メールの97%は読まれずに消える。
あ、ボクのメールボックスの話。
で、目に留まって読まれるメール。
今回は、セミナーの案内でした。

上田紀行先生、文化人類学者。
東工大リベラルアーツ研究院長。

リベラルアーツ??
アートというと絵や音楽を連想する。
自由に生きるワザとスベ、技術です。
ああ、アートは元来技術って意味か!

自由に生きるための「教養」です。
ナレッジとかカルチャーとは異なる。

中学一年生のときの親子面談。
性格検査結果を伝えられた。
劣等感が強く表れています。
と、結果だけを伝えられた。

自慢話をするつもりはないけれど。
成績は、クラスで1番だった。
(高校は、ビリから9番目)
(でも、そのとき劣等感はなかった)

半世紀後に判ったのですが。
親に褒められる経験をしてないんです。
これ、ボクに限ったことではなかった。
日本の教育そのものだったんですね。

できたらマル、できなきゃバツ。
正解が一つだけの、一元的教育。
マルの多い子が、優秀と評価される。
それが、高校や大学の進路を決める。

大変話の上手な面白い先生でした。
云うことは深い、でも解りやすい。

結論だけ記述しておこう。

多種多様性~ダイバーシティ。
社会に一元的な課題なんてない。
沢山ある答えから見つけるんだ。

批判的思考~クリティカルシンキング。
ん、それ、ちょっと違うんじゃない?
自分の頭、自分の考え、自分の意見。
明らかに「知識」とは異なる。

人は「支え」があって、自由に生きる。
信仰、信念、家族、友達、仲間・・・。
人間存在の「深さ」を探ってみよう。

支える感覚も身につけてくださいね。
解決策だけじゃ正解ではありません。

「共感力」も大切ですよ。
声を聞き、寄り添う気持ちです。

グサッと刺さるようなお話でした。
メールいただいた事務局に感謝します。