いよいよ、「3」が出ました。
カバーには、何と青学の原監督が。
(同い年だそうですよ!!)

物語は、佳境に入って来た。
内容も本格的になってきた。

走りの基本も忠実に描かれている。
ペース、ビルド、フラット着地とか。
 

主人公は、中距離ランナーの陸上部員。
伸び盛りの中学2年生になりました。

3千で9分を切れば、トップランナー。

個人競技の中のチームワーク。
仲間への思いやりと感謝の心。
戦うライバルへのリスペクト。
大切なことを学ばせてくれる。

外房海岸の合宿での情景が素敵です。
夏の海、青い空、太陽が心に浮かぶ。

主人公も成長しているけれど、
著者もその感性を磨き、成長している。

長距離レースを言葉で伝える表現力。
ランナーの心理描写も見事です。

「4」、「5」と続くのかな?
考えるだけでワクワクします。

「3」で完結、だそうです。

 


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