父のご命日、両親の墓参りに行った。
いつになく肌寒い日和でした。
墓前、父のご命日なのに。
母には、沢山の報告をして、
父には、一言も発せず。
31年経っても相変わらず。
人類で一番嫌いな人です。
9歳までは好きでした。
嫌いになったのは10歳から。
以後、最小限の会話しかせず。
9歳の頃に何があったんだろう?
確認する手がかりは、もう無い。
自分も父親と同世代になった。
母親は、もう年下の女性です。
同世代の今なら対等に話せるのに。
生きてる間にもっと話ができたら。
あなたは、病んでいたのでしょうか?
末っ子でいつも後回し。
学校を卒業前に戦争へ。
夢破れ人生を変えられた。
その後にボクが生まれた。
独自の観念を抱いていたとか?
期待通りにならなかったとか?
社会や家族が不満だったとか?
家族から逆に嫌われましたね。
仲直りは、できませんでした。
心残りは、召された日の夕方。
ボクの手を握って呟いた言葉。
お前には、迷惑をかけた・・・。
あとは聞こえなかった。
聞こうともしなかった。
今となっては想像もできない。
絶対的に会話が足りなかった。
あの話の続きをしたいのですが。
不可能です、もはや・・・。
ボクが、天国へ行かないと。
こんな息子を持って、お気の毒。
あなたを見て育った息子ですが。