこのフェス、背後には終演を告げる打ち上げ花火、

今年初めて見る花火が心にドカンドカンと響く。

なんか清々しい。すごく気持ちが良い。

フェスが似合う季節の到来、夏はこれからが本番。

さ、もう2日後には、直太朗ファイナルに出発。

それまでに、鼻の頭の日焼けは消えるかな・・・。

cyborg マジックアワー([cdb]#172 )

にも出演されてましたが、

今年の綾瀬はるかちゃんのご活躍には

目を見張るものがあります、特に、映画。

ちょっと前になりますが、

こんな映画も見てきたのですよ。

クァク・ジェヨン監督×綾瀬はるか×小出恵介、

『僕の彼女はサイボーグ』>>


2008年。冴えない大学生の"僕"こと北村ジローは、

一人で21歳の誕生日を祝っていた。

去年はたしか、唐突に表れた女性とともに過ごした誕生日、

彼はその時の魅力的な彼女のことが忘れられないでいる。

そんなジローの前に、あの日にそっくりな"彼女"が現れる。

彼女は未来のジローが過去の自分を守るために送り込んだサイボーグだった。

かくしで"僕"と"彼女"の奇妙な共同生活が始まる。


『猟奇的な彼女』([cdb]#97 )『僕の彼女を紹介します』([cdb]#96 )に続く、

彼女シリーズ第三弾ということだが、

まさかまさか日本を舞台に日本人キャストで作られるなんて、

誰が想像したでしょうか、私もそれを聞いたときはびっくりしたし、

チョン・ジヒョンでない"彼女"がまったく想像できないでいたから、

その上蓋を開けたら彼女がサイボーグだっていうし、

猟奇的よりも猟奇的なタイトル、

いくらクァク・ジェヨンといえどもそれはないんじゃないかと、

そう思っていたんですよ、正直なところ。

ところが、映画館で驚いてしまいました。

綾瀬はるかはすっかりチョン・ジェヨンだし、

小出くんはまったくもってチャ・テヒョン!

クールでキュートな"彼女"とへたれな"僕"、

びっくりしましたね、なんと上手に適役を探したものかと。

そして、日本が舞台だというのに、

想像以上にしっかり韓国映画してた印象、

彼女が人間じゃないというありえない設定だとか、

途中相変わらず歌詞入り音楽が大々的に流れるだとか、

普段ならあまり好まない演出が盛りだくさんのはずなのに、

やっぱり私、クァク・ジェヨンワールドに没頭してしまいましたよ。


まさかこんなに切なくって健気な恋物語とは思いもしませんでした。

"彼女"を愛するが故に感情のない"彼女"に苛立ちを覚え、

切ないですね、でも、彼女はサイボーグですから、

彼の愛する気持ちも苛立つ気持ちもわからない。

ただ、"彼女"を送り込んだ60年後の"僕"の指示通りに、

なにがあっても彼を守るという使命をまっとうするのみという。

大丸あたりとかが出てくるのですぐにロケ地が神戸だとわかったのだけど、

大地震のシーンはそのリアルさと無残さに言葉をなくしてしまいました。

場所が神戸ということもあるから余計に、正直、泣きたくなるほどに。

それからのストーリーがもう、想像をはるかに超える展開、

もはや圧倒されて見ているだけで、

激動の"僕"の人生、彼は"彼女"に会いたい一心で、

"彼女"のサイボーグを作り上げ、

60年前の自分に向けて送り込むという、

実はそんな壮大な愛の物語だったわけですね。


時間軸の妙技はいつものことながら、

ちゃーんと最後のシーンと最初のシーンが結びつく、

綺麗な着地は格段に後味が良いのでまあ良いのですが、

今回は近未来にまで行くのですからその極み、

小出君がおじいちゃんになって登場したときはびっくりしましたけどね。

いやいや、こんな展開の映画に、

綾瀬さんも小出くんもよくがんばってついてきたものだと、

何度となく感心してしまったわけですが、

綾瀬さんと小出君の二人の魅力をあますことなく映した映像に、

私はすっかり"彼女"と"僕"のファンになってしまいましたよ。


で、そんなキュートな綾瀬はるかちゃんが、

今度は女座頭市を演じるというからまた驚きです。

予告で見た『ICHI』、なかなか格好良いじゃないの。

これから綾瀬はるかはどうなっていくのでしょかね、

彼女のご活躍がいまから楽しみです。

magichour 世間より少々早いのですが、

うふふ♪ボーナスが出ましたので、

今日は贅沢デーということにして、

相変わらずですが母を誘って、

ホテルで豪華なランチをしてきました。

牛フィレの鉄板焼コース、美味でございます~。

その後は昼下がりの映画鑑賞。

映画なんて久しぶりでしょうよ、母上。

どうせなら、ポップコーンとか買って映画見ちゃおうよ。

これはそんな風に笑って楽しむ為の映画なんですから。

三谷幸喜監督待望の最新作、『ザ・マジックアワー』>>


街を牛耳るボスの愛人に手をつけてしまった備後は、

命を助けてもらう代わりに、

伝説の殺し屋デラ富樫を連れてくることを約束する。

しかし、期日が迫っても見つからず、備後は苦肉の策の末、

無名の俳優をデラ富樫に仕立て上げることを思いつく。

こうして村田大樹は偽の映画の撮影とも知らず、

港町・守加護にやってくる。


随分と三谷さんが宣伝でテレビに出まくっていましたからねー。

探偵ナイトスクープにまで出ていたときはちょっと驚きましたけど。

でも、面白い方だし、良いじゃないですか、

ご自身の映画に対する愛情と責任の並々ならぬ大きさだと、

そんな風に私は思ってますよ。

その宣伝通り期待通り、サービス精神がたっぷり詰め込まれたこの作品は、

質の良いユーモアと緻密に組み立てられたストーリーで、

素晴らしき人間賛歌の、なんとも暖かみのあるコメディー映画、

老若男女誰が見ても面白く、マニアが見たらそのツボをつき、

例えばあちこちに埋め込まれた監督が愛する映画のオマージュ、

テーブルクロスに醤油が染み渡る、これ、

アンタッチャブルの名シーンなんだそうですけど、

可笑しくって良いですね、こういう三谷監督のセンスが私は大好き、

それから憲ニくん、ホテルアバンティとリンクしていて、

なんて気の利いた贅沢な仕上がりなんでしょう、流石は三谷幸喜。

彼は自分が作る映画は喜劇でないといけないと仰っていて、

幸せな気持ちで劇場を後にしてくれる映画を作りたいのだと。

うんうん、レトロで味のある素晴らしセットの守加護の街、

スクリーンいっぱいに広がるマジックアワーの空を見ながら、

ああ、映画ってなんて素晴らしいんでしょうって、私は思ったのですよ。


主役から脇役まで目にも豪華な俳優陣。

いつものことながら三谷監督の人徳の深さに頭が下がります。

唐沢寿明、中井貴一、寺脇康文、香川照之、市川崑監督!

でもまあやはり佐藤浩市さんについて書かないわけにはいきません。

今までのイメージを金繰りすてた佐藤浩一の演技はある意味衝撃的、

香川さんが撮影中、築いてきたものがガタガタと崩れていく音が聞こえると、

佐藤浩一はそれで良いのか、とおっしゃっていたが、

本当にその通りなんですから。

でも、素敵な人はコメディーを演じてもやっぱり素敵だなーと。うふふ♪

母は西田敏之の名演技と大好きな妻夫木くんに

目を奪われていたようですけどね。


そしてもうひとつ抱いた印象が、

今までホテルの裏とかラジオ局の裏とかを描いてきた三谷監督が、

今度は映画の裏を語るにこんな映画が出来たのかなと。

映画を作る裏の人々、俳優も含め、脇で光る方達の

素晴らしい仕事っぷり、職人っぷりを、

表舞台のスクリーン上に持ってきたという感じが、

舞台では日本をリードする脚本家だが、

映画の世界ではきっとまだまだ新参者の監督が、

映画に携わる人々への敬意と賛辞を上手く描いているように私には思え、

マジックアワーの一瞬に全てをかけようとする映画人の心意気、

あの類稀なる素晴らしいセットも、

撮影が終わったらあっという間に撤去してしまうんですって、

そしてそれをもったいないと思ったらいけないらしい、

見た人の心に残ればそれで良いのだという、

そういう人たちが作る映画が素晴らしくないわけがないじゃないの、

映画に対する三谷監督の愛情がひしひしと伝わってくるのがとても素敵で、

三谷監督って、本当に映画が好きなんだな、と。

そして、そんな監督がつくる映画が私は大好きだなと思ったのですよね。

三谷監督がきっとこの映画の一番のファンに違いないね。


誰にでもある、人生で最も輝く瞬間、マジックアワー。

今年のアカデミーの有力候補に名乗りを上げたことは、

もう間違いないんじゃないかしら。

授賞式での三谷監督の一挙手一投足が、もう今から気になります。

どんな面白い動きをしてくれるんでしょうかね。期待していますよ。

nishinomajo

これから続々と注目映画が、

あれもこれも公開されますから、

とんとんとペース良く見ていかないと、

追いつきそうにありません。

うれしい悲鳴が出そうだわ。

レッスンの後少し時間が空いたので、

映画館にふと立ち寄ったら、

名古屋は今日から公開だったようです、

『西の魔女が死んだ』>>

さ、久しぶりに南朋さんをスクリーンで観ましょっと。

イチゴミルクをいただきながら。

この映画にはそういうのが合うような気がします。


中学へ入学してすぐに学校に行けなくなってしまったまいは、

母の提案で森に住む祖母としばらく暮らすことになった。

おばあちゃんは魔女の血筋の家系だという。

先見の目を持ち、不思議な力を持つという魔女に、

まいは自分もなりたいと早速魔女修行をはじめる。

それから2年、中学3年生になったまいのもとに突然の知らせが届く。

「魔女が倒れた。もうダメみたい。」


おばあちゃんがいらっしゃいとまいの頬を両手で包んで、

それだけで私はキュンとしてしまいました。

どうも母親も父親も悪気なく、まいも両親が嫌いなわけではないようだが、

気がつかないうちに親の言葉で心を傷つけてしまったまいは、

家でも学校でも居心地が悪いように思え、

そんな彼女を屈託なく包み込む祖母の存在というのは、

とても大きかったことでしょうね。

その絶対で絶大の愛を映像で再現するに、

長崎監督独特の優しい風景、緑、水、まるで空気に色があるような、

『8月のクリスマス』([cdb]#)に少々通ずるものがあります。

野菜たっぷりの朝食、カリカリに焼かれたトースト、

手作りのワイルドストロベリーのジャム、眠る前の焼きたてクッキー、

美味しそうなのは当然のこと、その生活は実に楽しそうだ。

そう本来、生活とは楽しいものなのだと私も改めて気付かされる。

そして、凛と一人暮らしをしている祖母だけでも、

近所の助け、家に残るおじいちゃんの愛、

一人きりで生きているわけではないということもまた。

祖母がまいに課した魔女修行は、

いわゆる背筋のシャンとした生活のことで、

そんなの当たり前じゃないと言いたいところだが、

なぜかこういう生活の中では妙な説得力があるように見えました。

不思議ですね、これが親でもない祖母の力であり、自然の力なのかしらね。

まいみたいに都会で両親だけと暮らす子供って、

こういうことをどこで教わるんだろうかとちょっと考えてしまいました。

学校の課外学習が盛んと言うけれど、

そんなこと他人の大人としたって本当に楽しいのかしら、

私は祖母のような絶対的存在感に感心させられたのですよね。


にしても、まさかあんな風にまいが日常に戻っていくことになるとは、

あまりにあっけない幕切れに、えーっっ、非常に切ない。

おばあちゃんの最後のメッセージは、まいへの秘密の愛のメッセージ。

あれから2年が経過しているのですから、ちょっと素敵でしたね。

しかしこの映画、ロハスな生活の部分は非常にそそられるのですが、

それだけで良かったのかしら、と。

もうちょっと言えば、一面ワイルドストロベリー畑、のはずなのだが、

スクリーンで見るとそうでもなくて、

どうしてもターシャ・テューダーさんのお庭を

思い浮かべていた私にとってはあまりに物足りなく、

この物語の映画化をそれはそれはを楽しみに待っていただけに、

うーん、過剰に期待しずぎたのでしょうか、ちょっと拍子抜け。

ま、思った以上にたどたどしい南朋パパがたくさん出演していたので、

良しってことで。

ところで西の魔女の極み、ターシャ・テューダーさんが、

先日お亡くなりになったそうです。

母がターシャのお庭が大好きなのですよ、

残念ですが、お子さんやお孫さんの協力のもと、

92歳まで自分の信念で生活してらっしゃって、

とても幸せだったのではと思います。

そして、あのお庭諸々はお孫さん夫婦にしっかり受け継がれている様子を、

以前テレビで見たので安心はしています。

ターシャ・テューダーさんのおとぎ話のような生活は、

私たちの心にずっとずっと残っていくことでしょうね。

何年か振りにコンタクトを買い換えました。

物がハッキリクッキリ良く見えて

ビックリ、世界が変った!

これなら直太朗も映画も良く見えそうだわ。

ということで、クッキリ、映画です。

『クワイエットルームにようこそ』>>

この作品には阿部サダヲくんのお嬢様が

登場するのですよー。


佐倉明日香、28歳、フリーライター、バツイチ。

目が醒めるとそこは見知らぬ白い部屋、通称、クワイエットルーム。

閉鎖病棟の隔離部屋に、睡眠薬を過剰服用して運び込まれたという。

そこで暮らすのは様々な問題を抱える患者たち。

彼女達とともに過ごす非日常世界の14日間で明日香は、

再び生きる勇気を取り戻す。

"わたしは ここ で生まれ変わるのだ"


ダメダメ、私、松尾スズキの世界にはまっている場合じゃありません。

けど、しょうがないんです、はっきり言ってこの映画、面白いんですから。

松尾さんって本当に良く分かりません。

恋の門([cdb]#90 )みたいにごちゃごちゃして居心地悪い時もあるし、

ドブなんて若干引いてしまった程だったし>> 、かと思えば、

東京タワー([cdb]#121 )のような愛情いっぱいの脚本を書いてみたり、

良い人なのか悪い人なのか分からない大人ですよ。

ですから、いろいろと躊躇してしまって映画館には行かなかった。

ところがこの作品、

スピード感も、徐々に過去が分かる展開も、本当に良く出来ていて、

ワハハじゃなくてムフフとかグフフとかの笑いが満載、

気がついたらすっかりのめりこんで見てしまっていて、

最後には素敵っ!て思ってしまったんですから、本当に不覚。

松尾さん、天才!みたいな。


相変わらず個性的という言葉だけでは片付けられない人達がわんさと登場、

隔離された非日常の世界、特異な精神病棟で、

みんなはちゃめちゃなんですよ、患者も医者も看護婦も。

そんな人々に明日香が戸惑うのは当然のこと、

しかし不思議と憎めない人達ばかりなのですね。

昼間はみんなバカばっかりなのに、不幸を食べて不幸を吐いて、

夜になるとみんな孤独で、どこからともなくすすり泣く声、

密かに彼らが苦悩しているんだと知ったときから妙に切なくて、

明日香、ゆえに私達もみんなそれらと隣り合わせっていう真実が、

ちょっと心に堪えます。そして、

真実と向き合わないといけないということ、

真実を乗り越えなければならないということ、

生きるって重いことだと。

それでも明日を見られようなラストに、

当初の予想に反して、とても温かい気持ちになってしまいました。


この作品、結構豪華なキャスト陣で、

大竹しのぶに妻夫木聡に蒼井優ちゃん、

彼らがあんな役でも流石素晴らしかったのは言うまでもないが、

内田有紀さんの体当たりの演技は、

松尾さんの世界に全然負けてなくて良かったですね。ちょっと驚きました。

紙ちゃんもすごくかわいいし、クドカンもちょっとキュンとしちゃったな。

他にも、わっ、庵野秀明!とか、わっ、塚本晋也!とか。

冒頭の阿部ちゃんのお嬢様ですが、

おそらくラストシーンに塚本晋也の横でちょこんと座る、

おかっぱ頭の女の子だと思われます。

小ちゃくって、かわいらしい!


松尾さんの作品、やはり恐いもの見たさに近いものがある。

『女教師は二度抱かれた』も当然気になってます。

観に行きたいなー、行けるかなー。

私のささやかな楽しみの一つが、

新作映画情報をあれやこれやと探索することで、

どうも今夏は気になる映画が続々と公開を控え、

既に始まっているものもありますが、

うれしい悲鳴、時間の合間を縫って、

いくつ観られるでしょうか。

で、最近の私は、さらにその合間を縫って、

見逃した名作を観たりしています。

本日は前回の『アフタースクール』([cdb]#168 )にちなんで

佐々木蔵之介さんの映画を、『間宮兄弟』


下町のとあるマンションで一緒に暮らす間宮兄弟。

彼らには共通の大好きなものとその楽しみ方がある。

スコアをつけながらのテレビの野球観戦、

ビデオ鑑賞にはお気に入りの飲み物と山盛りのポップコーン、

休日の午後の昼寝、餃子ジャンケン、クロスワードパズル。

彼らは自分達の世界で楽しく穏やかに何不自由なく暮らしていた、

お互い恋人はいないけれども。

ある日、弟が兄にこんな提案をする。

「カレーパーティーをやろう。」

こうして二人だけの部屋に、二人の美女がやってくる。


夫婦でもなく恋人同士でもなく、

男同士の兄弟の物語というのがこの作品の妙で、

細くて長い兄と太くて短い弟の正反対の兄弟の、

几帳面でマメで優しい人柄がこの作品の味で、

二人でぶつぶつしゃべるスピードがこの作品のテンポ、

周囲は不倫だったり恋人に放っておかれたりとごく普通の世間であって、

時にそれらに巻き込まれても彼らはいたって間宮兄弟、

その徹底振りが私の心をくすぐるのですよ、

なんてチャーミングな兄弟なの。

大の大人の男が布団を並べて一日の反省会をしたり、

新幹線の中で大好きな電車の話に夢中になったり、

一緒に海ではしゃいで水かけあったり、

私の感覚では普通ありえないんですけどね、

なんら疑問ももたず二人だけの世界を満喫している彼らを見ていると、

なぜか温かい気持ちになるから不思議、

面白くってほのぼのしていて小さな幸せに満ちた二人の世界に、

私もとりこになってしまいそう。

評判通り期待以上、そんな映画に出会えてうれしくなってしまいました。


強固な二人の世界にもたらされる小さな波風と言えば

二人の美女の訪問で、それをきっかけに広がる友達の輪、

兄弟の家を訪問した彼らは一様に皆楽しそうで、

間宮家の居心地の良さはおそらく観客の心地の良さと同じでしょうね、

私も訪問してみたいものだわ。

でも、直美ちゃんも依子先生も世間は相変わらず世間のままで、

詰まるところ残ったのは間宮兄弟っていう、

ま、当然と言えば当然、切なさも少々、

それがね、また微笑ましいんですよね。

モテなくたっていいじゃない、二人仲良く、とは中島みゆき扮する母の言葉、

ああ、この母にしてこの兄弟あり。

彼らには今後どんな小さな幸せが待っているのでしょうか、

この続きをもっともっと見てみたいな。


それにしても兄弟って良いですよね。

まったくもう、なんて言いながら、

お互いがお互いを慰める方法を知っている安心感、

怒りや悲しみを受け止めてくれる人がいるって良い、

一日の終わりに話せる相手が居るって良い、

それが兄弟というのがまた笑えるんだけども、

それでも見ていて私、なんだか人恋しくなってしまいました。

蔵之介さんと塚地の間宮兄弟は、本当にベストキャスティング。

塚地はこれでアカデミー、キネ旬、ブルーリボン、毎日映画コンクールと

4つの新人賞を受賞。素晴らしいですね、でも、それも納得の好演。

あ、地味な常盤貴子さんも非常に良かった、面白くってかわいい!


では、最後に一言。敬意を込めて。

いやぁ~、映画って本当に良いもんですね。

afterschool 先週、蜷川美花さんの写真展、

蜷川妄想劇場に行ってきました。>>

忘れてましたよ、パルコでやっていたことを。

映画見に行って、そしたらエレベータの中に

ポスターがあって、あ、見てこよっと。

今が旬も旬な俳優さん16人の妄想スナップ、

加瀬亮に松田龍平に阿部サダヲに大森南朋、等。

ありえませんって、こんな贅沢コラボ。

南朋さんすんごい格好良い!阿部ちゃんめっちゃかわいい!

本当にうっとりでございます~。

堺雅人さんももちろん素敵でしたし~。

映画ではどんな堺さんを見せていただけるのでしょうか、

『アフタースクール』>>


裏社会のなんでも屋を営む北沢の元に一人のサラリーマンが訪れる。

一見、普通のきちんとした身なりのその男性は一枚の写真を渡し、

高額な報酬と引き換えに写真に写る男を捜して欲しいと言う。

写真の男、木村はある日、友人の車を借りたまま、

女性と共に消えてしまっていた。家には身ごもの女性を残したまま。

北沢は早速同級生のフリをして木村の母校を訪れ、

そこで本当に木村の同級生で教師の神野と出会う。

こうして二人は共に木村を探しはじめる。


なんかこの映画、すごいです。いろんな意味で衝撃的。

というか、大体こんな映画だとは全っ然思ってなかったっていうところから

始まるのですが。

なにぶん、キャストの3人に非常に惹かれて見たい!と思ったまでで、

映画のことをあまり詳しく知らなかったから、

てっきり卒業後の3人のことを描いているくらいだろうと、

そういうタイトルだし、堺雅人が見たーいと、

そんな程度にしか思っていなかったから、

いきなり堺さんは不倫で女性と消えてしまうは、

蔵之介さんは銃や薬を売る裏の世界に精通してるは、

そしたら、次第にヤクザとかが関わってきて妙な事件に巻き込まれるし、

大泉さんは絶対落とし役なんだと思っていたのに

意外にも真面目で良い人の役だし、

大好きな3人がこんなキャラクター設定なんて嫌だー、想像と全然違うー。


だから始まってしばらくは、失敗したーって本気で思ってたんですよ。

ところが、大泉さんが本領を発揮する辺りからあれよあれよと形勢逆転、

事件の真相がパズルの如くはまっていき、

誰が良い人で誰が悪者?本当の事件は何処に?どんでん返しの怒涛の展開、

それは頭をフル回転させながら、若干ついていけないくらいのハイペースで、

いやぁ、面白いのなんのって、期待以上。

エンドロールを見ながら、こりゃすごい!とわくわくしてしまった、

ちょっと遅いか。

明るくなった館内、近くの席のお客さんが

「もう1回最初から見たいよね!」などと話していて、

うんうん、私もですよ!と心の中で勝手に意気投合。

この気持ちの変化たるもの、やっぱりすごいのです。


映画の雰囲気としては『キサラギ』([cdb]#128 )にちょっと似てるかな。

どことなく演劇的な匂いがしたのも私には好印象でした。

主役の3人が全員演劇出身ですからそれも当然でしょうけど。

舞台なら間違いなく主役級の彼らのコラボレーションは、

私にとったら相当豪華なんですけど、

『キサラギ』でいう小栗旬くんのような華がないものだから、

作品としては少々マニアックに映るかもしれませんね。

まあ、やっぱりこの3人ですもの、一筋縄の作品ではないということですよ。

堺雅人さん。ひょうひょうとしててやっぱりそういう堺さんが私は好きです。

その上今回はちょっとかわいらしさもあって尚良い。

ホットケーキ、ちょっと胸キュン。


ちなみに冒頭の蜷川妄想劇場、

時間がたったの3分くらいしかなくてタッタカと走り見、

上記の方々を重点的に、南朋さんと阿部ちゃんは二度見で、

それで堪能してきたわけですが、

大泉さんもあったようですね、まったく気がつきませんでした。

大泉洋さん、ごめんなさい。

yamanoanata 5月はライブに観劇にと忙しくしてましたけどね、

6月は映画な月になるような予感がする。

私にしては珍しく"旬"な映画を観てきました。

『山のあなた 徳市の恋』>>

カウンターで割引券を提示しようとしたら、

あ、1000円ですので、と。

あれ?今日って安い日でしたっけ??

いえいえ、違うんですって。

この映画、なんといつでも誰でも1000円ぽっきりなんですってよ。

全然知らなかった!なんて良い映画なの!って、知らなかったの私だけ?


山の温泉場に向かって歩く二人の按摩、徳市と福市。

その道中、一台の馬車が彼らを追い越していく。

「東京の女が乗っていたね。」と徳市。

彼は前を歩いている人の数や性別、性格までピタリと当てる勘の持ち主だ。

温泉場に着いた彼らは早速なじみの宿屋から呼び出しがかかる。

徳市が訪れたその部屋にいたのはさっきの東京の女、美千穂だった。

徳市は彼女に淡い恋心を覚える。


相手を思う一生懸命さとか駆け引きとか奥ゆかしさとか、

目に見えない心の内を映像化したらこういう作品になるのでしょう。

非常に静かで地味な作品という印象。

コミカルな部分もあるということだったが、

実は私そんなに面白いとは思いませんでした。

周りのお客さんは笑っていましたけどね。

それよりもなにやら兎に角美しくて、

生き生き茂った木々の緑、さらさら流れる川の音、

もうもうと湯煙漂う温泉場、非常に瑞々しくしっとりした雰囲気が良い。

下駄の音がすごく良いんですよ、

土に擦れるカランともジャリとも違う、得も言われぬ心地よい響き、

私も徳さんのように何度も耳を研ぎ澄まし聞き入っていました。

各々が内々に秘めた一途な思いは、交錯して、留まることなく、

ここは流れ者の集まる温泉場、一休みするだけの場所ですから、

新しい何かが生まれるでもなく、

日常へ戻っていったり、別の場所へ出発したり、

そんな後腐れないところが、私はこの映画の魅力のひとつかなと思いました。


徳さんって、面白いキャラクターですよね。

まず按摩さんって言ったら、普通は福さんみたいな役柄か、

果ては座頭市のように物静かな殺し屋か、

どちらかしか思い浮かばないんだけど、
勘が鋭く負けず嫌いで女好きだなんて、

そのキャラクター設定が非常に新鮮。

それを考えたのが70年前なのだからすごいですね。

草なぎくんが非常に良くって驚いた。

彼ってスマップだけど、役作りのストイックさとか演技への愛情とか、

意外としっかり俳優してて、それは彼の作品を観ればなんとなく伝わる。

今回もまた然り、上手い下手じゃなく、

非常に丁寧に演技している感じがとても好印象。

それだけに、東京の女、マイコさん、

ミステリアスで綺麗で良いのだが物足りないのがちょっと残念でした。

加瀬亮さん堤真一さん三浦友和さん、

脇を固める俳優さんが良かっただけに、う~ん、もったいないかな、と。


しかし、何度も言うようだが、

草なぎ君が出ているということ以外、大した華がある映画ではなく、

私はこういう映画が好きだから良いのだけど、

よくまあこういう静かな映画を東宝という大きな会社が配給したものだと、

しかも、あの石井克人さんが監督ですよ、

『茶の味』([cdb#88 ])とかで相当独特の世界を見せた石井監督が、

よくこんな地味な映画を今の時代に蘇らせたものだと、

感心するほかないし、こんなことでもなければ、

昭和初期の作品を味わうことなんてなかったでしょうから、

これは感謝せねばなりませんね。

その上心の入浴料と題した1000円興行、94分という上映時間、

興行作品でこれはかなり珍しいと思われ、

こういうの、私は大歓迎ですよ。

老若男女、いろんな人に観て頂きたい作品だと思います。