NHK連続テレビ小説「マッサン」
第24週「一念岩をも通す」が始まります。
昭和23年(1948年)、
エリーは52歳となり穏やかな日々を送っていました。
エマは25歳になり進駐軍の現地職員に採用されて、
毎日頑張っていました。
戦後の不況で、
高価なドウカウイスキーはあまり売れていなかったが、
進駐軍からの評判は高く、会社の経営は順調であった。
そして貯蔵していたウイスキーの原酒も15年の月日が経っていた。
政春は熟成した原酒を使った新しいウイスキー「スーパードウカ」を開発、
ウイスキーで人々の傷を癒し日本の復興の役に立ちたいと考えていた。
さらに政春は、戦争で行き場を失った無縁故者たちを、
一時的に工場で預かり仕事を手伝ってもらうことにした。
政春は一生懸命に働く人々にドウカウイスキーを差し入れする。
しかしみなはそれに手を付けず、
美味そうに三級ウイスキーを飲む姿に困惑する政春だった。
さらに出資者の渡からも、三級ウイスキーをつくるよう命じられ政春は葛藤する。
すると突然、姉・千加子の息子・悟が訪ねてきました。
出征し、シベリアで抑留されて壮絶な体験をした悟は、
そこで三級酒を飲むことにより生きることを実感できたのでした。
しかしその貴重だった三級ウイスキーを、政春は安に「偽物」と呼ぶと、
では本物とは何か?誰のために酒を作っているのかと悟は反論します。
悟の言葉に政春は、ウイスキーの語源は「命の水」だと思いだし、
それにふさわしい、誰もが飲める安価な三級ウイスキーをつくることを決意します。
進駐軍で働いていたエマは、
アメリカへ行くことを勧められ、ぜひ行ってみたいと言い出します。
政春は困惑しますが、エリーは即座に賛成しエマはそれに向けて準備します。
そんな折、広島から千加子と政志が訪ねてきます。
悟が帰国したものの北海道に寄り戻って来ないため、
しびれを切らしてやって来たのだ。
悟は亀山酒造にとって跡取り、蔵の後継者であった。
政春は美味い三級ウイスキー作りに一から取り組んでした。
さまざまな原酒を使って試行錯誤を繰りかえした。
俊夫や悟も懸命にそれを手伝った。
手伝うにつれ悟はウイスキーの魅力、
そして政春の姿勢と感性に惹かれていった。
やがて三級ウイスキーが完成しお披露目会が開かれた。
ドウカウイスキーの三級ウイスキーは大変好評で、
次々と取引の要請が相次いだ。
会場には、かつて政春の鴨居ウイスキーを酷評した、
長越百貨店の澤田社長も来ており、
試飲した三級ウイスキーを絶賛していた。
そして悟はドウカウイスキーに残ることを決意する。
千加子は驚き反対するが、
政志はやりたいことをやってみろと激励する。
政志と千加子は悟を置いて広島へと帰っていった。
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