自分は自分である。
何億の人間がいても 自分は自分である。
そこに自分の自信があり 誇りがある。
呑気に見える人々も 心の底を叩いてみると
どこか悲しい音がする。
幸福は 求めない方がいい。
求めない眼に 求めない心に 求めない体に 求めない日々に 人間の幸福はあるようだ。
愛は寛容であり 愛は情深い。
また ねたむことをしない。
愛は高ぶらない 誇らない。
不作法をしない 自分の利益を求めない いらだたない
恨みをいだかない。
不義を喜ばないで 真理を喜ぶ。
そして すべてを忍び すべてを信じ すべてを望み
すべてを耐える。
人間の気持ちは その時々に変化する。
今が幸せであれば 過去の全てはバラ色に 有意義に目に映る。
しかし 今が不幸であれば
過去は全て灰色で 無意味に思えるものである。
その意味では 過去を笑うべきではないし
過去を泣くべきではない。