先週から今日にかけて届いた本を少しずつ読んでいます!
順番が違いますが、まず先週届いたのが東京新聞望月記者の著書「新聞記者」
これは今第2章を読み終え第3章に入るところまできました。
TVや報道では知ることのできない、望月さんの葛藤や苦労話が伝わってくる本ですね!
難しい内容かと思ったら、案外読みやすく区切られている段落もしっかりしていて、途中読み飽きた時いい区切りなので。中身もすごく面白いです。
学生時代の苦労話、移籍話、ある事件をきっかけに検察へ逆に引っ張られ尋問をうけるなど、かなり苦労して取材をしていることが、うかがえる本でした。
もしこの本を読みたいなぁ・・・そう思うかたにはお薦めしたいところです。
☆☆☆
さて先月4月に亡くなられたスタジオジブリの高畑勲監督の追悼の意味を込めて、2冊一昨日注文し今日届きました。
- キネマ旬報2018年5月上旬特別号「高畑勲追悼特集」
- 「君が戦争を欲しないならば」岩波ブックレット
です。実を言えばキネマ旬報を買うのは初めての経験で、まだ読めてもいません。ただページをペラペラめくってる程度しか見れていません。もちろん中身は党や故人が関わっていた憲法9条の会の話など一切なく、高畑アニメーション映画の思い出を、鈴木プロデューサーや故人と親しかった映画人たちが、思い出を語っている特集の本です。
そして望月さんの「新聞記者」と同時並行で今日から読み始めているのが、高畑さんが生前岡山での講演をした時の記録が、岩波ブックレットになって販売されていることを、スタジオジブリの雑誌「熱風」で知ったので、購入し読ませていただいています。
「君が戦争を欲しないならば」まだ第2章に入ったばかりですが、空襲体験をした高畑監督しかわからない、焼夷弾(しょういだん)の威力や、その悲惨な現状翌日焼死した死体があちこちに散乱していたこと、そして偶然の偶然が重なり家族全員生き延びたこと、また映画火垂るの墓では戦争は止められない、また反戦映画ではないことも書いてありました。
高畑さんの死からもう1か月が経ちますが、日増しに監督が日本共産党に対し、多大な影響力を党員に与えてくださっていた事実を、亡くなる数年前に知ったのが、私自身とてもお恥ずかしいことでした。
高畑さんは党員ではありませんでしたが、東映動画にいたころ労組の委員長をやり、その時共産党と共闘してくださっていたことなど、ウィキペディアで知ることになりました。また憲法9条の会にも所属されていたことで、君が戦争を欲しないならばが岩波ブックレットを発刊させるきっかけになったのだと思います。
高畑さんはじめ岸井成格さんなど惜しいかたを今年は多く失ったと感じています。
こちらの2冊も絶版にならないうちに、ご購入いただけるかたは、ぜひ読んでほしい2冊です。
人間的に幼くまた情けないし、過去にはかなり粗暴なこともしてきた私ですが、今年亡くなられ安倍政権に批判的なかたがたにはどうか、天国から共産党が悪法に反対する意思や、憲法改正を反対を示す姿を、見守ってください。