遠くに雪の連山を望む。
お天気は上々。

遊びじゃないよ!

恒例のミカンの収穫。
ミカン狩りと云うと怒られる。

ただ、今年はいつもと違う。

秋にオーナーが亡くなられた。
数ヶ月間、病の床におられた。

ミカン山も放置されてしまった。

手入れが十分になされなかった。
決して豊作とはいえぬ出来栄え。

大きさ、形がデコボコでまばら。
皮が硬い、色もあまり良くない。

何十回もやっているとわかる。
実を掴んだ瞬間に味を感じる。


しかし、あの夏の暑さ。
そしてここ数日の寒さ。

ミカンは、鍛えられていた。

濃く、甘く、力強い。
さすが、オーナー氏のミカン。

愛媛、有田、三ケ日とは違う。
この力強さが、ボクは大好き。

しかし・・・。
この味が、最後なのかもしれない。

ご遺族は深刻な問題を抱えている。

ミカン畑だけでなく、
広い農地をどのように継承するか?

まだ、解決策が出てこない状況。
兼業農家の難しい問題があるんです。

できる限り応援はしたいのですが。
・・・。